そろそろ築30年を超えてきた集合住宅を収益物件として所有しています。
北海道エリアの物件で、20戸あるものなのですが、以前は満室経営ができていました。
ただここ最近、空室がなかなか埋まらないようになってきて、
これが築30年を超えたあたりから続いており、どうにかして入居率を上げられないか、と管理会社の方といろいろご相談しつつ空室対策を試してみている状況です。
今回は実際に取り入れてみた、簡単にできる空室対策をご紹介してみたいと思います。
お風呂場に、シャンプーなどを置く場所を設置
最近Airbnbを使って色々な賃貸物件に泊まってみる、ということをしているのですが、
これをしていて「不便だな」と感じたのが、お風呂場のシャンプーなどを置く場所がない、ということでした。(もしくは置き場が不安定で、その場でシャンプーをプッシュすることが出来なかったり、洗っている間にシャンプーが落ちてきたり…)
自分自身が賃貸物件に住んでみないと分からない部分ですね、これは。
床に直で置くこともできるわけですが、汚れがたまりやすくなってしまったり、かがまないと取れない不便さがあったりと、住んでみると感じる問題です。
そこで管理会社の担当の方とお話して、ニトリで売っている磁石でつけられるタイプのホルダーを設置していただくことになりました。
こういった設置に関しては、商品代をご請求いただく形でお願いすることが多いです。
大きなものの場合はこちらで商品を購入して発送、設置をお願いし、設置費用をご請求いただくこともあります。
実は管理を担当してくださっている方が同じものを自宅でも使われているとのことでした。
実際に使われている方が設置してくだったので、
多分「この位置が使いやすい」というのもわかってくださっていると思います。これはありがたいですね。
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キッチンが狭いことを考慮して設置した
こちらの物件はキッチンが狭く、
料理をしようとすると、フライパンを温めながらまな板を使って食材を切る、ということがどうしてもできないような造りになっていました。
そこで、こういったものを設置してみることにしました。
やはり賃貸物件に住んでみるとわかることですが、キッチンが狭いと自炊をするときにとても困ります。
こういった小さなことでも、やはり「自分がそこで生活することをイメージする」ということをやってみると、「ここがこうだったら…」というのが見えやすくなってきます。
ご自宅をお持ちの不動産投資家の方にはなかなかわかりにくい部分ではあると思うのですが、
Airbnbなどを利用して、ぜひ賃貸物件に少し長めに宿泊してみる、ということをやってみてください。
自炊なども自分でやってみると、気づきが多くなるかと思います。
アクセントクロスの導入で一気にお部屋の印象が変わる
空室が増えてきたなぁと感じるお部屋ではアクセントクロスの導入を行なっています。
全方向のクロスを色付きにするのではなく、一面だけアクセントで色付きを入れる、という方法にしています。
色がついているクロスも凹凸のないシンプルなものでしたら、一般的な白のクロスと値段は変わらないことがほとんどです。
そのため、クロスの張り替え時に一面だけアクセントクロスにする、ということを行なっています。
ターゲットが男性のお部屋の場合は、
- グレー
- 濃い青
- 濃い緑
といった深めの色を入れるようにしています。
畳のお部屋は特にアクセントクロスにするだけで印象がグッとモダンな感じになりますね。
逆に女性がターゲットの場合は、少し淡い色にすることが多く、
- 水色
- 薄い黄色
- 薄いオレンジ
などを入れることが多いです。
こちらのお部屋の場合はクッションフロアも合わせて張り替えました。
クッションフロアやクロスの張り替えは原状回復では多くの場合必要になってきますので、
そのタイミングでアクセントクロスや、少し柄の入ったクッションフロアなどを選んでみるといいかもしれません。
たくさん物件を持っている場合は、全てのお部屋でこういったレイアウトを考えなくてはいけなくなってしまいますので、かなり大変ではあります。
私の場合はクロスの色が間違っていたりしたら嫌なので、型番を調べて、このブランドのこの型番でお願いします、というようなお願いの仕方もしています。
これを一つ一つやろうとすると結構大変なんですよね。
ですがこれがオーナーの楽しさの一つでもあるかなとも思います。
自分の好きなようにお部屋をコーディネートできますし、それによって入居付けが早くなった感覚があると嬉しいです。
また、こういった試行錯誤をしていると管理会社の方にも「熱量のあるオーナーだ」と思ってもらいやすい節はあると思います。
管理会社の方のお話を聞くと「頑張ってるオーナーは応援したくなる」ということをよくおっしゃってますので、応援してもらえるオーナーになれるよう、これからもこういった細かいところまで頑張ってやっていきたいなと思っております。
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