不動産投資の基礎知識

収益物件を所有し運用するメリット、他の投資と何が違う?

投資商品にも色々なものがあります。

これから投資を始めようと思っている方はどの投資方法を選べばいいのか悩んでいる人もいるでしょう。

 

今回は収益不動産を購入して不動産投資をするメリットについて、他の投資方法と比較しながら解説していきたいと思います。

 

自分でコントロールできる範囲が広い

 

不動産投資の良いところは自分でコントロールすることができる範囲が広いところです。

例えば株だと自分が大株主でもない限り会社の業績を良くしたり、自分の意思によって会社の経営方針を変えることはできません。

 

ですが不動産投資であれば収益物件の修理やリノベーションを自分のタイミングで行うことができます。

法人化している場合は決算に合わせて、こういったまとまったお金がかかる修繕などの時期を調整していることもよくあることです。

 

また入居付けの工夫をしてみたりして自分なりに考えて運用していくことができるのも不動産投資の魅力でしょう。

内見に来てくれた人が良い印象を持って帰ってくれるようにと色々な工夫をしているオーナーもいます。

相性が悪い場合は管理会社を変えたりすることもできます。

関連記事:管理会社の態度が悪い時はどうしたらいい?委託先を変えるのも一つの手!

 

競争が激しくない

 

外国為替や株などに比べると不動産投資の場合は流動性が低くなるので競争がそこまで激しくないと言えるでしょう。

正直言うと新規参入が難しいという投資方法だとも言えると思います。

地方の物件なんかはその土地に根付いた不動産業者と関わりがないとなかなか良い収益物件を紹介してもらうことができません。

 

FXのようにその日のうちに何回も買っては売りというのを繰り返すようなことも不動産投資の場合はできません。

 

簡単に参入することができない投資方法だからこそ競争が激しくないと言えます。

もちろんそのぶん難しさもありますけどね。

 

インカムゲインがメイン

 

投資の場合は

  • 値上がり益であるキャピタルゲイン
  • 安定収入であるインカムゲイン

の二つの収入があります。

 

多くの投資の場合はいくらかと言うとキャピタルゲインがメインの収入ですが、不動産投資のメイン収入は特に日本の場合はインカムゲインの方になります。

海外投資家の場合はキャピタルゲインを狙って日本の不動産を購入する人も多いですが、

基本的には不動産投資の旨味はインカムゲインの方だと言えるでしょう。

キャピタルゲインを得られる可能性ももちろんありますけどね。

 

とはいえ、きちんと最後に物件を売却することができないとせっかく家賃収入をえられていても赤字になってしまうので、出口戦略をしっかりと考えることは大切です。

関連記事:築古アパートの6つの出口戦略

 

インフレに強い

 

日本で紙幣や国債増刷によるインフレを想定した場合、相対的に貨幣価値が下がります。

海外に行くとよく感じることですが日本の物価は気がします。

貨幣の価値というのはその時々によって変わってしまうものなので、実物資産として資産を持っていた方が価値は上がります。

 

そのため借入金を活用して不動産投資を行っている方が資産の持ち方として安全であると言えるでしょう。

関連記事:タワーマンション節税ができる仕組みとそのデメリットを解説

 

レバレッジをかけられる

 

外国為替、貴金属、株などは借入金を活用することができませんが不動産投資の場合は借入金を活用することができます。

借入金を活用することによって貯金が貯まるのを待たずに高額の収益物件を購入することができます。

 

同じ利回りだとしても物件の規模が大きければ大きいほど収益は高くなりますので、レバレッジをかけることでより早く大きな収益を生み出すことができるのです。

 

また借入金を活用することによって金融機関により属性や収益物件のチェックをしてもらうことができます。

第三者目線でチェックをしてもらうことができるのも借入金を使うことができる不動産投資のメリットでしょう。

 

収益性が低いと判断されたらお金を貸してもらうことはできませんからね。

関連記事:築古物件でも融資は受けられる?物件の選び方は?

 

生命保険代わりになる

 

借入金を活用して不動産投資を行う場合は団体信用生命保険という保険に加入するのが一般的です。

これは死亡、高度障害時に相続人に借入金のない不動産が残される制度のことです。

 

この制度は他の金融商品にはない制度です。

関連記事:不動産投資において団信に入る意味とは?生命保険代わりになる?

 

管理を委託できる

 

収益物件の管理は管理会社に委託をすることができます。

これによって地方物件にも投資をすることができますよね。

 

もちろんこの管理会社も自分で選ぶことができるので、途中で管理会社を変えるというようなこともあります。

 

サラリーマンでも副業として不動産投資を始めることができる要因と言えるでしょう。

関連記事:不動産投資で地方物件に投資する時のメリットデメリット

 

節税になる

 

他の投資とは違って不動産投資の場合は不動産所得を赤字にして給与所得と損益通算させることにより説明をすることができます。

また税務上の評価をあえて下げることで相続税の節税も可能です。

関連記事:相続税対策として不動産を購入すると良い理由

 

人脈が広がる

 

不動産投資は他の投資と違って人と関わりあってやって行く投資方法です。

不動産業者と主に密に連絡を取り合って運用をしていくことになります。

 

最初は人脈を作るのがとても難しいとは思いますが、ある程度人脈を作っていくことができれば様々な恩恵が受けられるのが特徴です。

人と関わり合うことを楽しめるタイプであればとても楽しい投資方法なのではないかと思います。

関連記事:不動産投資初心者にはなかなか良い物件は見つけられない?どうしたらいいの?

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