不動産投資をする時に「いい物件を購入したい、良い不動産会社と付き合いたい」と思うのが普通だと思います。
しかしそれと同時に不動産会社の人もまた「良い不動産投資家と付き合っていきたい」と思っているものです。
不動産を売ったり買ったりするのはあくまで人間です。
不動産会社を不動産投資家が比較検討するのと同じように、不動産会社側もまたオーナーを比較している、ということを忘れてはいけません。
物件の一次情報というのは不動産会社に集まるわけですが、その中でやはり、懇意にしている不動産投資家にまずは情報を渡すのが不動産業界というものです。
円滑に契約を進めることができて、気持ちの良い取引ができるオーナーにまずは紹介しようと思うのが普通でしょう。
その方が問題なく仕事を進めることができますからね。
不動産会社の人達と信頼関係を築いていくことも不動産投資の中で大切なことだと思います。
不動産会社と不動産投資家はビジネスパートナーなのです。
そこで今回は不動産業者に嫌われる不動産投資家の特徴について解説してみたいと思います。
返事が遅い、対応が遅い
自分が仕事をしていてもよくあると思いますが「レスが速い人と遅い人」が一緒に仕事をしているとわかるものですよね。
仕事をしていて「すぐに返事が欲しい案件」があった時に連絡するならやっぱりレスが速い人だと思います。
また、複数社の比較をしている時も「対応が速い会社」を選ぶようになりがちです。
これは不動産会社でも同じことが言えます。
対応が遅い不動産投資家よりも対応が速い不動産投資家に連絡する方が楽です。
そういうことが積もり積もって信頼が生まれるものだとも思うんですよ。
なるべく不動産業者からの連絡にはすぐに対応すること。電話に出られない場合はすぐに折り返すこと。
最近はLINEで連絡を取り合ってくれる不動産業者も増えました。
基本的には電話やFAXがまだまだ多いスタンダードな業界ではありますが、LINEなども交換してもらえそうならそっちにした方が、自分も連絡しやすくなるかもしれませんね。
自分がすぐに気づくことができる連絡手段でお願いしてみるのも良いと思います。
もちろん不動産業者側が使いやすいツールの方が良いとは思いますが。
関連記事：不動産売買、見積書は複数業者からもらおう！見るべきポイントとは？
提示する条件が厳しい
いつも提示する条件がかなり厳しい不動産投資家というのは、やはり不動産業者からしてみると「やっかいなオーナー」という認識になってしまいがちです。
確かに不動産投資家からすると「一般的にはどうなのか」不動産業界のことを把握するのは難しいかもしれません。
ですが、最初から強気の条件を提示するのではなく、不動産業者側に相談するような形で条件を決めていった方がいいと思います。
- 修繕はどれくらいかかるのか？
- 指値はどれくらいが一般的か？
- 内装業社はどういうところにお願いするのがいいのか？
普段の雑談でもいいと思うので、こういったところの情報を得て「不動産業界の感覚」を身に着けることはとても大切なことです。
関連記事：不動産投資における買付の意味とは？実際に購入する時の手順
横柄な態度を取る
実際の不動産業者の方にお話を聞いてみると、やはり横柄な態度をとるオーナーも中にはいるそうです。
不動産業者から不動産投資家に連絡をとる時はあまり良い内容ではないことも多く、「不動産業者からの連絡」というだけで不動産投資家が態度が悪くなることもあります。
退去やトラブルの連絡が必然的に多くなりますからね。
でもそれは不動産業者のせいで起こっていることではありません。（中には不動産業者のミスがある場合もありますが）
基本的には不動産業者はビジネスパートナーであり、一緒に不動産投資を支えてくれる仲間です。
横柄な態度をとっても何もいいことなんてないんですよね。
どうしても不動産業者側に不満があるのであれば、管理会社を変更するなどの対応をすればいいでしょう。
基本的には不動産業者とはいつでも気持ちよくやりとりをするべきなんじゃないかと私は思っています。
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個人情報を開示しない
不動産会社に個人情報をなるべく開示しないようにする不動産投資家もいます。
ですが、不動産会社からすると不動産投資家の属性というのは一番重要なポイントです。
その人の属性、年収などを見て、どれくらいの物件を購入することができるのか、支払い能力がどれくらいあるのか、ということを判断するわけですからね。
値踏みされるような気がして嫌だと感じるかもしれないですが、属性などの個人情報を開示しないということは「＝不動産を買う気がない人」という判断をされてしまいます。
「良い不動産があったら教えてください！」とだけ言ってきて、個人情報を開示してくれないような不動産投資家よりも
「いつでも買います！」という姿勢の不動産投資家の方が不動産会社としては付き合いやすいですよね。
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不動産会社と不動産投資家はビジネスパートナーです。
不動産会社に付き合いやすいと思ってもらえる不動産投資家を目指したいものですね。