売買知識

不動産投資物件の内見をする時に見るべき室内のポイント

良さげな投資物件を見つけたら、必ず現地視察に行きましょう。

中には現地を見ずに投資物件を購入される方もいますが、物件は必ず現地に見に行った方がいいです。

たしかにGoogleマップもありますし、ネット上で拾える情報も多くなりました。

最近では内見もオンラインでやっている不動産屋も少なくないですからね。

ただやはり現地に行かないとわからないことはたくさんあります。

今回は、現地視察に行った際、特に室内を見る時のチェックポイントを解説していきたいと思います。

間取りや室内設備の整合性

物件を見に行く時は物件情報が書かれているマイソクという資料を必ず持っていきます。

まずはこのマイソクに書かれている間取りや設備が実際のものと相違ないか確認しましょう。

実際に見てみて確認がとれたものにはチェックを入れていく、などしても良いと思います。

マイソクに書かれている情報は必ずしも全てが正しいとは限りません。

間取りが少し違ったりすることもありますし、例えばモニター付きインターホンと書かれているのに実際に見てみたらインターホンはあるけどモニター付きではなかった、なんていうこともあります。

自分の目で見てチェックする、ということが大切です。

関連記事:不動産投資ではどんな間取りが人気なの?

臭い、騒音、揺れ

特に現地に実際に視察に行かないとわからない

  • 臭い
  • 騒音
  • 揺れ

に関してはチェックしておきたいところです。

近くにゴミ処理場や工場などがある場合は、日中臭いが気になるという物件もあります。

こういった施設は嫌悪施設として表記がないことが多いですから、現地に行かないと気づくことができません。

また、騒音、揺れに関しては感じ方に個人差があるので明確な指標がないのが難しいところではありますが、ファミリー向けの物件の場合は特に配慮が必要なように思います。

線路脇の物件や、幹線道路が近い物件は確認しておきたいですね。

お部屋の床に座ってみて、目をつぶってみると揺れを感じやすいと思います。

入居する人はそのお部屋で毎日寝るわけですから、それをオーナーとして感じておくと、入居付けのイメージがしやすいでしょう。

人気エリアであれば空室は埋まるかもしれませんが、揺れや騒音がひどいと長く住んでもらうのが難しくなる可能性があります。

関連記事:線路沿いの物件は購入しても大丈夫?

キッチン、台所など水場のシンク下

水回りはもっともリフォーム代がかかる部分です。

購入を検討している物件は必ず水回りをチェックし、どれくらいのリフォーム代金がかかりそうなのか、ということをある程度予測しておけると良いでしょう。

水漏れやカビの発生などないか、水場のシンク下の扉を開けてチェックし、配管が下に抜けていると思いますが、そこがきちんと塞がれているかもチェックします。

ここが塞がれていないと臭いがあがってきてしまったり、そこから虫やねずみなどが侵入する可能性があります。

関連記事:不動産投資の修繕費目安、どんなものにどれくらいお金がかかる?

お風呂・トイレ

同じく水回りのお風呂、トイレ。

例えば和式のトイレなら洋式するのにもかなりお金がかかりますし、お風呂も古いタイプのものだと風呂釜から総取り替え、という形になるかもしれません。

数十万円から100万円単位でお金がかかってくるのがこの部分です。

関連記事:トイレを和式から洋式に変更!修繕費の相場はいくら?

天井に雨染みがないか

天井は全てのお部屋でチェックするようにしましょう。

雨染みなどがある場合は、雨漏りが発生していたり、外から雨などの水分が建物内に入り込んでしまっている可能性が高いです。

このような場合、例えば屋上の防水はきちんとされているか、外壁を最近リフォームしたのはいつなのか?雨樋などの水捌けはきちんと機能しているか、などチェックしていって、どこを修繕すれば改善できるのかを考えなくてはいけません。

雨漏りのために修繕したはずなのに、なんども雨漏りを繰り返してしまう、ということもあり、修繕費がかさむことがあります。

不動産投資初心者の場合は、雨染みがあるような物件だと難易度が上がるでしょう。

関連記事:雨漏り物件を購入しないために見るべきポイント

ベランダ

ベランダは意外と見落としがちなポイントです。

外なのであまり見ないままに終わってしまう人もいるのですが、ベランダもできれば扉を開けて、外に出るところまでチェックしましょう。

ちなみに扉の開け閉めをする時に立て付けも見ておくと良いです。扉の立て付けはその建物の傾き具合を知るのに良い指標になります。

実はベランダから外の景色を眺めてみたら、近くに嫌悪施設があった、ということもあります。

見られたくないような角度が見えてしまう、ということもあるでしょう。

実際に入居者はそのお部屋で生活をするわけですから、「自分がもしここに住むとしたら…」という目線を持って物件の内見をすることが大切です。

もちろん100点満点のお部屋である必要はありませんし、それはなかなか難しいでしょう。

ですが、他のお部屋よりもそのお部屋を選ぶ理由が見あたるお部屋でなくてはいけません。

関連記事:レントロールとは?不動産購入のときにチェックするポイント

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