不動産投資の基礎知識

賃貸経営が難しいと言われる理由を知って、賢く経営していこう!

賃貸経営をこれから始めようと思っている方は、「賃貸経営はやっぱり難しいのかな」と不安になってしまうものだと思います。

 

ですが賃貸経営が難しいとされるポイントをきちんと理解していればそれに対して対策を練ることもできます。

 

特にこれから賃貸経営を始めようとしている方向けに

どういったポイントが賃貸経営が難しいと言われる部分なのか、ということについて解説していきたいと思います。

 

物件選びが難しい

 

まず賃貸経営で一番最初に難しいと感じるポイントは物件選びだと思います。

 

中古物件だとしても決して安い買い物ではありません。

そしてどんな物件を選ぶかということで、その賃貸経営が成功するかどうかが8割方決まるといっても過言ではないでしょう。

 

賃貸経営者初心者からしたら知識がないままに物件を買わなくてはいけなくなりますから、最初の一軒目というのはとても難しいと感じると思います。

 

実際に自分が賃貸に住んだ経験がある方、つまり賃貸物件を選んだ経験がある方の方が想像はしやすいのではないかなと思います。

 

  • その地域に賃貸需要が本当にあるのか?
  • 相場からしてどれぐらいの家賃設定だったら行けそうなのか?
  • その場合利回りはどれぐらいになるのか?

考えなくてはいけないことがたくさんあります。

 

最初は大きすぎないアパートなどから始めてみるのもいいかもしれません。

 

一度買ったらずっとその物件で勝負しなくてはいけないというわけではなく、途中で手放すことを視野に入れておいていいと思います。

関連記事:アパート経営を1棟4戸から始めるメリット

 

マメじゃないと難しい

 

賃貸経営を長く続けられているオーナーさんに共通していることが「マメである」ということです。

 

賃貸経営では不測の事態が起こることもよくあることなので、扱う物件数が多くなれば多くなるほど携帯電話も鳴りっぱなしという状態です。

 

特に繁忙期などもあって、連絡が重なることもありますから

それらに細かく対応していかなくてはいけません。

 

さらに物件の状態もきちんと管理がなされているかどうかなどを確認しにこまめに見に行く必要があります。

 

そういった日々の努力も必要なのが賃貸経営だと思いますので、よく不動産投資は不労所得なんて言い方をされますが、

全く自分が働かずに収入を得られる投資というわけではないのではないかと思います。

 

管理会社に管理を任せるのであれば、不動産会社の人たちとも信頼関係を築いていかなくてはいけません。

 

そういったことを面倒くさいと感じてしまうのであれば他の投資方法を考えた方が良いのではないかと思います。

 

不測の事態がよく起こる投資だからこそ楽しいという風に感じられる人じゃないと賃貸経営は難しいと感じるでしょう。

関連記事:不動産オーナーのクレーム対処のポイント

 

大金に動じない精神がないと難しい

 

賃貸経営では大きなお金を動かすことも多くなります。

 

金額が多くなれば多くなるほど精神的にも落ち着きが必要になりますし、

かかってくる税金なども税率のかけ方が違ってきたり細かく考えなくてはいけないことが多くなるので、

金額が大きくなっても動じない心が必要になると思います。

 

特に物件を購入するときや売却する時などは金額が大きくなりますので、金額が大きくなっても、細かい事業計画をイメージできるような落ち着きを常に持っておくことが大切です。

 

普段はあまり大金を動かさない仕事をしている場合は、なかなか賃貸経営で出てくる金額の桁に慣れず難しいと感じてしまう人もいるでしょう。

関連記事:賃貸経営で利益がでる秘密、知っておきたい不動産投資知識

 

不動産投資は利回りが下がって行くもの

 

他の投資とは違って不動産投資の場合は利回りが基本的に下がっていくものです。

 

物件は時間とともに価値が下がっていくものですし、それに伴って修繕なども必要になってきます。

 

もちろん経済に大きく左右されるので、物件を購入した時よりも資産価値が高くなり売却時にキャピタルゲインを得ることができるという場合もありますが

現在の日本経済においてはこのパターンは稀だと言えるでしょう。

 

特に利回りはネットで出回っているものはほとんどが表面利回りと呼ばれるもので、実際に賃貸経営を行ってみた時の利回りとは大きなズレがある場合が多々あります。

そういったところも含めて計算できるようにならないと賃貸経営は難しいでしょう。

関連記事:不動産投資の利回りの最低ラインはどうやって判断する?

 

想像力がないと難しい

 

最後に賃貸経営に必要なのは想像力なのではないかと思っています。

 

実際にそこに住むことを想像して内見しにくる入居者の想像をさらにしなくてはいけません。

 

内見しに来た時にどういう印象を持たれるのか、さらには良い印象を持ってもらうためにはどのような工夫をしたらいいのかということを考えなくてはいけません。

 

その物件に住んでからも長く住みたいと思ってもらうことのできるような物件であり続けられるように努力も必要だと思います。

 

つまり入居者の気持ちを常に想像しながらやっていかなくてはいけないのが賃貸経営というものでしょう。

 

とはいえ入居者に言われるがままになってしまうと利益を追求するのが難しい部分もあると思います。

その塩梅もまた難しいですよね。

関連記事:賃貸の平均居住年数の傾向と、長期入居促進の方法

 

今回は賃貸経営がどうして難しいとされるのか、そのポイントについてお話ししてみました。

 

賃貸経営が難しいとされるポイントを押さえておけば逆にそれに対して自分がどのようなことができるのかということも把握することができると思います。

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