不動産管理

軒天の修繕にはいくらくらいかかる?その内容は?

「軒天が外れて落ちてしまったので修繕に約30万円かかります」との連絡が。

複数の物件を所有していると、どこかしらの物件では新しい修繕が発生している、みたいなことになりがちですよね。

日々出費があり、憂鬱ですが、そんなところに修繕が必要になるのか!という発見も多いです。

今回は軒天の修繕費用と、その内容についてお話していこうと思います。

軒天(のきてん)とは?

軒下、軒先といった言葉はよく聞きますが、軒天というのはあまり耳馴染みがない人も多いのではないでしょうか。

軒天は軒として出っ張っているところ(軒先)の裏側の天井部分のことを指します。

築古物件では、軒裏部分が露出したままの建物が多く、雨ざらしになっているものもあります。

しかし雨ざらしはご存知の通り、建物の経年劣化を早めてしまいます。雨が建物を侵食していくとカビが生えたり、木造部分が腐ってしまったりしますからね。

そのため通常は軒裏は軒天ボードなどで仕上げるのが一般的です。

ちなみに今回の修繕では、この蓋をしている軒天の部分が外れて落ちてきてしまった、ということでした。

建物をより良い状態で長く維持していくためには、この軒天部分に修繕が必要になった場合は、放置せずに都度都度しっかりと修繕をした方が良いです。

最近はこういった修繕が発生しないよう、軒先自体がない建物も増えましたね。

関連記事:不動産投資の修繕費目安、どんなものにどれくらいお金がかかる?

軒天は大きくわけて2タイプ

軒天は大きく分けると2つのタイプがあります。

  • ボードタイプの軒天
  • 外壁一体型の軒天

です。

外壁がモルタルなどの塗り壁の場合は、外壁一体型の軒天で、軒天の修繕をする場合は外壁材と同じリフォームの方法となります。

それに対してボードタイプの場合は、ボードにも色々な種類があります。

このボードの種類によって修繕費用に差が出てくるような感じですね。

関連記事:修繕の見積書はここをチェック!オーナーが知っておくべき費用相場

軒天ボードの種類

カラーベニヤ

築古物件で多く使われているのがこのカラーベニヤです。

新築物件ではあまり使用されることがなくなってきていますが、費用的には一番安いので修繕ではよく使用されます。

白のカラー合板を重ね張りする場合は、工事費用はだいたい5000円/m程度です。

ケイカル板(けい酸カルシウム板)

もっとも主流とされる軒天材がケイカル板です。

若干カラーベニヤに比べると高くなりますが、耐久性、耐火性、耐水性に優れているのが特徴です。

デザインや色も豊富で、木目調の軒天ボードなどもありますので人気がありますね。

また通気性を確保している有孔ボードなんかもあります。

ボードの種類が豊富なので、それぞれにより商品価格も異なりますが、ケイカル板を重ね張りする場合は工事費用は6000円/m程度、もし既存のものを撤去して処分をするのであれば、8000円/m程度が相場でしょう。

スパンドレル

金属製の軒天でスパンドレルと呼ばれるものがあります。

軒天だけでなく外壁にも使用される素材で、ビルやマンションなど、規模の大きい物件の軒天の仕上げ材として使われることが多いです。

関連記事:アパートの外壁塗装工事!費用相場や期間について

軒天のリフォーム方法

軒天のリフォームにも色々なやり方があります。

カバー工法

既存の軒天が下地として使える場合は、その補強を行った上で新しい軒天ボードを重ね張りする、というリフォーム方法があります。

こちらの場合は工期も短く、工事費用もお手軽なことが多いです。

軒天の修繕が必要そうだと思ってすぐに修繕できれば、この工法で済むでしょう。

張り替え

既存の軒天を下地として使うことができないレベルで劣化してしまっている場合は、それを取り除いて張り替えを行う必要があります。

撤去にも手間がかかりますし廃材も出るのでその処分費用も発生します。

また、古いお家の場合は軒天にアスベストが含まれている場合があります。

アスベスト含有の有無は行政が無料で調査を行ってくれますが、アスベストがもし含まれていた場合は撤去や処分にかなり費用がかかってきます。

塗装

軒天ボードがそこまで劣化していない場合、上から塗装をするだけで済む場合もあります。

既存の起点の塗装であればだいたい1000円〜1500円/m程度で修繕が可能なので、かなり安く済みます。

関連記事:火災保険で雨漏りはなおせる?経年劣化だと適用されない?

軒天の修繕はなるべく早く行うこと

外観をパッと見るだけだとあまり軒天は目立つ場所ではないので劣化にも気付かれにくいのですが、

そのまま放置してしまうと雨水の進入により躯体が腐ってしまって大規模な修繕が必要になるかもしれません。

費用相場は足場の設置も含めて30万円〜40万円程度でなかなか高くつくことが多いですが、大規模修繕になればそんなものでは済みませんから、気付いたらなるべく早めに修繕対応した方が良いでしょう。

関連記事:トイレを和式から洋式に変更!修繕費の相場はいくら?

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