アパート経営を行う際は、どのような設備のお部屋にしていくか、ということも入居率を左右するとても重要な要素だと思います。
中でも見落としがちなのがガス会社。
ガスの種類としては
- 都市ガス
- LPガス(プロパンガス)
の2種類がありますが、どちらを選んだらいいのでしょうか?
プロパンガスの方が高い?
一般的には都市ガスに比べるとプロパンガスの方が価格が高いですし、入居者の中でもプロパンガスに対して抵抗がある人が多いのは事実でしょう。
都市ガスは料金が一律であるのに対しプロパンガスは会社によって料金やサービスが異なります。
そのためプロパンガス会社をしっかりと比較検討し選べばガス料金の価格を抑えることができるだけでなく
プロパンガス会社のメリットを享受することができるので良いとこ取りになるわけですねいいとこどりになるわけですね。
そのためにも多くのプロパンガス会社の料金やサービスなどを比較検討することが大切です。
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プロパンガスを選ぶメリット
付帯設備を付けてくれる
プロパンガス会社は会社によってサービスが異なり、自社で契約をしてもらうために各社が様々なサービスを用意しています。
例として挙げると、
- 給湯器の無償貸与、交換
- 全室エアコン無償設置
- キッチンのリフォーム
- 追い炊き機能の追加
というようなサービスです。
この給湯器もライズマネジメント所有の物件のものですが、かなり古くなっています。こういったものもガス会社さんによっては交換してくれます。
また、切り替え時に販売奨励金を出してくれるようなプロパンガス会社もあります。
上記に挙げたような付帯設備サービスを実施しているプロパンガス会社が多く、
ガス以外の他の設備を整えることができるのがプロパンガス会社を選ぶメリットと言えるでしょう。
メンテナンス費を削減できる
エアコンや給湯器などをプロパンガス会社によって設置してもらっている場合は、それらのメンテナンス費用が浮きます。
例えば給湯器なんかは壊れると20万円ほど費用がかかってくるものですし、10年に1度ぐらいのペースで壊れるものではあるので
こういったところを負担してくれるプロパンガス会社というのは、オーナーのメンテナンス費用を削減するのにも役立つのです。
災害時に強い
これはオーナーというより入居者目線になりますが、都市ガスに比べるとプロパンガスの方が災害時に復旧しやすいという特徴があります。
都市ガスに比べるとプロパンガスの方が嫌煙されがちではありますが、
地震大国でもある日本なのでそういったメリットもしっかり解説していくことで納得してもらうということも大切なのではないでしょうか。
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プロパンガス変更時の注意点
ここまでプロパンガス会社を利用するメリットについて話してきましたがプロパンガス会社を利用する際の注意点もあります。
契約期間
プロパンガスというのはその性質上、設置をするのにとてもお金がかかるものとなっています。
プロパンガスを設置すれば安定した供給が見込めるので、
プロパンガス会社としては契約時に投資をして、その後の毎月のガス料金を徴収することで利益を得ているというようなビジネスモデルとなっています。
そのため利益をきちんと出すために、プロパンガス会社では契約期間を10年、もしくは15年というくらい長く設けているところが多く
途中で解約をしてしまうと回収できていない設置費用相当の解約金が発生するような契約内容になっていることが多いです。
契約をする前にこの部分をきちんと確認しておく必要があります。
また契約期間の途中で建物の売却を考えている場合は、
プロパンガス会社の契約を継続すること、解約をする場合でも解約金などは負担しないというようなことを、
売買契約の内容に加える必要があるでしょう。
2017年6月からの法改正
2017年6月1日に液化石油ガス法施行規則および運用・解釈通達の一部が改正・施行されました。
プロパンガス会社は会社によってサービスが異なりますが、それはあくまでオーナー向けのサービスです。
オーナーが設備投資を削減することができる代わりに都市ガスに比べるとプロパンガスは使用料が高くなっている例が多く
つまりはオーナーが得をする代わりに、そのぶん入居者に負担がかかっているという状態でした。
それを明確化する義務が発生するようになったのがこの法改正です。
契約内容を入居者にも明らかにしなくてはいけないという内容のもので、勝手にガス料金を上げることもできなくなっています。
入居者にとっては「こういう契約内容なのであれば都市ガスの方がいい」と言う人もいるかもしれません。
ただプロパンガス会社の中には都市ガスとあまり料金が変わらないような会社もあります。
どのプロパンガス会社を選ぶかということが一番重要なのではないかと思われます。
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ガス会社は入居者目線で選ぶ
中にはプロパンガスの利用料金が高いからという理由で退去をしてしまう入居者もいます。
プロパンガスを契約するのはオーナーにとってはとてもメリットが大きいように感じますが、
それによって入居率が低くなってしまうようでは本末転倒です。
地域によって供給ができるガス会社が異なってきますので、
なるべく多くのプロパンガス会社を比較してその中から入居者にとっても条件が良いと思われるプロパンガス会社と契約をすることが大切でしょう。
見積もりを出す時に利用料金だけでなく、どのような設備付帯をすることが可能なのかということも一緒に聞いておくことで
オーナーにとっても良い条件のプロパンガス会社を見つけることができるのではないかと思います。