動産投資をする時に購入を検討する物件があるときは必ず調べなくてはいけないのが賃貸需要です。
そのエリアにどれぐらい賃貸の需要があるかということですね。
需要が見込めないエリアで物件を購入してしまうと、どんなに見かけ上の利回りが良くても、実際には入居が決まらない物件になってしまいますので、思っていたり周りで収入を得ることができずキャッシュフローも崩れてしまいます。
購入を検討する物件が現れたら必ず調べなくてはいけない賃貸需要。
ではどのようにして賃貸需要を調べれば良いのでしょうか。
初心者は自分が知っているエリアがおすすめ
できれば不動産投資初心者なのであれば自分が住んでいる地域だったり住んだことがある地域、もしくは通勤通学などで通ったことがあるエリアで物件を購入した方が良いと思います。
自分が馴染みのあるエリアであれば賃貸需要もなんとなくイメージが付くのではないでしょうか。
賃貸需要とは結局、そのエリアに住みたいと思う人がいるかどうかということなので、そのエリアのことをある程度知っているのであれば、住みたいと思えるエリアなのかどうかということも想像がつきます。
通ったことがあるエリアの場合は昼間、陽が出ている時の地域の様子と夜暗くなってからの地域の様子の違いも分かりやすいのではないかと思います。
閑静な住宅街は昼間は良いのですが、人があまりいないことによって薄暗く怖い雰囲気があったりするような場合もあります。
条件によって街の顔というのは変わるものなので、物件を購入する時はそういったところも押さえておきたいのです。
逆に自分とは縁のないエリアで不動産投資をすることを考えているのであれば、条件をいろいろ変えてそのエリアに通ってみる必要があるということです。
できれば
- 朝
- 夜
- 平日
- 土日
で、エリアを散策してみたいところですね。
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エリアの人口を調べる
そのエリアにそもそもどれくらいの人がいるのかということをまずは調べてみましょう。
比較対象がないと分からないと思いますので、自分が今住んでいるエリアや過去にいたことがある場所などの人口も合わせて調べてみて比較してみると良いと思います。
エリアごとにどれくらいの人口をなのかということがなんとなく感覚的にわかると不動産投資をする時に便利です。
ライフルホームズの賃貸用住宅空室率一覧を見る
ライフルホームズが提供している賃貸用住宅空室率一覧というものがあります。
エリアごとに調べられるだけでなく地図を見ながら見ることもできるので、検討している物件のエリアだけでなく周辺のエリアの賃貸需要も合わせて調べることができるのが魅力です。
もちろんこれだけで決めるのは早計だと思いますが、あまりにもネット上で調べて空室率が高いようなエリアは現地に行くまでもありませんので、ある程度は先に情報を調べられるという点で良いですね。
たまにこういったインターネットのツールを駆使して現地を見ないで物件を購入される方がいらっしゃいますが、物件は必ず現地を見て購入するようにしてください。
物件資料やインターネット上の情報だけではわからないものがたくさんあります。
そういった地道な情報収集の作業が苦手だという方は不動産投資には向いていないです。
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アパートやマンションにどれだけ入居があるか
実際にエリアを歩いて見たいポイントは、アパートやマンションなどの共同住宅にどれくらい入居があるのかという部分です。
お部屋にどれくらいカーテンが引かれているかという部分やポストを見たり電気メーターなどでも確認することができます。
一棟6戸のアパート自分が検討しているのであれば似たような6戸から8戸の物件が埋まっているかというのを見てみましょう。
空室が多い物件が目立つようなエリアだと投資をしていくのは少し怖いですね。
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周辺環境を調べる
周辺にどのような施設があるのかということも賃貸需要に大きく関わってきます。
大きめの企業があったり工場があったりすると雇用が生まれますので人も入って来やすいです。
ファミリー向けの物件なのであれば、学校などの施設も必要ですね。
そして何よりスーパーやコンビニなど生活では欠かせない施設が周りにあるかというのは大切なポイントです。
ある程度はインターネットで調べることができるかと思いますがこちらも現地を見てきちんと把握しておきたいところです。
入居者の生活を想像することができるかどうかというところがポイントですね。
今回は不動産投資をするときの賃貸需要の調べ方について解説してみました
インターネット上でも調べられることはたくさんありますが現地に行かないとわからないことも多いです。
購入物件を検討している時に取捨選択をするためにインターネット上の情報を検索するのは良いのですが
本当に購入を検討する物件なのであれば物件は必ず現地に見に行くようにしましょう。
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