地方の築古アパートを中心に、区分マンションや戸建てにも投資をしています。
投資歴は10年を超えました。
最初に個人で不動産を買ったのは高校生の時です。この時は地方の築古戸建てを購入しました。
比較的若いうちから不動産投資をしており、不動産会社さんにご挨拶にうかがっても、未だにオーナーさんの面々の中では年齢が若くて驚かれることが多いです。
不動産投資に限らず、投資全般に言えることですが、
投資をするならなるべく若いうちに、早く始めるのが良いと思います。
とは言っても、若いうちは年収もそこまで高くない方が多いでしょうし、
投資はもう少し金銭的に余裕が出てきてから…
と考えている方が多いでしょう。
ですがそれでも、不動産投資はなるべく早く始めた方が良いと思います。
銀行の融資には制限がある
不動産投資をしている人の年齢層は40代〜50代くらいが中心になります。
ほとんどの人が「定年後もきちんとお金を生み出す何かを持っておかないと」というような考えで不動産投資を始めます。
ですが、これくらいから投資を始めると、定年まで10年〜20年といったところですよね。
銀行から融資を受ける際、銀行は
この人にお金を貸して本当に大丈夫だろうか?
返済能力があるだろうか?
というところを見ます。
基本的に、定年までを目処として融資を行うことが多いです。
そうすると、例えば50歳で不動産投資を始めたら、定年を60歳とすると、お金を借りられる期間がもう10年しか残されていないのです。
ですが、規模の大きい不動産を購入しようと思った時、できれば20年ローンを組みたい、ということが多々あると思います。
最近は融資期間も短くなってきてしまっており、10年や15年ということも多いですが、
融資期間が短いということは、それだけ毎月の返済額が大きくなるということ。
必然的に、規模を少し小さくしないと、返済が追いつかなくなってしまいます。
そこで20年ローンを組めれば、返済額が少なくなり、より大きな規模の不動産を購入することができるというわけです。
20代や30代から不動産投資を始めれば、20年ローンを組んでも40代50代です。
そう考えると、やはり若いうちから不動産投資をすることにどれだけメリットがあるかということが分かるのではないでしょうか。
関連記事:不動産投資に年齢制限はあるの?いつから始めるべき?
複利を考える
複利という考え方を知ると、より若いうちから投資することが大切であることがわかります。
複利とは、元金(もともとのお金)に利子がついていくのに対して、その利子にもまた利子がつく、という考え方です。
たとえば、元金(もともとのお金)が100万円あり、この100万円を金利2%(年利)で1年間預金したとすると、1年後には102万円になる。この場合、2万円は、元金に対してついた利子である。この2万円も含めて(つまり102万円を)再び金利2%で1年間預けると、1年後には104万円となるのではなく、104万400円となる。この400円は、利子である2万円についた利子である。
たとえば元金100万円だとして10%の年利で10年運用したとすると、最終的に約260万円程度になります。
それが、もし20年運用できると、672万円になるのです。
経過年数は10年が20年になるには倍の時間、と考えられますが、
得られる利益は倍以上、というわけですね。
この複利の考え方を知ると、やはり若いうちから投資をするということに大きなメリットがあることが分かると思います。
元金が100万円で計算をしたので、あまり大きな金額になっていませんが、
500万円が10%10年だと約1300万円に対し、
10%20年だと約3360万円になります。
全く金額が変わってくるのがわかりますね。
関連記事:不動産を安く買うためのコツ!どういう物件が狙い目?
戸建てや区分から始めるのも良い
若いうちから投資をすることにどれだけメリットがあるかということは分かったけど、やはりまだまだ自己資金が足りない、と悩んでいる人も多いと思います。
その場合は、少額から不動産投資を始めるのも良いと思います。
私も人生で初めて買った不動産は地方の戸建てだったので、金額は数十万円でした。
区分マンションも地方のものであれば安く買えるものも多いです。
そういった規模の小さいところから始めて、まずは不動産について勉強してみる、というのも手でしょう。
お金が貯まるまで…と思っているとどうしても月日ばかりが流れていってしまって、いざ不動産投資を始めようというくらいの貯金が貯まったら、不動産のことを何も知らないから勉強しなきゃ…となります。そうするとまた時間が経っていってしまう。
戸建てなどでもいいので、一つ不動産を持ってみると、どのように修繕したらいいのか、どこにどれだけお金がかかるのか、ということが肌感覚で身についていくと思います。
とにかくやってみることで、分かってくることってありますよね。
そういった小規模でもいいので、何よりも若いうちからやる、というのがやはり一番良いと私は思っています。
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