アクセントクロスと呼ばれる、お部屋の壁の一面だけ、もしくは一部分だけをカラフルなクロスにしたり、柄物のクロスにする、というやり方があります。
実はこれらの少し変わったデザイン性のあるクロスは、他のクロスに比べてとても高い、というわけではありません。
ほとんどのクロスが一般的な白いクロスとあまり値段が変わらないんですよね。
柄が凝っていたり、凹凸のあるような3Dなクロスは別ですが、よくアクセントクロスとして使われるような、カラフルなクロスは一般的なクロスと同じくらいの値段です。
アクセントクロスを取り入れることによって、お部屋が明るいイメージになり、お洒落な雰囲気も出て、入居が決まりやすくなったりします。
実際に持っている物件でもアクセントクロスを取り入れている物件がいくつかあるので、今回はその事例とともに、どのようにアクセントクロスの色選びをしているか、ということについて、あくまで個人的な意見ではありますが書いていきたいと思います。
生活に馴染む色
こちらは実際に所有している都内のワンルームマンション。一面だけグリーンのアクセントクロスにしてみました。
毎日帰ってくる場所として使われる空間なのですから、やはり落ち着く色が良いかなと思います。
最近はIT企業でもグリーンを基調としているオフィスが多いですよね。やっぱり自然の色というか、緑は落ち着く色なんじゃないかなと思います。
目に飛び込んでくるような奇抜な色よりは、生活に馴染んでくれる色の方が良いでしょう。
写真だと少しわかりにくいかもしれませんが、よくよく見るといろいろな色が合わさって緑に見えるようなクロスになっていて、凹凸もあってお洒落なクロスなのです。
こちらも一般的な白いクロスと値段は変わりありません。
もともとクロスが浮いてしまったいたところがあったお部屋で、購入してから賃貸に出す前にいろいろとリフォームしたのですが、そのうちの一つでクロスの張り替えも行ったような形です。
リフォームの詳細な内容については別の記事にまとめてありますので、よろしければどうぞ。
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男性に人気なグレー・濃紺・黒
これはよくお世話になっている内装業者さんにお任せしたところで、特に色指定はしなかったのですが、グレーでアクセントクロスをやってくださいました。
私個人的な意見として、自分が住むなら明るい色がいいなと思うのですが、グレーや黒は男性に人気みたいです。
最初は「ちょっと暗いかな?」とも思いましたが、これくらいの色味もいざ見てみると落ち着くものです。
単身の男性向けのお部屋の場合はこういったアクセントクロスも良いのではないでしょうか。
グレーに近いブルーのアクセントクロスにしたお部屋もあります。
窓枠が白だったので、それに合わせて少し淡目の色にしてみました。
これくらい濃い色の青も結構落ち着きますよね。
こちらはドアの色が濃い色なので、それに合わせてクロスも少し濃いめの色をチョイスしています。
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床の色との色合わせ
これも個人的な意見にはなるのですが、床(フローリング)の色との色合いも考えてクロスを選んだ方がいいのかなと思っています。
グリーンはやはり合わせやすい色ですね。
ロフトがあるお部屋は梯子の色とも合う色がいいかなと思いました。
こういった明るくて淡目のオレンジは白が基調のお部屋だと合うと思います。
お部屋の雰囲気に合わせてクロスの色を悩むのは結構楽しいですよね。すごく悩みますが。
こういうことを好きにやれる、というのがオーナーの楽しみの一つなのかなとも思います。
畳の部屋
畳のある和室のお部屋は畳の縁の部分と色があっていた方が良いかな、と思って少し濃いめの色をチョイスしてみました。
和室はどうしても綺麗に見せるのが難しいですが、アクセントクロスを取り入れることで劇的にお部屋の印象が変わると思いました。急にお洒落なお部屋に見えると思いませんか?
このお部屋の場合は脇に少しだけ木目があるのもまたグリーンと合ってよかったですね。
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物件資料写真の角度・お部屋の形から考える
お部屋を探している人はほとんどの人がポータルサイトでお部屋の内装写真もチェックした上で内見をするので、物件資料の写真が映えるような位置のクロスを変えた方がいいのではないかと思っています。
これは一面だけ黄色いクロスを使っていますが、お部屋全体に入ってくる光がクロスと相まって温かい雰囲気になっていると思います。
また、お部屋に入る扉を開けたら目の前にアクセントクロスが目に入るような位置となっています。
お部屋に入った時に背面ではなく前面側にアクセントクロスがくるようにしておくと、印象的になるかなと思うんですよね。
こちらは柄の入ったクロスで、キッチンのお写真。
物件紹介ページでこの写真が入るとかなり印象的かと思います。
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事例を交えてアクセントクロスの色選びについて書いてみました。
こういうところはオーナーの自由にできる面白いところだと思いますので是非アクセントクロスにもチャレンジしてみてください。