賃貸物件を経営するオーナーが力を入れるべきは、やはり内見時の印象をとにかく良くする、ということ。
一般的に内見者は2〜3軒はお部屋を見るものですから、どれだけ良い印象を残せるか、あとから思い出してもらえるかということが大切です。
ウェルカムボードは入ってすぐのところに
こんなに高いウェルカムボードを買う必要はありませんが、100円ショップなどでコルクボードは売っていますので、とにかくお部屋に入って一番最初に目に付くところにウェルカムボードを設置しましょう。
お部屋の間取りや、アピールポイントなどをまとめておくと良いと思います。
そしてそういったウェルカムボードがあるだけで、「大家さんが頑張ってる人なんだな」というのが伝わります。入居者になかなか伝わらなくても、管理会社には必ず伝わりますからね。
頑張ってる大家さんの物件は紹介したくなる、という話はやはりよく聞きますよ。
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スリッパを置こう
管理会社さんが内見の時はスリッパを持ってきてくれるものですが、複数人で内見する人の場合スリッパが足りない、なんていうこともあります。
物件にスリッパが置いてあれば管理会社さんも楽ですよね。
こちらもここまで高いスリッパを用意する必要はないですが、100円ショップだとちょっと見栄えが悪いというか、安っぽさが出てしまうこともあります。
おすすめは3COINSですね。
消毒スプレーなどコロナ対策も
まさかコロナでこんな世の中になってしまうとは…というくらい色々なことが変わってしまいました。
内見する方にも安心してお部屋を見てもらえるように、こういったアルコール消毒は一つ置いておいても良いと思います。
もちろんこれも管理会社の方が用意してくれることもありますが、最近は管理会社の方が一緒にお部屋を回らない、セルフ内見のこともありますので、置いておくと良いかなと思います。
寒い季節はホカロンを
寒い季節、寒い地域の物件の場合はホカロンが置いてあるといいですね。
実際私も空室の玄関横に置いています。
手がかじかんでいることを想定して、貼らないホカロンにしています。
ポップなんかを置いておいて、「おひとつどうぞ」とか「内見ありがとうございます」みたいな言葉が添えてあると好印象かと思います。
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お部屋の香りは大事
特に築古の物件なんかは空気が淀みやすく、古いお家の臭いがしてしまいがちです。
空室期間が長いと下水の臭いもあがってきてしまうので、できれば近くにある物件ならこまめに換気をしておきたいところですね。
ルームフレグランスなどをおいておくと印象も良くなります。
無意識の部分ではありますが、かなり匂いは印象に直結しやすいです。
せっけんの香りやホワイトムスクなど、男女問わず好かれる匂いを選ぶと良いでしょう。
華やかな印象を持たせる造花や緑
こういった造花系のものも最近は100円ショップで十分見栄えが良いものを買えるようになりました。
100円ショップだとセリア、ダイソーあたりがおすすめです。
少しこういったものが置いてあるだけで全然印象が違うんですよね。
生活を想像させるポップ
お部屋のアピールポイントとなるところにポップを設置して「ここでガーデニングができます」だとか、「こちらの窓は南向きで、よく太陽光が入ります」みたいなコメントを入れておくと、
「もしここに入居したら…」という生活を想像してもらいやすくなります。
ポップも100円ショップで購入することができますので、活用してみましょう。
奥の手 クオカード
どうしても入居が決まらない物件では、入り口付近にクオカードを置いておいて、「内見のお礼」として見てくださった方に1枚持っていってもらう、ということをやっているオーナーさんもいます。
これは性善説に基づいたやり方ですね笑
印象には残るのかな、と思います。
好みもあると思いますが。
引越し後すぐ使えるグッズ
引っ越してすぐは荷解きが面倒なので、すぐに使うことができるグッズみたいなものをまとめて「使えるものがあればどうぞ」という形でプレゼントするオーナーもいます。
使い捨ての紙皿、紙コップなんかはあっても困らないですよね。
スポンジや洗剤類を置いておくというオーナーさんもいました。
防災セットはあって困らないので、これをプレゼントする、というオーナーさんもいます。
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押し入れをクローゼットに
ふすま式の押し入れは簡単にふすま扉のレールを利用してクローゼットに変えることができる商品が出ています。
大規模な工事を行わなくても簡単にリフォームすることができ、印象がぐっと変わりますので、和室がある築古物件なんかはいいですよね。
ランプシェードを変える
こちらも和室の雰囲気をがらりと変えてくれるランプシェード。
イケアはおしゃれで安いものが多いのでいいですよね。
和室の場合は部屋の隅に間接照明を置くのもおすすめです。
電気スイッチを変える
ボタン部分は簡単には変えられないですが、スイッチカバーの部分は簡単に変えることができて、これだけでずいぶん印象が良くなるのでおすすめです。
最近は100円ショップでも売っているところがありますね。
網戸の張り替え
網戸も実は自分で張り替えることができます。
業者に頼むと高いですが、自分でやれば1000円くらいで済みますし、あまり難しい内容ではないので、張り替えはおすすめです。
ノブを変える
築古物件だとどうしても古さが出てしまうのがドアノブの部分。
特にトイレのノブは気になることが多いので変えてしまうのがおすすめです。
自分で付け替えることができます。
ペーパーホルダーを変える
こちらも同じくトイレ部分ですが、ペーパーホルダー部分を変えると途端におしゃれに見えます。
そこまで高いものでもないので、トイレなどの水回りは少しでも印象が良い雰囲気にしておいた方が良いでしょう。
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賃貸はとにかく第一印象が命!記憶に残るためにどんなレイアウトにすればいいのか考えるのも大家の楽しみの一つだと思います。