不動産投資の基礎知識

地方の不動産会社はここが違う!実際に話してみて感じたこと

地方都市にいくつかアパートを所有しており、地方での不動産投資をメインでおこなっているのですが、地方の不動産業者はやはり東京の不動産業者に比べるとまた違う部分があるなと思っています。

実際に自分がやり取りをしてみて感じている地方の不動産業者の特色について、今回はお話ししてみたいと思います。

 

地元業者との深い繋がり

 

地方の不動産業者さんとお話ししていて感じるのは、やはり地元の業者との繋がりが深いなということです。

管理会社の方と内装業者の方で一緒にお話をすることも多く、きちんとそこが連携して仕事をしてくださるので、安心して管理を任せることができるという部分があります。

東京の不動産だとなかなかそういったことはないと思うんですが、地方に行くと内装業者さんと一緒にご飯を食べたりすることもあるんですよね笑

そういった機会に最近のそのエリアの不動産事情を教えてもらうことができるので、地方で不動産投資をやるのは楽しいなと思います。

 

東京が悪いというわけではないですが、人と人の繋がりがやはり地方の方が深いような気がしています。

不動産投資を不労所得という風に考えている人もいますが、物件を持てば勝手にお金が増えていくというわけではありません。

現地に赴いて物件のこと、地域のことを学びながら現地の方たちとコミュニケーションをしつつ不動産投資をしていくということが何よりも楽しいと思っています。

そういった意味で地方の不動産というのは魅力的ですよね。

関連記事:収益物件を購入する時現地調査が見ておくべきポイント

 

地主・オーナーとも深い繋がり

 

昔からある地方の不動産屋さんというのは、その土地の地主さんや不動産を所有しているオーナーとも深いつながりをもたれているところが多いです。

そのため自社物件を主に扱っているところが多く、自社物件の場合は他の会社が介入しないためその不動産会社の担当者が内見から退去まで担当してくれることが多くやり取りもスムーズです。

自社物件の場合は、他の不動産業者よりも物件の現状を把握していることが多いですので物件情報もしっかりしていると思います。

 

また直接オーナーに直接依頼された物件を取り扱っていることが多く、こういった物件は不動産業界全体の共有情報に載せられていない物件だったりします。

地方の不動産との付き合いも長くなってきていますが、「相続の関係でこの物件を売りに出そうとしている人がいます」みたいな情報をいち早く教えてくれたりするんですよね。

やはり地域密着型の不動産業者はそういったところが強いなと感じます。

関連記事:地方のアパートに投資!購入時に見ているポイントとは?

 

担当者がエリアに詳しい

 

地方の不動産業者の場合は担当者がそのエリアで生まれ育ったという人も多く、エリアについて非常に詳しい人が多いのが特徴的です。

東京の不動産業者だとやはり生まれは別なところという方も多いので、これは地方不動産ならではなのではないかと思います。

 

地元企業や学校、商店街などと長年関わりがあって、将来的にその地域がどのような開発が行われるのかという情報もかなり前々から知っているケースが多いです。

そのエリアでの不動産投資をどのように進めていこうかという指針になるので、こういった情報はやはり大切ですよね。

関連記事:中古マンションを購入してリフォームをする流れを解説

 

東京よりもゆったりしている

 

東京よりも地方不動産業者の方が全体的にゆったりしているイメージがあります。

これは好みなのかもしれませんが、あまりに急かされすぎると判断能力が鈍ることもあるので、多少猶予を感じることができる地方不動産の方が私は良いと思っています。

 

特に最近思ったのは、東京で持っている物件は入居が決まらないとすぐに家賃設定を見直すことを勧められたりするのですが、地方の方がそういったところを少しのんびりめに待ってくれるなと感じました。

もちろんこれは東京の方が人口も多いですし、人の出入りも激しいからという理由もあると思います。

ただ言われるがままに家賃を見直して下げすぎてしまうと、入居が決まっても長期的に見た時に利益が大きく下がってしまうので、オーナーとしては嬉しくないですよね。

こういった点においては地方と東京だとだいぶ違うなと感じました。

関連記事:家賃設定をする時にオーナーが考えること

 

村八分的な雰囲気があるところもある

 

地域密着型でずっと長く続けている不動産業者が多い地域においては、不動産業者同士の横のつながりも多く、なかなか別の不動産業者と差別化して新しいことを始めるというのが難しいという話も聞いたことがあります。

新しく不動産業をそのエリアで始めるのもまた難しいでしょう。

そういった独占状態みたいになってしまっているところはあるみたいです。

 

不動産業者ではないですが内装業者が一社しかなく、競争する必要がないので値段が桁外れに高いみたいな事が一度ありました。

地方の不動産に投資をする場合は、不動産のことだけでなく不動産業者のことについても調べた上で投資を始めた方が良いなと思いました。

関連記事:地方で不動産投資をする時に注意するべきこと

基礎知識を学べるおすすめの記事
こんな記事も人気です