不動産管理

アパート経営で意外と重要なゴミ置き場問題!

アパート経営を行うにあたって意外と見落としがちなのがゴミ置き場の管理です。

 

ゴミ置き場のトラブルに巻き込まれてしまって、人間不信になってしまうというオーナーさんもいるくらいで、

入居者だけでなく物件のご近所の方ともトラブルが起きてくる部分なので、うまく管理をしていきたいところですよね。

 

今回はアパート経営におけるゴミ置き場問題についてお話ししていきたいと思います。

 

ゴミ置き場をしっかり管理するべき理由

 

まずゴミ置き場をしっかり管理するべき理由について話していきましょう。

 

これは最近のことですが、女性の場合は物件を決めるにあたって専用のゴミ置き場があるかどうかということを重要視している人が多くなっている風潮があります。

確かにいつでもゴミを出せるような環境があると生活が楽ですよね。

 

しっかりとゴミ置き場が設置されている物件の方が人気が出やすいのは理解できるかと思います。

 

またそれ以外にもゴミ置き場というのは治安にも関わってくる部分です。

ゴミ置き場が綺麗に使われていないと、治安が悪く見えてしまいますし、それによって物件の印象も悪くなります。

 

内見に行った時にその物件のゴミ置き場が汚いのを見てしまうとなかなかそのイメージが離れなくなってしまうこともあるでしょう。

 

ゴミを捨てる場所だからこそ綺麗に使って行かなくてはいけません。

 

逆を言えばゴミ置き場がしっかりと綺麗に使われている物件に関しては管理が行き届いている物件であるという印象を持ってもらえると思います。

関連記事:不動産オーナーのクレーム対処のポイント

 

ゴミ置き場の種類

 

ゴミ置き場と言っても色々なタイプがありますしそれぞれメリットデメリットもありますので解説していきたいと思います。

 

路上型

 

路上方はそのまま路上にゴミを捨てるタイプのゴミ置き場で、地域の方と共用で使われているゴミ置き場であることが多いです。

 

路上にそのままゴミをおくことができますので土地を広く使うことができるというメリットがあります。

設置するのに費用がかからないというのもメリットですが、

猫やカラスなどに荒らされる可能性も高く、また決められた時間までにゴミを出すことができなかった場合ゴミが路上に置き去りになってしまうということもあります。

 

衛生的な問題が起きやすく見た目もあまり良くないというのがデメリットでしょう。

 

開放型

 

路上ではあるもののコンクリートなどでしっかりと囲いを作ってゴミ置き場としているタイプのものです。

路上と違って設置するのに費用はかかるものの、設置費用はかなり安く済みます。

 

路上型に比べると見た目は良くなるでしょう。

ただ囲いがあっても猫やカラスなどにゴミが荒らされる可能性は十分にあります。

衛生的に十分な設備であるとは言い難いでしょう。

 

密閉型

 

密閉されているゴミ置き場を設置するタイプです。

 

設置費用がどうしても高くなってしまうのがデメリットですが、密閉することによって外からゴミが見えなくなりますので猫やカラスなどにゴミを荒らされるリスクも低くなります

プライバシーを守ることもできます。

 

また見た目が良いことによって管理がしっかり行き届いているという印象を与えることができます。

 

悪臭も防ぐことができるので衛生面でも安心だと言えるでしょう。

関連記事:アパートの害虫駆除、オーナー・管理会社はどう対応する?

 

ゴミ置き場対策

 

ゴミ置き場をきれいに使ってもらうために入居者にもしっかりとルールを周知し、そのルールを守ってもらうことが大切です。

ルールを破ってゴミを捨てる人が少なくなるように防犯カメラなどを設置するという方法もあります。

 

自主管理のオーナーさんの場合は自身が物件の一部屋に住むことによってゴミの管理をマメにしているという方もいます。

ルールを守らずにゴミを捨てた入居者がいた場合は必ずその入居者を特定し注意喚起を行なっていたんですよね。

かなりマメなオーナーさんです。

 

またゴミ置き場の清掃を

  • オーナー
  • 管理会社
  • 入居者

誰が担当するのかということもしっかりと明確にしておくことも大切でしょう。

 

路上型のゴミ置き場の場合は、地域の方と共用でゴミ置き場を使うこともあります。

その際は入居者だけでなくご近所の方とトラブルになることもありますので、ルールの徹底した周知が大切です。

関連記事:アパート経営で満室にするための方法を紹介

 

ゴミ置き場を巡るトラブル

 

実はゴミ置き場をめぐるトラブルというのは少なくなく、

アパートに対して嫌悪感を抱いている地元住民から、アパート入居者を追い出そうとするために共用のゴミ置き場にゴミを捨てさせないといった嫌がらせのようなことがあるケースもあるらしいです。

 

物件専用のゴミ置き場を作りたくても自治体のルールによって「○世帯以上の規模でないと新しいゴミ置き場を作ることができない」

という取り決めがある場所もあります。

 

アパート経営をするために中古のアパートを購入する場合は、ゴミ置き場についても情報を聞いておくと良いでしょう。

 

中古アパートであれば今までどのようにゴミ置き場を扱ってきたかということを参考にすることができますので

物件選びの時点でゴミ置き場について少し気にしておくのもありだと思います。

関連記事:収益物件をうまく値引き交渉して購入する方法

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