不動産投資をする時はみなさん物件選びから始めますよね。
たまに現地を見に行かず、ネット上の情報だけで物件を買うようなオーナーさんもいらっしゃいますが、私はこれには反対です。
ストリートビューなんかもありますので、確かにネットで得られる情報は多くなりました。
周辺環境もネットで調べられますし、充分情報を集められると感じる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、例えば
- 建物内部の共用部の劣化具合
- どんな人が住んでいるのか
- 近所に変な人が住んでいないか
といったようなことは現地に行かないとわからないことです。
不動産を購入する時は必ず現地に行って内見をするのがおすすめです。
ではその内見、何時頃に行けば良いのか、ということ、できれば時間帯を変えて何度か訪れてみて欲しいです。
時間が異なれば見えてくるものもまた違ってくるからなんですよね。
今回は不動産の内見について、時間帯別で見るべきチェックポイントをまとめてみたいと思います。
午前中
朝早くから内見ができることもあります。
その場合にチェックするべき項目は以下の通りです。
- ゴミ集積所の様子
- エレベーターの混み具合
- 日当たり
ゴミ集積所というのは、その建物の治安が出るところでもありますので、どの時間帯に内見に行っても確認するべき箇所ではあるのですが、
朝早くに内見をする場合はまだゴミが収集されていないところを見られるかもしれません。
ゴミがきちんと分別されているか、荒らされていないか、といったところをチェックしてみましょう。
粗大ゴミが放置されていたり、管理が行き届いていないな、というような物件は注意が必要ですね。
特に区分マンションなんかは、管理がきちんとできていない、管理組合が機能していない可能性もあります。
また、タワーマンションや戸数の多い集合住宅の場合はエレベーターの混み具合も見ておきましょう。
以前タワーマンションに住んでいたことが私もありますが、通勤ラッシュの時間帯はとにかくエレベーターが来なくて朝は大変でした。
個数が多い物件には暮らしてみないとわからない不便さがありますね。
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午後
お昼過ぎから夕方以降は、近隣の様子を観察できる良い時間帯です。
- 騒音
- 西日のさし方
- 近隣住民の様子
などをチェックしましょう。
学校や幼稚園、公園などが近くにある場合は、午後の時間帯、子供の声が騒音につながりやすいです。
高齢者向けの住宅だったりすると、日中も在宅していることが多いので、子供の声がうるさいことへクレームが入ったりすることもあります。
また、西向き、東南向きに開口部があるお部屋に関しては西日のさし方もチェックしておくと良いですね。
西日ががっつり入ってきてしまうお部屋だと、夏場に高温になりやすく、それを嫌う人が一定数います。
対象物件や周辺物件の住民の出入りがある場合は、どんな人が住んでいるのか、ということも観察しておくと良いと思います。
近隣に住んでいた変な人のせいで入居者が退去してしまう、というケースも結構あるものです。
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夜
夜に内見する際は、
- 駅からの道
- 周辺環境(騒音や臭いなど)
などをチェックしておくと良いでしょう。
ファミリー向けや、女性がターゲットの物件の場合は、夜の駅からの道はしっかりチェックしておいた方が良いです。
明るい道が少ない物件だと、なかなか選ばれにくいというのがあるかもしれません。
また、昼と夜だと物件の見え方も大きく異なります。
夜に印象がよくない物件の場合は、入り口付近にライトを取り付けるなどの工夫が必要かもしれませんね。
内見を夜だけしかしないのも注意です。
夜見たら綺麗に見えたけど、お昼間明るい時間帯に建物を見たら、結構外壁が汚かった、というようなこともあり得ます。
周辺にお店があるような物件の場合は、騒音や臭いなどがないかもチェックしておきたいところです。
以前内見に行った物件で、隣がお惣菜屋さんで、窓を開けたら油の臭いがすごい…ということがありました。
工場が近い場合は洗濯物に嫌な臭いがついてしまう、というようなこともありますね。
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建物のターゲット層の目線になって内見をすること
実際に入居を検討してくれる人が内見に来る時は、
「自分がもしここに住んだら」という考えを念頭に物件を見ます。
そのため、その人の気持ちになって、物件を見るということがとても大事です。
ファミリー向けの物件と、男性単身者向けの物件では見るポイントが全くことなります。
ファミリー向けの場合はやはり治安や騒音問題、学校からの距離などが見られることが多いですが、
男性単身者の場合は利便性が優先されたり、価格が安いことが大事だと捉える人もいるでしょう。
ターゲットの目線になって、色々な時間帯で物件を見に行ってから決めることが大切です。
業者に内見の依頼をするのは一度で良いと思いますが、例えば午前中に内見に行ったのであれば、今度は一人で夜に、駅から物件までの道を散策してみる、などしてみると良いかと思います。
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