年金をちゃんともらえるかどうかなんてわからないから、老後の資金は自分で稼がないと…。
老後に2000万円程度の貯金がないと生きていけない…。
そんな理由で、老後を見据えて不動産投資を始める、という方が多いですよね。
老後のために不動産投資をする、というのはどうなのでしょうか?
つまり、若いうちから老後に備えて不動産投資を始めてみる、ということですが、
不動産に関する知識が何もないところから素人が始めて、本当に年金の足しになるような収益を得ることができるのでしょうか?
そのメリットデメリットについても解説していきたいと思います。
なぜ不動産投資を選ぶのか、動機はあるか?
老後のための資金として不動産投資を選ぶ。そこにきちんと説明することができる動機はあるでしょうか?
もちろん、不動産を見るのが楽しい、といった単純な理由でも構いません。
ただ
- 「よく耳にするから」
- 「周りの人がやり始めたから」
- 「セールストークを聞いて気になったから」
というような理由だと少し不安です。
というのも、投資なら株式投資でもいいわけですよね。
他にも
- FX
- 投資信託
- 外貨預金
- 積み立てNISA
- REIT
など、色々方法はあります。
不動産業をやってみて強く思うことですが、不動産は新規参入のハードルがものすごく高いなと感じます。
不動産業者にはお得意様がすでにいて、良い物件はネットに掲載する前にお得意様にまず紹介されます。
ネットに上がるような物件はそういったお得意様のふるいにかけられて、そこから脱落した物件なんですよね。
不動産業者さんとの信頼関係はものすごく大事ですし、地方エリアになればそれはもっと色濃くなります。
それよりも株式の方がずっと始めやすいんです。
確かに不動産の方が規模は大きいですが、その分リスクも大きくなります。
どうして不動産を選ぶのか、ということはまず最初に理由づけできた方が良いでしょう。
関連記事:株か不動産か、投資をするならどっちがいいんだろう?
不動産投資のデメリット
不動産投資のデメリットはやはり規模が大きい、ということと、
さまざまなリスクが考えられる分、そのための対策として考えなくてはいけないことも多い、ということです。
- 空室リスク
- 家賃滞納リスク
- 家賃下落リスク
- 災害リスク
などなど、考えることはたくさん。
保険の勉強もしなきゃいけないし、家賃相場についても常に研究が必要。
空室が出れば、そのお部屋が埋まるまではヒヤヒヤ。
そういったことをやるのが煩わしい、といって不動産を手放す人も多いです。特に数字の計算をするのが苦手な人は億劫になりがちですね。
ただ逆を言えば、数字を見るのが好きだったり、試行錯誤して運用していくのが好きだという人は向いていると言えるでしょう。
関連記事:不動産投資に向いてる人ってどんな人?個人的にだけど考えてみた
老後を見据えた不動産投資のメリット
若いうちから老後のことを考えられている方は、若ければ若いほど不動産投資は良いことがあります。
若い方が融資を長く受けやすいからです。
逆に定年間近…くらいの年齢になってしまうと融資期間がとれませんので、最悪融資が受けられない、投資もできない、ということになります。
融資を受けることができれば、長い期間、借りたお金で資産運用ができるわけですから、不動産投資はそれが一番の魅力かなと思います。
規模が大きい分、稼ぐことができる金額も大きくなりますしね。
サラリーマンの方は安定した収入がありますから、より融資も受けやすいでしょう。
どれくらいの年収を得たいのかで逆算していく
老後のために不動産投資を始めるのであれば、まずは年金がいくらもらえる予定なのか、計算してみるところから始めてみてください。
そして、具体的にそこにあといくらあれば満足か、考えてみます。
それを計算することによって、不動産投資で年収どれくらいになればいいのか、といことが数字として見えてきます。
あとはその数字と照らし合わせながら物件の規模を考えていくと良いでしょう。
年金の足しに…くらいに思っているのであれば、最初はあまり大きい規模にせず、ワンルームマンション投資くらいから始めるのが堅実で良いかと思います。
規模が大きい不動産はそれだけ失敗した時のリスクも大きくなりますから、不動産投資を始める時は練習と思って始められる規模の方が良いです。
そして何より、不動産投資のことを学ぼうとする気持ちが大切です。
不動産投資をするということに重きが行ってしまって、不動産投資で黒字にする、ということにいまいち頭が向かない人が多いです。
不動産は購入する時点でその不動産投資が成功するかどうかの8割が決まってしまうとも言われています。
なので「とりあえず買ってから勉強」というわけにはいかないのです。
購入する前に、不動産投資の勉強をしっかりしましょう。
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