売買知識

【地方不動産投資】屋根の棟(むね)が飛んでいった!修理に17万円かかりました

今年で築40年になる6戸2階建てのアパートを東北エリア所有しているのですが、

先日屋根の棟(むね)が飛んでいってしまったとのことでご連絡があり、修繕をしました。

棟とは、屋根の上のやつです。

これは修繕していただいて、新しく付けていただいた棟

通常は屋根と同じ材質のものが上にのっていることが多いです。

お恥ずかしながら私も今回のことがあって初めて、ここが棟という名前なのだと知りました。

屋根の棟の役割

屋根の頂上の部分を棟(むね)と呼びます。

瓦屋根の場合は瓦でできており、金属系の屋根の場合は板金でできています。

この棟ですが、頂上部分を上から覆うことによって雨水の侵入を防いでくれる役割があります。

さらに、熱気や湿気を逃してくれるという役割もあります。

今回はこの棟が飛んでいってしまったのですが、役割を考えると絶対に放置してはいけない、ということがわかります笑

雨が侵入してしまうと、そこから雨漏りしたり、建物内部に水分が侵入して腐蝕する原因となります。

しかし屋根の上というのは普段見るものでもありませんから、飛んでいったまま気づかない、ということもあります。

棟はどうしても直射日光が一番あたりやすい場所で温度が高くなりますし、雨風にさらされる部分でもあります。

通常は釘で打ち付けられているものなのですが、熱や雨風の影響で釘が浮いてきやすく、7年〜10年ほどで交換や修理が必要なんだそうです。

所有している物件は築40年ですが、私自身中古で購入していますので、棟のメンテナンスをどれくらい行っていなかったのか、ということは把握しておりませんでした。

関連記事:屋根の種類と修繕の相場、メンテナンスは何をすれば良い?

屋根の棟の修理、17万円

飛んでいってしまった棟
剥がれているのが様子がわかる

東北エリアの物件で、今回の修繕には私は立ち会えませんでしたので、管理会社の方にお写真をお願いしました。

これは多分職人さんが撮影してくださっていると思いますが笑

管理会社さん経由で送っていただいたお写真になります。

新しい棟を取り付けるにあたって邪魔になる、
部分的に残っている今の棟を一度剥がしていただいたのかなと思います
新しい棟をつけていただいている様子
飛んでいってしまった部分にしっかりと新しい棟がつきました!

一連の過程がわかるようにお写真をたくさん送っていただいて感謝です。

今回の棟の修理は約17万円でした。

屋根は材質によって修理費用も変わるようで、交換工事の場合

  • 金属で出来ている棟板金は5,000~10,000円/m
  • 瓦でできている棟瓦は積み直しで10,000~16,000円/m

これくらいが費用の相場となるようです。

今回は2階建てアパートで足場を組んだりする必要がなかったので、17万円で済んだのだと思います。

屋根の修繕というとかなり金額が出るイメージがありますが、安く仕上げていただいた感じがします。

ちなみにこの家は瓦ではないので板金ですね。

棟板金の場合は修繕合計は約30万円前後が相場のようです。

やはり安く仕上げていただいた感があります。

関連記事:中古物件のリフォームはここにお金がかかる!内見時に見るべきポイント

足場を組むかどうかで費用は大きく変わる

屋根だけでなく外壁の修繕などもそうですが、足場を組むかどうか、というところは修繕費用に大きく影響してくる部分です。

規模の大きい建物になると、足場が必要になることが多く、それだけで簡単に100万円200万円と金額が上がっていってしまうもの。

屋根の工事を足場を組んでしなくてはいけない、となったら、屋根だけでなく外壁も一緒に何か修繕ができると、お得に修繕できるかもしれません。

屋根の工事も外壁の工事も別の時期でやって、それぞれに足場を組む、となるとやはり金額が高くなるので勿体無いのですよね。

今回の私の物件のように、2階建てのアパートで規模の小さい建物なら、足場を組まなくても修繕できる場合もあります。

初めて屋根の修繕をする、という場合はできるだけ相見積もりをとって、足場を組まなくても良いところがないか、費用を抑えられるところがないか探してみると良いかと思います。

ただ素人には施工内容があまり理解できないもので、安ければ良いというものでもありません。

今回の屋根の棟の修理に関しては割とシンプルな工事だとは思うのですが、

例えば外壁の塗り直しなんかは、複数回塗らなきゃいけなかったり、下地をしっかり塗って、上からもコーティングをしなくてはいけないところを、手抜き工事されてしまって金額も安くしている、というところもあります。

外壁の塗りなんかは素人には本当にわかりませんし、年月がある程度経たないと工事が良い工事だったかどうかもわからない、というのが難しいところです。

業者さんを選ぶ時は見積もり時に内容が明瞭なものを選ぶ、

工事の内容についてはネットでもいいので少し自分も勉強して、見積もりの詳細部分が理解できるかきちんと読んでみる、ということを大切にしてください。

業者さんのクチコミなども調べられると良いかと思います。

関連記事:軒天の修繕にはいくらくらいかかる?その内容は?

売買知識を学べるおすすめ記事
こんな記事も人気です