不動産投資の基礎知識

不動産投資ってやっぱり大変だな、って思う点

不動産投資はよく不労所得という表現をされることがありますが、実際に不動産投資をしていると不労所得とはなかなか言い難い部分があり、大変だなと思うことも多いです。

今回は不動産投資をしていて大変だなと思う点について紹介してみたいと思います。

 

電話対応は24時間

 

不動産投資をしていて特に物件の数が多くなってくると、それだけ電話が入ることも多くなります。

不動産会社は水曜日がお休みのところが多く、基本的には土日や祝日は稼働しています。

売買が強い不動産業者は祝日お休みにしているところもありますが、例えば物件を探している人に物件を紹介するという時は土日の方が件数が多くなりますので、カレンダーとは全く逆の稼働の仕方をしていることが多いのです。

やはり入居先探しは休日で行う人が多いですからね。

そうすると土日や祝日も関係なく電話がかかってきます。

 

不動産投資を専業としているのであればそこまで気にすることでもないかもしれませんが、例えばサラリーマンの方が副業的に不動産投資を行っている場合は土日くらいそういう電話は受けたくないという人もいるかもしれません。

仕事のように感じながら不動産投資をするようだと辛い部分があると思います。

 

しかもその電話がなるべく早く取ったほうが良くて、例えば「今入居を検討しているお客さんが目の前にいます」という状況で電話がかかってくることもあるんですよね。

もちろん内容は家賃の減額交渉だったりするわけですが笑

 

それでもその電話にすぐ対応することができて入居が決まれば、その先はしばらくそのお部屋に住んでもらうことができるわけですから絶対に電話は早めに取ったほうがいいです。

どうしても電話に出られなくても、なるべく早めに折り返しの電話をするようにしています。

そして電話対応もすぐに行うことができるオーナーであるという印象も不動産管理会社の方にも持っていただけると、「紹介しやすい」と思ってもらえるはずです。

逆にレスポンスが遅いオーナーの場合は不動産業者からすると「あのオーナーはレスポンスが遅いから物件を紹介しにくいな」と思われてしまうんですよね。

 

実際に不動産管理会社の方とお話をしているとやはりオーナーの好き嫌いはあるようです。

人間だから当たり前なのですが、だからこそ不動産管理会社は大切なビジネスパートナーとして、良いお付き合いをしていきたいところです。

関連記事:不動産オーナーの管理会社との付き合い方

 

物件探しは時間と労力がかかる

 

不動産投資の中で一番労力がかかるのは物件探しと言っても過言ではないのではないでしょうか。

毎日のようにインターネットで売り出し物件を見て新着物件のチェックをしていますし、になる物件があったら問い合わせ。

さらに物件のあるエリアのことをするために、しばらくその地域に通って実際に自分で歩いてみて周辺にどのようなものがあるか、その地域はどのような地域なのか、どんな属性の人が多く住んでいるのか、というようなことをチェックします。

不労所得とはなかなか言えませんよね。

 

内見の申し込みをする前にも物件を見に行って、とりあえず一人で外観を見たりすることもよくあります。

やはりインターネットで見る情報だけでは情報が少ないので、現地に行ってみて感触がよければ実際に内見の申し込みをして物件の中を見てみるという流れにしています。

地方に行った時は飛び込みで不動産会社に入って話を聞いてみるということもあります。

これだけ時間と労力がかかることを考えると、やはり本業がありながら副業的に不動産投資をするというのはなかなか難しいのではないかなと感じます。

関連記事:不動産投資用の物件探し、どんな方法でやってる?

 

時期によっては修繕の嵐

 

複数の物件を持っていると色々な物件の修繕が重なったりします。

特に大雪が降ったり災害があった時などは、同一エリアで持っている不動産全て修繕しなくてはいけないレベルの修繕が重なる時というのがあるんですね。

もちろん出て行くお金も大きくなりますからメンタル的にも大変ですし、それぞれの物件で管理会社と修繕をお願いする業者とやり取りをしなくてはいけないので、どの物件がどれだったかというのがだんだんわからなくなっていきます。

同時並行的に進めなくてはいけない時は大変ですね。

関連記事:マンションの大規模修繕ってどんな内容でいくらくらいかかるの?

 

物件購入はとにかくスピードが命

 

物件購入はとにかく時間の争いになります。

複数の物件を所有していて管理会社ともお付き合いが長くなると、ネットに出回る前の優良物件を先に教えてもらうことができるんですね。

しかしそれは「もし興味があれば今おさえますよ」という連絡なので、もらった資料をすぐに確認して本当に気になる物件かどうかということを吟味し、すぐにお返事をしなくてはいけません。

興味がないのであれば不動産業者だって早くそれを別のところに下ろしたいのです。

もちろん他のオーナーにも聞いて回っているケースもあり、ちょっとの時間の差で物件を購入することができないということもあります。

連絡を貰ってからすぐに物件を見に行って吟味するということももちろんあります。

地方の物件だと次の日飛行機に乗るみたいなこともあるんですよね。

普通のお仕事をされているとなかなか難しいと思います。

関連記事:中古不動産を購入する時の注意点をまとめてみました

 

心配事は絶えない

 

物件を持っていると心配事は絶えません。地震が起きると「物件大丈夫かな!?」と思います笑

空室が続いている物件があるとずっとそのことが気にかかってしまいます。

修繕が発生した時に「保険を適用させることができるか?保険が適用にならなかった場合何十万という支出になってしまう…」といったヒヤヒヤする場面もあります。

常に心配事が絶えないという意味でやはり不動産投資は大変だなと思います。

 

それでも物件が好きだったり、投資することで急な対応をしなくてはいけないけどそれ以外の時間は毎日拘束されるというようなことがないため、楽しんで取り組むことができるのであれば良いお金の稼ぎ方だとは思うんですよね。

決して不労所得ではなく、大変なことはたくさんありますが楽しんでできるのであれば不動産投資はおすすめですよ。

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