不動産管理

アパートに名前をつける時に気をつけたいこと。入居率にも影響する!?

アパート経営をする時に、そのアパートの名前をオーナーが決めることになると思います。

オーナーチェンジの場合は、以前の名前と違う名前をつける、ということも可能ですよね。

 

実はアパートの名前を変えるだけで空室率に影響が出たりすることもあります。

アパートの名前はとても重要な意味をもっているのです。弊社の物件でも、入居する方が避けてしまうようなアパート名だった場合、変更するようにしています。

 

アパートの名前で空室率が変わる

 

あるアパートでは、名前を変更してから数ヶ月で満室になった、という事例もあるほど

アパートの名前は空室率にも影響してくるものなんですよ。

 

住人にとってはアパートの名前というのは日常的に使うものです。

住所を伝える時に必ずアパート名を口にすることになりますし、年賀状や免許証、郵便を出す時など、意外と自分の住所を書く機会って多いんですよね。

 

そういった時に、イメージの良くない名前にしてしまうと

その度に少し恥ずかしいような気持ちにならなくてはいけないので

やっぱりいい名前をつける、ということは大事なんですよね。

アパートの場合、例えば「佐藤さん」というオーナーの場合、「佐藤ハイツ」という名前をつけたりするんです。

自分の名前をつけたい、というオーナーは多いものです。しかし、入居者側からすると、「ヘレンレジデンス帯広」とかの方が良かったりするんです。

こんな小さなことでも、空室率は変わるのです。

関連記事:古いアパートは地震が不安!耐震チェックのポイントを紹介します

 

名前を変えるだけでイメージアップできる

 

アパートの名前を変えるだけでイメージアップをすることもできます。

 

例えば古い木造物件だと未だに「○○荘」だったり「○○コーポ」という名前がついているのですが

どうしても名前の雰囲気が「古い感じ」を出してしまっていますよね。

 

これを変えるだけで「新しい感じ」を醸し出すことができるのです。

 

実際の築年数なんかは物件情報を見てしまえばわかってしまいますが

名前を変えるだけで新しい雰囲気を出すことができるなら、とてもコストがかからないイメージアップですよね。

 

現在持っている物件の名前が少し古い感じがする、と思うなら

まずはアパートの名前を変えてみるところから始めるといいかもしれません。

 

修繕と比べたら名前を変えるのはコストもかかりませんしね。

関連記事:経年劣化による老朽化?あるあるポイント

 

アパートの名前をつける時の注意

 

では実際にアパートの名前をつける時に、

どういうポイントを気をつけたらいいのか、ということを紹介していきたいと思います。

 

地域名が入っているか

 

まず一番最初に重要なことは、アパートの名前に地域名が入っているかどうか、ということです。

 

駅名でもいいですね。

 

住所があるからいいじゃないか、と思う方もいるかもしれませんが、

賃貸住宅情報サイトなどに物件が掲載される際は、多くの場合、アパート名が大きく表示されるものです。

 

なので、パッと見た時に大体どこらへんの場所にそのアパートがあるのか、ということがわかるように

アパートの名前に地域名を入れることは非常に重要なことなのです。

 

他のアパートも見てみても、ほとんどのアパートが地域名や駅名が入っているでしょう。

 

特に人気の場所なのであれば、地域名が入っているだけで

その物件のイメージも上がると思います。

 

読みやすいか

 

地域名の場合は致し方ないところはありますが

アパートの名前に読みづらい漢字が入っていたり、読みづらい英語が入っていたりするのはあまり良くありません。

 

やはりシンプルでわかりやすく、読みやすい名前をつけたほうが

入居者にとっても優しいですし、住所を伝えたり書いたりする時もストレスを感じなくて済むでしょう。

 

おしゃれかどうか

 

やはりアパートの名前がおしゃれであれば、なんとなくそのアパートに対するイメージもよくなるものです。

 

女性向けのアパートであればなおさらこの部分は重要だと言えるでしょう。

 

英語にしてしまうと少しおしゃれ度が弱いので

フランス語の単語をつけているアパートが多いようです。

 

物件名でよく聞くメゾンやシャトーというのはフランス語ですね。

 

近くの物件とかぶっていないか

 

Googleマップで調べれば近くの物件の名前も調べることができます。

 

近くの物件と名前がかぶっていないか、似通っていないか、きちんと調査しておいたほうが良いでしょう。

 

似た名前の物件があると、郵便配達で行き違いが生じたりと、

実際に面倒なことが起こってくる可能性があるので、これも名前をつける上では確認しておきたい事項です。

 

長くなりすぎていないか

 

アパートの名前が長すぎると住所を書く時とても面倒なんですよね。

これはオーナーの方も面倒が増えると思いますので、留意しておきたいポイントです。

 

私も以前はアパートの名前が長いところに住んでいたのですが

住所を書く時に気持ちが億劫になりますし、住所を書く欄に大抵の場合住所が収まり切らないんですよね。

 

なのでおしゃれな名前であったり、わかりやすいことは大切なのですが

名前が長くなりすぎないように配慮はしたほうが良いでしょう。

 

色を想起する単語も有効

 

良い名前が思いつかない時は、色の単語を入れてみるのもイメージがつきやすくて良いと思います。

  • ブルー
  • スカイ
  • オレンジ

などはイメージがつきやすいのではないでしょうか。

 

空室率にも大きな影響を与えるアパートの名前。

オーナーは一度、今の名前のままでいいのか検討してみると良いでしょう。

関連記事:築古アパートの6つの出口戦略

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