不動産投資の基礎知識

不動産投資は副業になる?サラリーマンが不動産を始める時に知っておきたいこと

最近は副業を行うサラリーマンの人も増えてきました。

その中で不動産投資に興味を持つ人もいると思います。

不動産投資は実は副業にならない規模で行うことができます。副業禁止の会社であっても不動産投資を行うことができる場合があるんです。

 

企業が副業を斡旋する世の中へ

 

そもそも最近は大手企業が副業を解禁するなどして、徐々に企業側も副業を斡旋するような世の中になってきていると思います。

というのも昔とは違って企業での終身雇用が当たり前ではない時代になっていました。

 

昔は100年続く企業というのがたくさんありましたが最近では10年続く事業は珍しいといわれるくらいです。

いつ自分の勤めている仕事を失うかもわからない世の中で、複数の収入源を作りたいと思うのは普通のことでしょう。

 

また本業とは別に副業で収入を得られることによって逆に本業に集中しやすくなるということもあると思います。

そういった意図から企業側も、さらに社員に副業を勧める世の中に行くでしょう。

関連記事:貸し倉庫やトランクルームを副業としてやるのはどうなのか?知っておきたい基本知識

 

不動産投資は副業になる?

 

さて問題の不動産投資は副業になるのかという部分ですが、これは不動産収入が事業規模なのかという判断基準で決まってきます。

 

この判断基準は【5棟10室以上】と言われていて、戸建であれば5棟、アパートやマンションであれば10室未満の希望であれば事業的規模ではないと判断されて副業とカウントされません。

副業を禁止している企業でも投資は禁止されていないと思います。

あくまで事業規模の収入でなければ不動産投資は副業にならないというのが一般論となります。

 

そもそも企業が副業を禁止しているのは労働時間の増加によって本業の効率が下がってしまうことを懸念しているからです。

休みの日にしっかり休むことができないことによって時間と体力を奪われてしまいます。

そのため副業を禁止しているところが多いのですが、不動産投資はサラリーマンがお休みの土日に時給で働くアルバイトではありません。

もちろん管理会社などにお願いして管理なども外注することができます。

 

不動産投資は資産運用の一種ですから、場合によっては親族からの相続などでそのまま運用していることもあるでしょう。

個人が所有している資産を運用することに対して授業が口を出すことは基本的に出来ません。

ただ不動産投資自体を会社の規定で禁止している場合もありますので念のため確認しておいた方が良いとは思います。

関連記事:不動産を副業でやる時に持っておくと役立つ資格とは?

 

サラリーマンが不動産投資をするメリット

 

ここからはサラリーマンが不動産投資をするメリットについて解説していきます。

融資が通りやすい

 

不動産投資を行う場合最初は物件を購入することになりますがほとんどの場合が金融機関から融資を受けて物件を購入することになります。

金融機関は融資を受ける人の属性を調べていくらまで融資を行うかということを決めるのですが、安定した給与所得があるサラリーマンの場合は融資を受けやすくなります。

逆に収入が安定的でない場合は返済の確実性が低いので融資審査が通りにくくなるんですね。

こういった面でサラリーマンは不動産投資をするのに向いていると言えます。

 

固定収入を得られる

 

家賃収入という長期的な固定収入が見込めますので、本業に集中できるというメリットもあるでしょう。

収入源を分散することができるのでリスクヘッジにもなると思います。

 

団体信用保険に入ることで生命保険代わりとすると考える人もいるでしょう。

将来年金がどれくらいもらえるのか不安だという若い世代にとっては、老後も家賃収入が見込めるというのが不動産投資のメリットだと思います。

関連記事:不動産投資において団信に入る意味とは?生命保険代わりになる?

 

時間に縛られる副業ではない

 

不動産投資は時間に縛られる副業ではありません。

時給で働く仕事ではないので、本業の仕事をしながら行うことができます。

一般的に言われる副業と言うと、どうしても休みの日に時間を使って自分が働かなくてはいけない場合が多いですが

管理会社に管理をお願いすれば、緊急時以外は自分が働く必要はありません。

本業をやりながらでもできる稼ぎ方だと思います。

関連記事:不動産投資の融資で見られる属性について解説

 

副業として不動産投資をする時の注意点

 

フットワークの軽さは不動産投資に大きく影響する

 

本業のあるサラリーマンでも不動産投資をするということができないわけではないのですが、やはりフットワークの軽さが不動産投資に大きく影響してくる部分はあります。

 

例えば新しく売りに出された物件が出た時に、不動産会社とやり取りをしたり現地に視察に行ったりということがなかなかサラリーマンだと難しくなってくることもあると思います。

今日の仕事をしている時はどうしても連絡を取ったりすることができないというような状況でやっていかなくてはいけないのはなかなか難しいところもあると思います。

 

物件は近い方がいい

 

本業がありながら不動産投資を行う場合は物件の様子を見に行ったりするのも自分の休みの日じゃないとできないでしょう。

そう考えると自分がよく行く場所だったりすぐに行くことができる場所に物件を持っておいた方が良いと思います。

 

確定申告は自分でやる

 

不動産の収益が年間20万円以上ある場合は、サラリーマンであっても自分で確定申告を行わなくてはいけなくなります。

確定申告だけ税理士にお願いするという方法もありますが事業規模でない場合はあまり現実的ではないかもしれません。

そういった煩わしさはあると思います。

関連記事:不動産収入の確定申告はいくらからしなくてはいけないの?

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