今回は賃貸経営における空室対策のうちのひとつといわれるウォシュレットについてお話ししてみたいと思います。
ちなみにウォシュレットという言葉が一般的には使われやすいですが、実はウォシュレットというのはTOTOの商標で正式には温水洗浄便座と言います。
また、この他にも洗浄機能付き便座やシャワー式トイレという呼ばれ方をすることもあります。
一般的に根付いている呼ばれ方がウォシュレットだとは思いますので、今回はウォシュレットで統一してお話しさせていただきます。
どうして設備としてウォシュレットが大事なのか
需要が高い
ウォシュレットは非常に需要が高い設備です。
物件を決めるときにどの設備を重要視するかというランキングでは常に上位にランクインしていますし、私も持ち家ではないので、賃貸物件を決める時はウォシュレットが付いているか、ということを必ず見ます。
感覚値ですが特に女性よりも男性の方がウォシュレットを使う人が多いような気がします。
女性よりも男性の方がお尻が弱い人が多いのかもしれませんね笑
つまり、男性単身者向けのワンルームマンションやアパートの場合は、ウォシュレットが付いているだけで他の物件と差別化しやすくなると言えるのではないでしょうか。
検索条件に項目がある
「SUUMO」や「HOME’S」などの賃貸ポータルサイトでは、条件を入力しある程度物件をスクリーニングして検索できるような機能がついています。
その中に指定できる設備条件としてウォシュレットの項目があるのです。
つまりウォシュレット付きの物件で入居を検討している人は、ウォシュレットが付いていない物件は目に入ることすらないということなんですね。
ほとんどの人が今はこういったポータルサイトで物件を検索して当たりをつけます。
ここで見つけてもらうことができない物件は内見もしてもらえません。
このようなポータルサイトで、いかに多くの人の目に留まるかを考える、ということが入居率を上げる秘訣だと言えるでしょう。
つまりウォシュレットだけでなく、ポータルサイトに条件として項目があるものをなるべく多く満たす物件であれば、競合がそれだけ少なくなると言えるのです。
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ユニットバスの場合ウォシュレットを付けるのは危険!?
実はAmazonや楽天といったインターネットショッピングサイトでもウォシュレット機器は販売されており、自分で取り付けることができるようなものもあります。
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マメなオーナーだと自分でウォシュレット機器を購入して物件に取り付けるという人もいます。
地方の物件の場合はウォシュレット機器を買って、管理会社の人に付けてもらうよう頼んでいるオーナーもいました。
しかしその中で問題になってくるのが3点ユニットバス型のトイレの場合です。
ユニットバスの場合は浴室の中にトイレがあるのですが、こういったタイプのトイレの場合はウォシュレットをつけるのは危険です。
漏電の可能性がある
ウォシュレットは電気製品なので湿度に弱いんですね。
ユニットバスでお風呂に入っている時にシャワーの水がかかってしまって漏電してしまうという可能性がありますので、入居者が感電してしまったら大変です。
そのため基本的に管理会社に話してもユニットバスの場合はウォシュレットをつけることはできないと言われることが多いです。
内装業者の方に相談しても「ユニットバスはウォシュレットは付けられないですね」と言われました。
ユニットバスの場合は通常は中にコンセントがありません。
ウォシュレットは電源コンセントが必要になりますので、新しく電源コンセントをつけるための電気工事も必要になってきてしまうのです。
湿度に弱い
水がかからなくても電気製品は湿度に弱いです。
湿度が高い所にずっとあることによって故障してしまう原因にもなります。
それが原因で火事が起こってしまうこともありますので、やはりユニットバスにウォシュレットをつけるのはリスクが高いと言えるでしょう。
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ユニットバスでも付けられるウォシュレットがある!
ではユニットバスでウォシュレットをつけることは不可能なのか、ワンルームマンションのユニットバス部分にウォシュレットをつけたくて実際に色々調べてみたのですが、
今は電源を使わずに水圧を利用して使うことができるウォシュレットが販売されていました。
価格帯も安いものだと3000円くらいのものもあり、それほど高いものではありません。
電源が必要なウォシュレットの場合だと大体2万円から3万円ほどはしてしまいますので、水圧を利用して使うことができるウォシュレットの方がローコストで設置することができる場合もあり、良いかもしれません。
ただ温水を引っ張って送ることができないと水でしか利用することができないというのが難点です。
実際に購入してつけてみようと思っていますので、またその時の様子などもお伝えできたらなと思います。
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