ファミリー向けの物件や、家賃相場よりも少し高めの家賃設定で入居付けを行っているような物件の場合、
入居者がドラム式洗濯機を使いたい、という需要もそれなりにあるのではないかと思います。
家賃設定が低めの築古物件だったり、単身者向けのワンルームの場合はほとんどの方がドラム式ではなく縦型洗濯機を使うのが一般的だと思いますが、
小さなお子様がいる家庭や、家族の人数が多い家庭ではドラム式洗濯機を使いたいという人が多いですよね。
しかしここで問題になってくるのが、築年数がそれなりの物件だと、
ドラム式洗濯機が入らない、大きさが合うのかが分からない、ということです。
実は所有しているお部屋で、ドラム式洗濯機がギリギリ入らないのでは…というお部屋があり、今回ドラム式洗濯機を入れるために壁ピタ水栓(商品名)という特殊な水栓に交換する、ということを実施してみました!
そちらの内容をご紹介してみたいと思います。
ドラム式洗濯機の大体のサイズ感と入らない原因
こちらのお部屋の場合は、洗濯パンの大きさは問題なかったのですが、給水の配管が少し邪魔をしていて、ドラム式洗濯機の高さを確保するのがギリギリかな、というような感じでした。
ドラム式洗濯機の大体のサイズ感ですが、
- 幅600mm
- 奥行き600mm
- 高さ1050mm
くらいの大きさが確保できれば、ほとんどのドラム式洗濯機が入りそうな感じです。
(モデルによってサイズは異なりますので、購入する店舗で要確認ですが)
ドラム式洗濯機が入らない理由としては、
- 洗濯パンのサイズが合わない
- 給排水の位置が合わない
- ドアなどが邪魔で搬入ができない
などの理由があります。
今回は洗濯パンのサイズが微妙、というのと、給水の位置が合わない、という感じでした。
ドアが邪魔で搬入ができないといった理由の場合は、
ドアを外すことができれば搬入ができますが、それが難しい場合はドラム式洗濯機の搬入は難しいでしょう。
洗濯防水パンのサイズが合わない場合は、パンをひとまわり大きいものに変えることができれば、ドラム式の設置ができる場合もあります。
洗濯防水パンのサイズは、幅が
- 640mm
- 740mm
- 800mm
の3タイプで、奥行きは基本的に640mmのものがほとんどです。
幅が入るのであれば、大きいものに変えるという選択肢もありますね。
ちなみに以前購入した区分のワンルームでは洗濯防水パンそのものがなかったので新規で設置するリフォームもしました。
もともと都内のかなり立地の良いワンルームで、法人契約も多いマンションだったので、洗濯機を置く想定じゃなかったんですよね。
ですが新しく入居してくださった方は個人の方だったので、洗濯機置き場を作ってよかったなと思いました。
関連記事:都心でワンルームへの投資にありがちな「洗濯機置き場がない」という問題
壁ピタ水栓を設置
今回は高さ的にどうしても給水の部分がドラム式洗濯機本体とぶつかってしまうな、というところでして、
給水蛇口になっているところを壁ピタ水栓というものに変えて頂く工事を依頼しました。
壁ピタ水栓というのはパナソニックの商品でして、こんな感じで元々ある蛇口のところに設置することで、高さを上げることができるものです。
ドラム式洗濯機を使うためにはどうしたら良いのか…とネットで検索していたら、この商品が出てきました…!
今回は水道工事と言えば!なクラシアンさんに連絡をしまして、
給水のところに壁ピタ水栓を設置することで、ドラム式洗濯機を設置できるようにはならないか、と悩んでいます…
とご相談しました。
ここでクラシアンさんを選んだ理由ですが、
どうも不動産業者の方にお話しをうかがっていると、
安いというわけじゃないですけど、高額請求とかもないし、きちんとやってくれる感じがします〜
と聞くことが多いのです。
クラシアンさんに電話でご相談したところ、
無料でまずみに来てくださって、見積もりをいただけるとのことでした。
また、見積もり内容に問題がなければ当日の施工も可能とのことだったんですね。
お電話口の方もとても丁寧で親切な方でした。
当日お見積もりを頂いて、金額が25,800円。
給水配管がお湯用のものもあり、これは使わないので閉めてもらうというのもお願いして、
それも含めてのお値段でした。
決して安いというわけではないですが、施工してくださった担当の方がおっしゃるには「これで多分ドラム式も入ると思います」とのこと。
すでにドラム式洗濯機を使っている方はお引っ越し先でドラム式洗濯機が使えるか、ということも気になるところだと思いますので、
これは差別化ポイントとして物件情報に盛り込めるでしょう。
関連記事:【実録】リフォームでアパートのポストの取り替えができず、塗装にしてみました
洗濯防水パンの奥行きは嵩上げで解決
ドラム式洗濯機を調べると、大体奥行きが720mmなど、700mm以上の記載のものが多いです。
ですが、こういったドラム式洗濯機の奥行きは一番出っ張っているところが計測されているので、実際に防水パンの方で必要とされる奥行きは580mm程度です。
そもそも防水パンの奥行きはほとんどが640mmのはずなので、ここは大丈夫なのですが、
問題は出っ張っている部分が洗濯パンの嵩の部分とぶつかってしまって設置できない、ということがないか?というところです。
その問題を解決するために、ドラム式洗濯機の足を底上げするための底上げ台も販売されています。
ドラム式洗濯機を使いたい方の場合はこういったものを勧めてみる、あるいはプレゼントとして置いておく、というのもいいかもしれないですね。
後日洗濯機が到着しまして、無事設置が終わりました!
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