売買知識

サラリーマン大家が儲からないのは不動産を好きじゃないから

サラリーマン大家は実際儲かるのか?

サラリーマンでこれから不動産投資をしようとしている人にとっては気になるところだと思います。

私からすると、サラリーマンというのは融資も受けやすく、一番強いポジションにいる人だと思っています。

なんたって毎月固定のお給料が入ってくることが約束されていますから、やはり自営業の人に比べると融資を受けやすいですよね。

ですが、実際にはサラリーマン大家さんが成功するのはとても難しいことなのかなとも思います。

これは個人的な意見なのですが、不動産投資をする時にポイントになってくるのは「不動産が好きかどうか」というところなのではないでしょうか。

どんな業界でもそうだとは思いますが、好きこそ物の上手なれ。

不動産が好きでやっている方には敵わないなぁといつも思うのです。

そもそもサラリーマンで不動産投資に行き着く人は少ない

周りのサラリーマンの方を見ていても思いますが、

そもそもサラリーマンで不動産投資という選択肢に行き着く人が少ないように感じます。

ある程度稼ぎが出てくるとマイホームを購入したりローンを組んだり、というのはみんな当たり前にやっていることなのに、

不動産投資をする、という選択肢はなかなか浸透していないように思いますね。

これは日本全体で金融リテラシーが低い、という原因があるのかもしれません。

家(お部屋)を自分で購入して誰かに貸し出すというのは、かなり大仰なことのようにみなさん感じるのかもしれませんね。

関連記事:不動産投資でFIREするならどれくらい投資しなきゃいけないのか

不動産に興味がないと、学ぶことができない

不動産はとても奥の深いものです。

興味がない人が「老後のために投資をしておかなくては…」というような感覚で手を出そうとすると、その奥深さに途方に暮れてしまうのではないかと思います。

例えば不動産投資家として成功している方は、購入を検討している不動産を購入するために、一ヶ月その不動産があるエリアにジョギングコースを設定して、自分で走ってみたり…

毎日のようにポータルサイトをチェックして新着物件をチェックしたり…

いつも不動産に関する本を読んでいたり…

やはり不動産が好きな人は、情報を得るためのアンテナもしっかり張り巡らせている感じがするんですよね。

不動産投資は物件を購入するところからがスタートになりますが、

投資を早く始めたいがために、妥協して物件を買ってしまうと失敗することが多いです。

まずはたくさん本を読んでみたり、ポータルサイトをまわって、自分が購入できそうな物件を探してみる、というところからスタートしてみるのはどうでしょうか。

関連記事:不動産投資初心者におすすめしたい本、実際に読んでよかったもの

人に勧められるままに不動産を買ってしまう

サラリーマン大家さんで「儲からない」と言っている人の多くが「人に勧められるままに不動産を買ってしまった」というケースです。

例えば、不動産投資のことは最初はあまりよくわからないから、まずは大家の会のようなものに入って、そこでセミナーを受けて、

その会で紹介してもらった不動産業者に紹介してもらった限定の物件を購入してしまった。というような話ですね。

不動産投資セミナーももちろん良いものもあるんでしょうけど、

多くは営業が含まれるもので、中には詐欺まがいのものがあるということを充分理解しておいた方が良いでしょう。

残念ながら不動産投資界隈はそういった詐欺のような話も多いので、

「騙されないようにしなければ」という意識を常に持っておいた方が良いと思います。

不動産投資クラブで詐欺にあうこともあるので注意が必要です! 不動産投資のことをあまり勉強しないままに不動産投資クラブに入って、そこで不動産投資を始め、投資詐欺にあってしまう、という人が少なからず...

あとはシンプルにマンション投資などの上手い話を営業マンからされて、それに乗ってしまうサラリーマンの方もいらっしゃいますね。

私の友人がその話に乗りかけていたことがあります笑

不動産投資をする上でぜひ覚えておいていただきたいのは、「良い物件は向こうから歩いてこない」ということです。

ポータルサイトを日々チェックしていて「これは…!」と思ったものはすぐに連絡をしていますが、物件が掲載された当日に連絡をしても「すでに問い合わせが○件入っていて」という話をされることは多いです。

投資物件として質の良いものは、誰もが欲しいと思う物件なのです。

逆に営業マンがおすすめするような物件というのは、誰かが頑張って売らないと売れない物件なわけですね。

だからこそ、ある程度知識をつけて、良い物件を見抜けるようにならなきゃいけないですし、

自らが良い物件を掴みにいく力が必要なのだと思います。

それを億劫だと感じる方は、不動産があまり好きではない、ということなのではないでしょうか。

レバレッジを効かせることができるので、投資としては不動産はとても良いですが、

レバレッジを効かせることができるということは、それだけ規模が大きく、リスクもまた大きいということにもなります。

あまり不動産に興味を持てないのであれば、無理矢理やろうとしても難しいかなと思うので、

まずは少額で株式投資、というのでも良いかもしれません。

データを見ながら掘り出しものを探す、ということにワクワクしないのであれば、安定して利回りが出る保守的な株にずっと投資し続ける、というのでも良いと思います。

関連記事:株か不動産か、投資をするならどっちがいいんだろう?

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