アパート経営をこれから始めたい!という方は
アパート経営を学びながらも不安に思うこともあると思います。
アパート経営を実際に行っているオーナーは、アパート経営のどんなところが大変だと感じるものなのでしょうか?
実際の声に基づいて紹介していきたいと思います。
休みがない
アパート経営で一番大変だと感じられることは「休みがない」ということでしょう。
会社に勤めて仕事をするのであれば、決められた休日がきちんとありますし、
仕事場とそれ以外で仕事のオンオフもつけやすくなるでしょう。
しかしアパート経営の場合は休みはありません。
まさに「経営」ですから、緊急事態が起きればいつだって連絡がくる可能性があります。
例えば夜中だとしても、緊急事態で連絡がきたりすることだってあるわけですね。
まだ寝ていたい休日だとしても、朝早くから電話がかかってくることもあります。
でもやっぱりアパート経営は一人でできるものではなく、管理をお願いする不動産会社の方の協力などがあって成り立つものですから
なるべく連絡は迅速に返したほうが良いですし、不動産会社の方たちとは情報交換を密にしたほうが良いでしょう。
こういった感覚はもともと自営業の方なら普通にあるものだとは思うのですが
サラリーマンの方がアパート経営を始める、となると少し勝手が違うかもしれません。
会社に所属して会社で働くのと、アパート経営はやっぱり全然違いますからね。
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修繕計画を立てる必要がある
アパート経営をするオーナーは中古物件を購入する人も多いと思いますが
やはり築年数がそれなりに経っている物件だと、修繕計画も踏まえて投資を考えていかなくてはいけません。
基本的に購入価格と利回りばかりに目が行きがちになってしまいますが
修繕で大きな費用がかかってくることはよくあることです。
そしてその修繕を視野に入れられていないままアパート経営をはじめてしまうと、
収益を得るための投資なのに、最終的にはマイナス、なんてことにもなりかねません。
むしろよくあることとも言えます。
物件を購入する前にこの修繕計画はきちんと考えておかなくてはいけないことになりますので
長期的な目線で収益計画をしっかりと考えられる力が必要となってきます。
ある程度勉強も必要ですね。
扱う物件が大きくなればなるほど、修繕で動くお金も大きい金額になってきますので
これはなかなか感覚が追いつかない、という人もいるでしょう。
いつも目にする金額とは桁が結構違いますから、戸惑うことも多いと思います。
扱う金額が大きくなるとやっぱり「この選択で本当に良かったんだろうか」と悩むことも多く
精神的にも大変だと言えるかもしれませんね。
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定期的に買い替えが必要
古い物件をいつまでも持っていると、修繕が何度も必要になってきてしまったり
トラブルが起きやすくなってきたりするので、定期的に物件の買い替えが必要になってきます。
ずっと同じ物件を持ち続けていればいい、というわけではないのがアパート経営の大変なところですね。
売買を行うにしても、どのタイミングでどういう状態で売り出すのか、ということも考えなくてはいけませんし
売買もすんなり決まるわけではないので、考えることは山のようにあります。
いくつも物件を持っている場合は、並行して考えなきゃいけないことも増えますので
より大変さは増しますよね。
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保険選びが難しい
多くのオーナーを悩ませるのが保険選びなのではないでしょうか。
保険は本当に種類がたくさんありますし、
有事の際にどこまでが保険適応範囲で、どこからが自分で負担しなくてはいけないものなのか、ということも
実はトラブルが起こる前まではきちんと認識していないオーナーが多いです。
どの保険には入っておいた方がいい、みたいことはなかなか勉強しないとわからないことですし
年々変わっていくものでもあるので厄介なんですよね。
保険については管理をお願いしている不動産会社に全部任せている、なんていうオーナーも少なくありません。
建物のことだけを考えていればいい、というわけではないのがアパート経営。
保険関係は特に結構苦手意識がある方が多いです。
正直そちら界隈で仕事していた、とかでもない限り本当に難しい分野だと思います。
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常に勉強が必要
アパート経営は「不労所得!」なんて言われることが多いですが
勉強しなくてはいけないこともたくさんありますし、おやすみもありません。
確かに自分が働かなくていい、という考え方もできますが
それなりに勉強しなくてはいけないこともたくさんあります。
土地は年々変わっていくものですから
その土地の需要も変わっていきますよね。
変わり続ける状況に常に興味を持って勉強することが苦にならない人がアパート経営に向いている人なのではないかと思います。
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