自分が所有しているリゾートマンションを売却することになり、先日不動産会社さん3社にお願いして不動産の査定に来ていただきました。
3社のピックアップ基準や、最終的に何を要因として業者を決定したか、といったところは別の記事で詳しく書いておりますので、よろしければぜひそちらもご覧ください。
最近親戚が所有している物件を業者に買い取ってもらったという話を聞いて、
「あちゃ〜〜」と思っていました。
もちろん今回私は不動産業者の買取は全く視野に入れておりません。
というのも、業者に買い取ってもらうのは手っ取り早いのですが、相場の7割くらいの価格になってしまうのが普通なんですよね。
査定に来てくださった業者さんがみなさん「買取も行っておりますので」と言ってくださっていましたが、
それは全く選択肢にないことは先にお伝えしておきました。
所有している物件は、なるべく高く売りたいですものね笑
不動産買取をお願いするのはどんな人?
査定に来てくださった不動産業者さんのうちのお一人が、不動産買取のことをかなりしっかり解説してくださったので、その話をご紹介しておきたいと思います。
不動産買取を業者にお願いする人は、
- 早く売って現金にしてしまいたい人
- 売るのに何かしらのリスクがある物件を抱えている人
のどちらかなんだそうです。
私の親戚は現金が早く欲しいというわけではなかったと思いますが、
端的に言えば、不動産の売却の時に諸々の作業や手続きが面倒だったのでしょうね。
つまり、どちらかといえば前者なのだと思います。
確かに売却をするというのは大変なことですが、そこで簡単に買取を選択していたら不動産投資の旨みがガックリ減ってしまいます…もったいないなぁ。
逆に上記2点に当てはまるのであれば、買取を検討しても良いかもしれません。
速く売って現金にしてしまいたい人
不動産業者の方とお話しをする中で、「どれくらいの期間を目安に売却したいと考えているか」という質問をいただきました。
肌感覚ではありますが、物件を売りに出してみて、大体3ヶ月くらいを目安に売れるといいかなというイメージではないかと、業者の方とも話しておりました。
それ以上同じ物件が掲載され続けていると、やはり頻繁に情報をチェックされている「今物件を購入しようと考えている人」には「この物件なかなか売れないな」と思われてしまうものです。
掲載期間が長くなってきたら値下げしていく必要もありますが、これもまた「値下げしても売れないんだなぁ」と思われてしまう原因に笑
やはり3ヶ月を目安に売主をどうにか見つけたいですね。
それを踏まえつつの価格設定になってくるのかなと思います。
しかしそんなことは言っていられない!今すぐ現金が欲しい!という方の場合、買取を選択するわけです。
3ヶ月よりももっと早く現金が欲しい、確約でお金が発生するようにしたい、という場合は、買取という選択になるわけですね。
買取であれば、価格の設定や値下げなどを考える必要もありませんので、楽は楽です。
業者から提示された金額で売るか売らないかの判断をすればいいだけですから。
関連記事:不動産の売却価格の決め方
売るのに何かしらリスクがある物件を抱えている人
物件を売却しようにも何かしらのリスクがあって、売るのに苦労しそうな物件の場合。
物件が売れ残ってしまう可能性も加味して、不動産業者に買取をしてもらう、というケースです。
不動産業者に買取をしてもらう場合は、相場の約7割程度の価格になってしまうことが多いですが、
物件そのものにリスクがある場合はさらに金額が落ちることが考えられます。
例えばお部屋の中がかなり汚くて、しっかりリフォームをしないと売れなそうなお部屋だったり、
水回りなどで何か大きな問題を抱えている、といった場合ですね。
結局買取を行ってくれる不動産業者も、買い取った物件をリフォームして売り出すことになるので、
買取で提示してくる金額はリフォーム費用がそれなりにかかっても利益が出るように設定するでしょう。
それを手間賃として捉えるかどうか、な気がします。
関連記事:不動産を売却する前にリフォームした方が高く売れるの?
不動産が好きなら、買取という選択肢はない
私は不動産が好きで不動産投資を行っているので、
買取という選択肢は「もったいない!」としか感じません。
ですが、不動産にあまり興味がなくて、「とにかく早く売ってしまいたい、面倒なことは避けたい」と思っている方なのであれば、買取という選択肢もアリなのかなと思います。
不動産の買取はほぼ確実に損失が出ると思って良いでしょう。
でなければ業者も買取しませんから笑
好きでやっている私は、
自分である程度リフォームをしたり、どれくらいの金額だったら買い手が見つかるかな、といったことを考えるのが好きなんですよね。
投資として不動産を所有するのであれば、こういったところが楽しめる方が良いのかなと思います。
自分で仮説を立ててチャレンジしてみるのは、確かにリスクもありますが、とても楽しいですよ。