売買知識

入居者退去時のハウスクリーニング代、相場はいくら?何をしてくれる?

入居者の退去があるとかかってくるのがハウスクリーニング代ですよね。

特約によって入居者負担としている物件もありますが、基本的にはクリーニング代はオーナー側が負担するものです。

今回はこのハウスクリーニング代について、費用相場はいくらなのか、またどんなことをしてくれるのか、ということを解説していきたいと思います。

オーナーと入居者、どちらが負担するもの?

まずハウスクリーニング代について、オーナーと入居者、どちらが負担するものなのか、というところがよくトラブルになるポイントです。

原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を見てみると、生活していて、普通に入居者が掃除をしてくれているのであれば、通常はオーナーが負担するもの、とされています。

ここで難しいのが、普通に生活していて、普通に掃除をしている、という文章の捉え方ですよね。

例えば綺麗好きな人は換気扇やエアコンの掃除も一年に一回はするでしょう。

そういった箇所の掃除をしない人は5年10年と掃除をしない人もいます。

これは人によって感覚が違うところなので難しいところです。

例えば原則禁煙にしているお部屋で入居者が隠れてタバコを吸っていて、お部屋にヤニによる変色が起きている、というような場合は入居者にクリーニング代を請求することができます。

これは入居者に過失がありますから、正当な事由として認められるでしょう。

ですが、「掃除が行き届いていない!」という理由でクリーニング代を請求するのは難しい場合もあります。

そのため、賃貸借契約を行う時に契約書に特約を設けて、クリーニング費用を入居者負担とする内容に同意してもらう、というやり方をしているオーナーさんもいらっしゃいます。

最近は多くの物件でこの特約が採用されており、賃貸契約ではクリーニング費用は入居者負担としているところも多いです。

内容としては、「クリーニング費用を一律5万円とする」といった文言を加えたり、

敷金からクリーニング費用を支払い、残金は返金する、とすることもあります。

逆に敷金は返金しない代わりに、クリーニング代なども後から請求することはない、という内容にしている場合もあります。

関連記事:原状回復費用と敷金の相殺で起こりがちなトラブル

ハウスクリーニング費用の相場

ハウスクリーニングの費用相場は間取りが大きくなればなるほど高くなるイメージです。

大体下記のような相場になるでしょう。

  • 1R・1K…1万5000円~3万円
  • 1DK・1LDK…3万円~5万円
  • 2DK・2LDK…3万円~8万円
  • 3DK・3LDK…5万円~10万円
  • 4DK・4LDK…7万5000円~13万円

クリーニング費用は地域差もあります。

どうしても競争が働いている地域では安いところも見つけやすいですし、

地方のクリーニングを副業的にやっている業者さんと仲良くなれば、修繕のついでにクリーニングを安くやってもらうといったこともできます。

これは物件を所有する中で、お付き合いを広めていくと多少安くしていくことができるポイントかもしれませんね。

ある程度戸数を持っていれば定期的にクリーニングが発生しますので、業者さんともお付き合いしていきやすいと思います。

クリーニングの費用は、使用する道具や洗剤、技術の違いなどによっても変わってきます。

退去時のクリーニングに関しては、最上級状態に仕上げる必要はないと思います。

必要最低限のクリーニングができて、次の入居者が気持ちよく入居できる状態になっていれば良いですから、あまり良いプランを選ばなくてもいいのかな、と個人的には思っております。

もっと言えば、内見にきてくれた入居検討者の印象が悪くならない程度にクリーニングされていれば問題ないでしょう。

関連記事:賃貸物件の内見の印象を良くする!ウェルカムボードなどの空室対策

ハウスクリーニングは何をしてくれるのか

ハウスクリーニングは居室内全てが対象になりますが、

大まかに清掃場所を分けると以下のような感じになると多います。

  • 玄関・廊下
  • キッチン・ダイニング・リビング
  • 浴室
  • 洗面所
  • トイレ
  • 個室

その他、床のワックスがけやベランダ、窓などがあります。

掃除の範囲によっても値段が変わってきます。

個人的には気になるのは水回りかなと思います。

水垢がついていたり、カビが生えていたりすると印象が悪いので、中でも

  • キッチン
  • 浴室
  • 洗面所
  • トイレ

に関しては必ずハウスクリーニングをお願いした方が良いと思いますね。

ハウスクリーニングでは経年劣化したものを綺麗にすることはできません。

床の凹みや壁紙(クロス)の剥がれなどです。

そのため、ハウスクリーニングとあわせて、クッションフロアの張り替えやクロスの張り替えなどを退去時には行うことが多いです。

特に入居期間が長かかったお部屋なんかは、床やクロスは一度やってしまわないと、ハウスクリーニングをしてもお部屋がかなり汚く見えてしまいますね。

逆に床とクロスを張り替えてハウスクリーニングを入れれば、築古の物件でもかなり見栄えがよくなります。

アクセントクロスはガラッと印象が変わっておしゃれな雰囲気になるのでおすすめですよ。

関連記事:アクセントクロスとは?リフォームでお部屋の雰囲気をガラッと変える

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