売買知識

不動産投資クラブで詐欺にあうこともあるので注意が必要です!

不動産投資のことをあまり勉強しないままに不動産投資クラブに入って、そこで不動産投資を始め、投資詐欺にあってしまう、という人が少なからずいらっしゃいます。

不動産投資はしっかりと勉強して投資をすることができれば、きちんと利益を出していけるものだと思いますが、残念なことに、詐欺まがいの話が多い業界でもあります。

今回は不動産投資クラブの危なさについて、

これから不動産投資を始めようとしている不動産投資初心者の方向けに解説してみたいと思います。

川上物件を買うための投資クラブ、という謳い文句に注意

不動産投資クラブに入会するのに数十万円、というようなところが結構あります。

あとは高額すぎる不動産投資セミナーですね。

このセミナーを受ければ、このクラブに入れば、川上物件を紹介してあげます、という触れ込みがとても怖いなと思います。

川上物件というのは、まだ物件の売り出し情報が市場に出回っていないような、うちうちで情報共有されている物件のことです。

売りに出される不動産というのは、まず内輪で情報が公開され、

その中で買い手が見つからなかったら、インターネット上に掲載して世間的に情報を共有する、という流れが多く、

まだあまり情報が出回っていない物件が川上物件と呼ばれるわけですね。

川上物件とは?なるべく良い不動産を見つける方法 不動産投資業界ではよく「川上(かわかみ)」「川下(かわしも)」という言葉が使われます。 見つけ出さなくてはいけないのは川上物件。...

とてもアナログですが、川上物件を掴むために、なるべく人との繋がりを増やすべき、というのが不動産投資業界ではよく言われていることなのです。

ですがこれは私的には半分本当で半分嘘、という感覚です。

確かに川上物件というのはあって、私もお世話になっている不動産業者の方から、まだネット上に出していない売り出し物件の情報をいただくことがあります。そしてそのまま購入することもあります。

ですが、業者の方から紹介される物件が全て良い物件というわけではありませんし、

ネットで毎日新着物件を見ていれば、「これは!」と思うようなお宝物件に出会えることもあります。

すでに複数のアパートやマンションを所有していますが、

ネットで情報を見つけて購入した物件もありますし、いまだにネット上に掲載された物件情報を見て問い合わせをすることもあります。

確かにアナログの繋がりも大切ではあるのですが、

不動産投資クラブのようなものに入らないと良い物件には出会えない、というわけではありませんので、最初からそういうところを頼らなくても良いのではないかなと思います。

関連記事:不動産投資の勧誘で不動産を購入してはいけない理由

投資クラブで紹介された不動産業者が優秀だとは限らない

投資クラブと管理会社がグルになって詐欺のようなことをしている、ということもあります。

投資クラブにて「優秀な不動産業者を紹介します」という触れ込みがあることがありますが、

正直不動産業者というのは飛び込みで開拓していっても良いものです。

Googleマップで検索すれば、クチコミや評価も見ることができますしね。

特定の投資クラブから紹介された人だから不動産業者が特に優しくしてくれる、というわけでもないでしょう。

実際投資クラブに入会していて紹介された不動産業者があれば、その不動産業者の評判をまずネットで調べてみてください。

どのような物件の紹介や管理を得意としているのか、ということを直接聞いてみるのも良いと思います。

また、不動産業者は飛び込みでも対応してくれるところがほとんどです。

投資をしたいと思っている地域の不動産業者に飛び込みをしてみて、色々話を聞いてみるなどしてみましょう。

いくつかの不動産業者とコンタクトを取れば、

どこが良くてどこが悪いか、というのが段々自分で判断できるようになってきます。

そういった地道な努力ができない人は、そもそも不動産投資には向いていません。

勉強する気がないのであれば、不動産による投資はリスクが高すぎます。

簡単にネットで売買ができる株式の方が良いかもしれません。

関連記事:株か不動産か、投資をするならどっちがいいんだろう?

紹介される物件の優劣がわからないうちは投資するべきじゃない

売出し中の物件というのはネットでも情報をたくさん見ることができますよね。

不動産投資クラブに入る前に、そういった物件をネット上でたくさん見てみて、データの比較をしてみましょう。

例えば自分が住んでいる地域で売り出されている物件を見てみます。

もちろん購入を検討している地域があるのであれば、その地域の物件でもOKです。

自分が購入できそうな価格帯の物件を探してみます。

間取りや築年数などの条件を設定して揃えてみて、出てくる類似物件の比較をしていきましょう。

ある程度条件が揃っているものなら、価格帯も似てくると思うのですが、いくつも物件を見ていると、「お、これは安いな」とか「これはちょっと高すぎるな」というのがわかるようになってきます。

今度は「なぜ安いのか」「なぜ高いのか」というところを考えていきます。

それだけでもだいぶ物件を見られるようになっていきます。

そういった目を養えれば、そこから投資クラブに入会する、というのでも全然良いでしょう。

投資クラブに入るのにもまとまったお金がかかることが多いですが、

物件を見る目が養われていれば、投資クラブで紹介される物件が良い物件かどうかの判断ができます。

知識もないままにクラブに入って、そこで言われるがままに紹介される物件を買って、紹介された管理会社に管理を任せて、というのは危険です。

関連記事:不動産を購入する時気をつけたい詐欺の手口とは?

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