売買知識

賃貸需要の調べ方!エリアのことを理解して不動産投資しよう

不動産投資を始める時に、不動産を購入するエリアについてたくさん調べると思います。

 

どんなに良い不動産を購入しても、

そのエリアの賃貸需要が低ければ、不動産投資は上手くいきません。

 

どの不動産を購入するか検討している時に、エリアの賃貸需要について調べることはとても重要なことです。

 

そこで、賃貸需要の調べ方について今回は解説していきたいと思います。

 

地元の不動産業者に聞き込む

 

まず一番賃貸需要を調べる時にやるべきなのは、

地元の入居付けを行なっている不動産業者に聞き込みをする、ということです。

 

やはり地域のことはその地域で不動産を取り扱っている業者に聞くのが一番でしょう。

 

その地域に出向いてみて、気になる不動産屋さんにふらっと入って話を聞いてみるのが一番話を聞きやすいかと思います。

 

その地域の不動産の購入を検討しているなら、実際に自分がそこを歩いてみる必要もあるでしょうから

そのついでに不動産屋に寄ってみましょう。

 

不動産の人と話をするだけでなく、

その地域を実際に歩いてみることによって、その地域の特性が見えてきます。

 

どういう人たちが歩いているのか、その地域の中でもどういう場所が住み良い、便利な立地なのか。

そういった目線で土地をフラフラと歩いてみる癖をつけると良いでしょう。

関連記事:不動産の売主と直接交渉をして物件を購入することはできるの?

 

不動産掲載サイトをチェック

 

現地に赴かずとも賃貸需要をある程度調べることができるのが不動産掲載サイトです。

 

実際にどのような物件がどれくらいの相場で出ているのか、ということを調べることで

その土地で不動産投資をするかどうかの判断材料が見つかるでしょう。

 

ものすごく賃貸需要が高いところでは安い物件はほとんど出ませんから

逆に安すぎる物件がたくさんあるようなエリアの場合は、賃貸需要があまりないと考えた方が良いでしょう。

 

そのエリアで購入しようとしている不動産と似ている条件の物件をいくつかピックアップし

どれくらいの家賃で貸し出しているのか、ということを比較してみて、シミュレーションをしてみると良いかと思います。

関連記事:大家が家賃を値上げするタイミング、妥当な条件とは。

 

仲介会社の数をチェック

 

その地域に仲介業者がどれだけあるか、というのも賃貸需要を調べるための一つの指標となります。

 

特に大手フランチャイズの店舗がどれだけあるか、ということに注目してみると

だいたいの賃貸需要を把握することができるでしょう。

 

大手フランチャイズと言えば

  • エイブル
  • アパマンショップ
  • ミニミニ
  • センチュリー21
  • ピタットハウス
  • ハウスコム

といったような会社です。

 

これら大手フランチャイズの場合は、賃貸需要があまりないところには支店は出しません。

だからこそ、賃貸需要を見極める一つの指標となるのです。

関連記事:アパート経営をする時は名刺を作った方がいい?どうやって作る?

 

ライフルホームズのエリア別空室率を調べる

 

エリア別で空室率を調べたい時に役立つのがライフルホームズの全国の賃貸用住宅の空室率一覧です。

このように、まず都道県別の空室率を見ることができるようになっています。

総数に対しての空き家のパーセンテージを見ることができるので、比較もしやすいですね。

さらに都道府県がクリックできるようになっていて、クリックしてみると

地域別に空室率を見ることができるようになっているんですね。

 

北海道なんかはかなりエリアとしては広いので、このように地域別に見ることができるようになっているのはとても良心的だと思います。

 

ちなみにその地域もさらにクリックできるようになっています。

するとマップが出てきて、エリアの中でも入居希望者がよく閲覧している地域と、そうでない地域をみられるようになっています。

目星のついている物件があれば、周辺の状況も見ることができるので

かなりこのツールはおすすめのツールですね。

ちなみにこういった詳細なデータまでみられるようになっています。

賃貸需要を調べる時はこういったデータも参考にしてみましょう。

 

空室率は10%〜20%台なら問題ないと思いますが

30%を超えてくる地域に関してはかなり高めで、人が住まない地域、と考えた方が良いと思います。

関連記事:マンション購入によって税金対策ができる仕組み

 

エリア別に持ち家率を調べる

 

インターネットで「<エリア名> 持ち家率」と調べるとその地域の持ち家率もだいたい調べることができます。

 

通常だいたい持ち家率は6割〜7割ほどで、それ以上の地域は珍しいです。

賃貸需要が高いところで持ち家率が5割程度のところは狙い目ですね。

 

持ち家率が高いエリアではなかなか不動産投資をしていくのは難しいので

空室率などが低くても持ち家率が高いエリアはあまりおすすめできません。

 

賃貸需要を調べる時は様々な角度からの分析が必要ですので

いくつかの指標を定めて、多角的に研究していきましょう。

関連記事:賃貸経営の利益率ってどれくらい?どんなものに左右されるの?

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