不動産投資をしていると
空室が埋まらなくて焦る!
というオーナーさんは多いと思います。
毎年4月、9月などの新生活が始まる少し前の時期はこの業界は繁忙期となりますが、
この時期に決まらないと1年空いてしまうお部屋なんてのもあって、ソワソワしてしまうものですよね。
私も学生向け物件なんかはいつも新年度前にドキドキしています。
どうにも学生物件は入れ替わりが激しく、それなりに戸数がある物件だと毎年必ず退去がありますからね。
今回はなかなか空室が埋まらない!という時にできる入居者募集キャンペーンをご紹介してみたいと思います。
実際に私が行った施策で、効果のあったものです。
入居者プレゼント
これは地方の築古の学生向けアパートだったのですが、まず建物の名前を変更しました。
当時六本木ヒルズができたばかりで「ヒルズ」というといまだになんとなく良いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
ということでその印象をお借りしまして笑
建物の名前にヒルズという単語を入れてみました。
その上で、北欧グッズプレゼント!と謳い、ちょっとしたキッチン周りで使える消耗品などのおしゃれなグッズを置いてみたことがあったんですよね。
これはほとんどお金のかかっていない施策ですが、意外にも効果は結構ありました。
学生物件というのもあってか、築古アパートに「ヒルズ」という名前がついているのが面白く感じられるらしく、なんとSNSで建物名が出されていたりもしていました。
入居者さんに愛着を持ってもらうという意味でも、建物名は結構大事な要素なのかもしれないなと思いましたね。
ちょっとしたコンセプトのようなものがあると印象にも残って良いのかもしれません。
オーソドックスな入居者プレゼントだと、
- トイレットペーパー
- サランラップ
- お米
- 軍手、ガムテープ
といったようなものがありますね。
こういった絶対に使うもの・引っ越しの時にすぐに必要になるものは置いおくと親切かなぁと思います。
入居者さんにとって嬉しいプレゼントを考えて置いてあげると良いでしょう。
中には内見の時点でQUOカードなどのプレゼントを渡しているオーナーさんもいらっしゃいますね。
これはどうしても1内見で500円かかってしまうので、本当になかなか決まらない物件で最終手段的なやり方になるかなと思います。
あとは冬場にホカロンなどを置いたりもしています。
関連記事:賃貸物件の内見の印象を良くする!ウェルカムボードなどの空室対策
フリーレント
フリーレントは、最初の1ヶ月、もしくは数ヶ月を家賃無料にする、というやり方です。
かなり安い物件じゃないと効果がないと思います。
私も何度か試してみたことがありますが、確かにフリーレントにすることによって問い合わせも増えますし、入居も決まりやすくなるな、という印象はありました。
ただあまりにもダメダメな物件の場合は、フリーレントをやっても意味がありません。
家賃がかなり安いような物件や、条件が悪い物件はフリーレントを付けても効果が得られないことが多いです。
というのも、そういった物件はフリーレントにしても生活保護受給者層にも引っかからないんですよね。
安い物件は生活保護の方の入居が決まることも多いんですが、生活保護受給者の方も「住宅補助金でいけるギリギリでなるべく高いところ、良い物件にしたい」というパターンが多いのです。
まぁ普通に考えたらそうなりますよね笑
なので条件がかなり悪い物件はフリーレントなどをやっても意味がなく、手立てが見つからないことも多いので注意です。
ちなみにフリーレントですが、家賃を最低でも1ヶ月分なくす、となるとその分利回りが変わってくる、ということも理解しておきたいです。
長く住んでくださる方がたまたま決まれば良いですが、フリーレントキャンペーンを使って決まった入居者が短期で退去が決まってしまうと、大幅に家賃を下げたということと同じことになってしまいます。
フリーレントキャンペーンを行う場合は、最低入居期間を設けるなどの対策をしているオーナーさんもいらっしゃいますね。
関連記事:空室対策としてのフリーレント!オーナーは何に注意するべき?
広告料を上げる
これは入居者向けではなく入居付けをしてくださる仲介業者さん向けのキャンペーンですが、どうにも空室が埋まりにくい物件に関しては広告料を上げる、ということをしています。
詳しくは上記の記事に書いておりますが、期間限定で広告料を上げる、という施策をしてみました。
やはり広告料がプラスになることによって、仲介さんも積極的にお部屋の紹介をしてくれますね。
とはいえ、広告料を上げるとなると家賃1ヶ月分をプラス、というような付け方になると思いますので、
フリーレントと同じく、利回りが大きく変わることになります。
広告料をつけるかどうか、上げるかどうかの判断は、実際の収益を計算してみて数字を見てから慎重に判断したいところですね。
関連記事:不動産投資をする時に知っておきたい広告料の仕組み!相場はいくら?
実際に自分自身でやってみたキャンペーンについて解説してみました。
また何か新しいことをしてみたら、追記したいと思います。
何かしらこういう施策をすると効果はやはり感じられるので、空室対策を考えることも大事ですね。