不動産投資、私も全くわからないところから勉強を始めたので、最初はネットで記事を読み漁ったり、本もたくさん読みました。
そんな私が実際に読んでみて、不動産投資初心者の方におすすめしたいなと思う本を今回は紹介してみたいと思います。
ただし本当に初心者向けです。投資の知識もあまりない、これから学んでいきたいという方向けになります。
不動産投資のはじめ方がよ〜くわかる本
一番最初にご紹介したい本がこちら。
実際不動産投資の勉強をし始めた時に読んだ本で、こちらのieRISEのサイトで記事を執筆する時も最初はかなり参考にした本でした。
目次
第1章 不動産投資とは何か?
第2章 不動産投資のメリット
第3章 不動産投資のデメリット
第4章 不動産投資の準備をする
第5章 投資する物件を選ぶ 基礎編
第6章 投資する物件を選ぶ 応用編
第7章 融資を依頼する
第8章 物件の管理をする
この目次を見ていただけるとわかると思うんですが、本当に基本的なところがすっきりとまとまっている本なんですね。
ぜひ不動産投資を始めようとする方へ、1冊目の本として選んで欲しいと思うくらい、基礎中の基礎をシンプルにまとめてある本です。
図やイラストなども入っており、大体の内容が見開きで完結するような構成となっているので、少しずつ読み進めてもストレスがありません。
毎日見開き何ページ分だけ読む、みたいな読み方でも良いと思います。
第一刷が2012年ではあるので少し古めではありますが、それでも基本的なところはあまり変わっていません。そもそも不動産業界は割とアナログなところが多いですから、上級者向けの法的な部分は刷新されることもありますが(つい最近の民法改正でも不動産業界ではかなり大きな変更がありましたし)、基礎を学ぶ上では問題ないと思います。
不動産投資の超基本
先ほど紹介した「不動産投資のはじめ方がよ〜くわかる本」よりも、基礎から少し発展した内容のお話が読めるのがこちらの本です。
目次のところを見ていただくとわかりやすいのですが、VS形式で論が展開されていきます。いくつか紹介してみますね。
目次(一部抜粋)
築浅VS築古 「7年物のマンションがベストなわけ」
リノベ済みVSリノベ要 リノベーションは自分でやってこそ
一棟VS区分所有 他人の都合に左右されない選択を
高層階VS低層階 最上階は避け、できれば3・4階を
湾岸VS山の手 歴史が証明する山の手の価値
大都市圏VS地方 空き家問題は首都圏でも進行中
いかがでしょうか?一部抜粋にはなりますが、興味深い論が展開されています。
目次を見てこの本を即買いしましたが、買ってよかったです。
よく言われる論争もありますが、中には不動産投資中・上級者が聞いても「なるほどな」と思うような内容が載っていると思います。
先ほどの本に比べるとこちらの本は作者の意見がかなり濃く出ている本にはなりますので、全ての内容に賛同できるわけではないと思うのですが、「そういう考え方もあるのかぁ」と勉強になると思います。
もちろん論理的に解説されているような情報もありますので、知識として持っておくと良いなと思う内容もあって満足度が高かったです。
不動産投資について、より具体的な話になってくる本ですね。
不動産投資かなら必ず体験する!本当にあった怖い話
前半は基礎的な話が多いのですが、第3章あたりから実際にあったトラブルの事例などを紹介していて面白かった本です。
こちらも目次を一部紹介してみたいと思います。
目次(一部抜粋)
第3章 死ぬほどきつかった!住民トラブルとその対策
16 100室所有で4度もあった入居者の死
17 牛を飼っていたの?と思うほど部屋を汚して逃げた滞納者
18 殺害現場の現状有委?日常にひそむ犯罪第4章 死ぬほど頭にきた!業者トラブルとその対策
20 購入した物件の管理会社が見つからない?
22 管理会社の引き継ぎミスで家賃収入が7割減に
第5章 「こんなはずでは…」物件購入後の誤算とその対策
27 業者の話を鵜呑みにするな!購入後にトラブル続出の物件
20 回付け予定物件の周辺に「その筋」の事務所があった
こちらの本も、オーナーさんの私見がかなり色濃く出ているものにはなりますので、全てが同意見、とはならないと思います。
ただそういう事例があるんだな、とかなり勉強になりました。
より実務的な内容を知ることができると思いますので、上記2冊を読んだ上で読んでもらうか、それなりに基本的知識はあった上で読んでいただいた方が楽しく読めるかなと思います。
これから不動産投資を始めようと思っている方には、より具体的にイメージがわく本かなと思いますね。
海外不動産投資はなぜドイツがいいのかホンネでお話いたします
こちらはおまけなのですが、今まで国内不動産のことしか考えていない私にとってかなり衝撃的な内容で面白く読むことができた本です。
海外のことはあまり視野に入れていないという方は必要ないと思いますが、そもそも国によって物件の構造が違うというお話があって非常に興味深い内容でした。
不動産が好きな方には楽しんでもらえる内容だと思います。