不動産投資を始めようとするときにどうしてもネックになってくるのが家族の説得だと思います。
家族に反対されてしまって不動産投資を始められないという人もいるでしょう。
しかし最近では不動産投資セミナーにご夫婦で訪れているような人も多くなってきているように感じます。
都心ではOLの方がマンション投資をしていたりするのも珍しくありません。
不動産投資を知らない人からすると響きはとても怪しいものに感じるかもしれない不動産投資ですが、
家族はどういったところが不安に感じるものなのか、ということを踏まえて
どのような説得の仕方をしたらいいのか解説していきたいと思います。
騙されているんじゃないか?
不動産投資の概要を知らない人からすると不動産投資という言葉はやはり怪しいものに感じると思います。
例えば不動産についてTwitterで話をすると「投資家!」「1年間で1億!」みたいなプロフィールの人がたくさん急にフォローしてきたりするもので、往々にしてそういったうまい話で人を騙そうとする詐欺が生まれやすいのもこの業界の特徴だと思うので
不動産投資を始めようとした時に家族が不安に思うのは仕方がないことだと思います。
みんながみんな新しい話に乗り気になってくれるわけではありません。
それどころか不動産投資の場合はネガティブなイメージを持っている人も多いでしょう。
特に今は少子化が進んでいるので、需要はどんどんなくなっていくと思われがちです。
そんな中で不動産を所有しても儲けられないだろうと思うのが一般的でしょう。
そういった不安を取り除くためにはやはり不動産がどうして儲かるのかということを家族にきちんと説明できるようになっておかなくてはいけないと思います。
これをきちんと説明して相手に納得してもらえるくらいにならないと、逆に自分も騙されてしまうかもしれません。
自分が騙されないように知識をつけるためにも不動産投資の概要を勉強し、不動産投資のカラクリを家族に説明できるようになりましょう。
関連記事:不動産査定の詐欺ってあるの?気をつけるべきポイントは?
金額が大きいのが不安
不動産投資をするために最初は物件を購入しなくてはいけません。
そうするとある程度まとまった金額が必要になります。
その部分を不安に感じる人も多いでしょう。
ただ不動産投資というのは規模が大きい物件であればあるほど利益率が高いというのも事実です。
そこら辺をうまく説明できるようになるといいですね。
とはいえ一番最初から規模の大きい物件を買う必要はありません。
最初は現金でも買うことができる地方の中古の戸建物件などから始めてみてもいいかもしれません。
実際小さい規模の物件から始めてある程度回収できたら物件を売却し、一回り大きい規模の物件を購入する、というようなステップを繰り返していき徐々に資産を増やしていく不動産投資家が多いです。
本当はローンを組んでレバレッジを効かせた方が利益率は高いのですが、家族を説得できないまま無理やりにローンを組む必要もありませんので、
最初はキャッシュで始めてみるのも良いでしょう。
借金をするのが嫌だ
借金というものに対して強い嫌悪感を示す人は多いです。
経営に携わっている人であれば借金に対してそこまで嫌悪感はありません。それどころか普通の会社であれば事業融資などを受けているのが当たり前です。
ですが一般的な人にはそういった感覚を無いと思うので、借金をするということ自体に不安を抱える人は多いでしょう。
この場合も最初はキャッシュで物件を購入するというのがひとつの選択肢です。
後は団体信用生命保険というものがついていることを解説するとより説得しやすいかと思います。
団体信用生命保険というのはローンを組む時に借主に万一の事態が発生した時に生命保険会社が残債を支払ってくれる保険制度です。
借主が死亡した場合や重度の障害を負ってしまう、などのケースを想定しています。
配偶者が不動産投資ローンを組むことで自分も万一の時に借金を背負わなくてはいけないのではないかという不安もきっとあると思うので団体信用生命保険については解説しておくと良いでしょう。
金融機関によっては借入をする時に配偶者の確認書や連帯保証を要求されることもあるので、この説明をしておくことは大切です。
関連記事:不動産投資において団信に入る意味とは?生命保険代わりになる?
金額に対して利益が少ないのではないか
不動産投資はまとまった金額が必要な投資なのでリスクが高いと思われているでしょう。
そしてそのハイリスクに対して、月々に入ってくる家賃が少ないため利益率は少ないのではないかと思われがちです。
ほとんどの人は不動産つまり家や土地に資産価値があるということをあまり理解できていないのです。
物件を購入することによってお金が消えてしまうような感覚になりますが、結果的にお金が不動産という資産になっているだけであって、洋服を買ったり趣味にお金をつぎ込むのとは意味が全く違います。
確かに一見、家賃だけの収入に見えますが家や土地が持っている資産価値というのがあるので
最終的に不動産を売却することができれば売却金額が手元に残ります。
その事を考えると不動産投資というのは決して利益率が低い投資ではありません。
ここら辺も不動産投資を知らない人に上手く説明できると良い部分だと思います。
家族のための投資でもある
最終的に不動産投資は家族のためにもなるという説明もあった方が良いでしょう。
人はいつか働けなくなるときがやってきます。
そういった時に勝手にお金を生み出してくれる仕組みを自分で作っておかないと、いくらになるかわからない年金に頼りながら生活をしなくてはいけない老後になります。
不動産投資を反対されたら逆に「老後のことはどのように考えているのか」ということを質問してみてもいいかもしれません。
家族の協力もある程度が必要になってくる不動産投資ですので、しっかりと家族と話し合って納得してもらった状態で不動産投資をした方が良いでしょう。
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