先日都内のワンルームマンションを投資用物件として購入したのですが、そのマンションが3点ユニットバスでした。
ワンルームだとこういったタイプのバスルームになっていることが多いと思うんですが、これの問題点が一つ。
ウォシュレットをつけられない、ということです。
賃貸物件にウォシュレットがついているかどうか、というのは物件を選ぶ上で重要項目になる場合もあります。
今回、どうしてもウォシュレットを設置したくて無電源ウォシュレットというものを初めて導入してみました。
これがとてもよかったので、今回はこちらについて、導入事例を踏まえつつ詳しく解説していきたいと思います。
三点ユニットバスにウォシュレットは何故つけられない?
三点ユニットバスにそもそもなぜウォシュレットを設置することができないのか、疑問に思った方も多いと思います。
実は三点ユニットバスは漏電の危険性があるため、基本的に電源をつけられないようになっています。
カーテンはあるものの、すぐ隣でお風呂に入るわけですから危ないですもんね。
ちなみに三点ユニットバスの場合は、照明にもきちんと防水できるカバーをつける必要があります。
三点ユニットバスだとしても、たまに電源が中に設置されている物件もあるのですが、そういった物件でも管理会社に「ウォシュレットを設置したい」と依頼すると「ユニットバスにはつけられません」と回答されてしまうことが多いです。
そこで今回紹介したいのが無電源のウォシュレットです。
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無電源ウォシュレットの仕組み
無電源ウォシュレットの仕組みですが、どうやら電気の力ではなく、水圧の力を使って水を噴射しているようです。
ウォシュレットを設置するとなると本体だけで1万円前後するイメージですが、調べてみたら無電源のものは3000円台で販売されていました。
三点ユニットバスの場合は、洗面台の下にある水道の配管から分岐させて水を持って来れば使えるようです。
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実際に設置してみた!
実際に設置してみた様子がこちら。
昔のコンロのように操作部をひねるような形で使うのですが、ずっと手で押さえている必要はなく、ここらへんがいいな、というところでちゃんと止まるようになっています。
左のレバーで
- ウォシュレット
- ビデ
- ノズルクリーニング
を選べるようになっており、中央のレバーで強弱、右のレバー温度の調節ができます。
電源から電力を供給して使うタイプのウォシュレットはこの操作盤がボタン式になっているので、多少アナログ感はあるかもしれませんが、そんなに気になりません。
ビジネスホテルのユニットバスなんかもこういったウォシュレットが使われていることがありますが、使用感としては問題ないんですよね。
ちなみに配管はこんな形になっています。
前はかなり錆びてしまっていたので綺麗になって満足です。
こちらも特に見栄えが悪いとかでもないので問題ないでしょう。
3点ユニットバスにウォシュレットはつけられないのかな〜と悩んでいたのでこれは本当にチャレンジしてみてよかったです。
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ウォシュレットを設置したかった理由
実は大手の賃貸物件検索ポータルサイトでも「ウォシュレットが設置されている」ということが物件スクリーニングの条件の一つに入っていることがあります。
つまり賃貸物件を検索する時に「ウォシュレットがあるのは絶対!」と思っている入居希望者が一定数いる、ということです。
私も物件を借りる側の方で検索することがありますが、やはりウォシュレットがついているかどうかは内見の時にも確認します。
特に今回のワンルームマンションは高級住宅エリアにあるワンルームで、そういった設備的なものはきちんとしている方が入居が見込めそうでした。
入居者ターゲット層としては男性で、女性と男性だと男性の方がウォシュレットの使用率が高いという統計もネットで見かけたので、やはりウォシュレットはあった方がいいのかなと思います。
多少家賃が高くなっても設備がしっかりしている方がよい、と考える入居者は特に高級住宅エリアでは多いでしょう。
家賃をあげれば回収できる部分でもありますので、設備はしっかりさせておいた方が良いのではないかなと考えました。
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ウォシュレット取り付けにかかった費用
無電源ウォシュレットはこちらで購入して業者に取り付けをお願いする形で設置をしました。
本体はネットで3000円台で購入したもので、取り付け費用がだいたい1万円前後。
税込でも全体で1.5万円くらいで取り付けが済んだ形になります。
ユニットバスでも導入ができ、なおかつお値段的にもリーズナブルなので、これから収益物件へのウォシュレット設置を考えているオーナーにはぜひおすすめしたいですね。
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