不動産投資の基礎知識

不動産投資で損をしてしまう人の特徴

今回は不動産投資をこれから始めようという方、もしくは今不動産投資を始めたばかりだという初心者の方向けに

不動産投資で損をしてしまう人の特徴について書いていきたいと思います。

 

実際に不動産投資をしているオーナーを見てきて感じることを元に書いています。

 

管理会社に任せっぱなしにしてしまう

 

まず不動産管理は管理会社に任せているオーナーは多いと思いますが、不動産管理会社に管理を全て任せてしまって自分はノータッチ状態になってしまうというオーナーは不動産投資で損をすることが多いです。

 

もちろんお金を払って管理をお願いしているわけですから管理会社が管理をきちんとしてくれるというのは前提だとは思います。

 

しかし管理をしてくれるのはAIではありません。

人間が管理するのですからミスがあることもあるだろうし報告漏れがあることもあるでしょう。

 

オーナーが思うような管理をしてくれない管理会社もあります。

認識の違いもありますしね。

 

だからこそ管理会社とはマメに連絡を取り合って最近の物件の状況や、市場状況などの話も聞くようにしておいた方が良いでしょう。

 

不動産の投資なのだから人間関係はあまりないと思っている方が多いかもしれませんが、不動産業界というのはむしろ人間関係が大切だと思っています。

 

お金を払って管理をしてもらっているのだからそこは全て任せてしまう、というのではなく

不動産管理会社の担当者も一緒に投資をしてくれるチームだと思って接することができると良いのかなと思います。

 

一見人間関係なんて投資に意味はないだろう、と思われるかもしれませんが

管理をしてくれているのも人ですし、不動産業界の状況は毎日変わるものです。

 

そういった情報収拾もまた不動産投資を成功させるための鍵でしょう。

関連記事:不動産オーナーのクレーム対処のポイント

 

悪いことを管理会社のせいにする

 

不動産投資をしていると日々トラブルとの戦いという状況にもなりがちだと思いますが、

そういったトラブルが起きた時にその原因を全て管理会社のせいにしてしまうオーナーがよくいます。

 

確かに不動産管理会社の不手際でトラブルが起こってしまうこともあるかもしれませんが、

全てを管理会社のせいにしていたら管理会社との関係が悪くなるだけです。

 

一緒に投資をサポートしてくれる仲間なのに、管理会社のせいにしていたらうまくいく投資も損をしかねません。

 

確かに良い管理会社を選ぶということもまた不動産投資で成功する秘訣だとは思いますが

全てを管理会社のせいにするのではなくトラブルの原因がどこにあるのかということを冷静に判断する能力が必要でしょう。

関連記事:アパート経営で不動産屋に支払う手数料の考え方は?

 

不動産だけに投資してしまう

 

投資といってもいろいろな投資方法がありますが、不動産投資だけに絞ってしまっていたり

余力資金ギリギリまで投資に使ってしまっていると、余力がないぶん不動産の動きに精神が左右されがちになってしまいます。

余裕がない状態で投資をするのが一番危険です。

 

他の投資にも分散させて投資をしてみたり、常に余力資金がある状態で投資を行うようにしないと、

気持ちが焦ってしまって損をしてしまうということもあるでしょう。

関連記事:アパート経営を1棟4戸から始めるメリット

 

人の言ってることに左右されすぎる

 

どのような投資でも言われることですが、あまり人に言われたことに左右されすぎると投資で損をしてしまうことがあります。

 

情報源は常に複数持つようにし、色々な所から仕入れた情報で総合的に投資を判断するようにしましょう。

 

自分の仲がいい人や、不動産投資で成功している人が言っていることをそのまま鵜呑みにするのはとても危険です。

関連記事:不動産投資の利回りの最低ラインはどうやって判断する?

 

物件を見に行かない

 

自分が所有している物件はこまめに見に行くようにしましょう。

 

管理を任せている管理会社がしっかりと共用部分などを掃除してくれているか、といったことをチェックする意味にもなりますし

まめに物件を見に行くことによって管理会社にも「しっかりと不動産をお大事にしているオーナーなんだ」という認識を持ってもらうことができると思います。

 

物件をマメに見に行かないオーナーは、色々なことに気づくのが遅くなり損をしてしまうこともあります。

関連記事:収益物件をうまく値引き交渉して購入する方法

 

トレンドを知らない

 

不動産業界にもトレンドというものがあるものです。

 

そういえば最近はどういう設備が流行っているのかだとか、入居者の決め手でポイントとなる部分はどういうところなのか

というようなところも流行りがあるんですね。

 

もちろんどのような物件が売りに出ていて動いているのかということも日々変わってくるものです。

その土地の家賃相場も時代によって変わりますよね。

 

そういったトレンドを理解していないと家賃設定が相場とずれていたり、空室が続いてしまうということがよくあります。

不動産投資で損をしないためにもトレンドに敏感になって投資をしていきましょう。

関連記事:アパートの空室が埋まらない理由として考えられるもの

 

未来でなく今現状で判断してしまう

 

不動産投資で大切なのはこれからどうなっていくのかということをしっかりといつも考え続けることなのではないかなと思います。

 

未来は誰にも見ることはできませんが今の現状のみを判断材料にしていては損をしてしまうことがあるでしょう。

 

この土地は今後どうなっていくのだろうか?5年後10年後に若い人が増えるのか、高齢者が多い土地になるのか。

駅前の店は繁盛しているか?

そんなことをいつも観察し未来を想像し続けることが大切だと思います。

 

今は賑やかだからいいというのではなく、これからも賑やかであり続ける土地なのかということを疑問に思うことが大事でしょう。

関連記事:不動産投資が儲かる仕組み

 

不動産投資をこれから始める、という方はぜひ参考にしてみてください。

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