30坪程度のかなり狭い土地の場合、どのように土地活用をしたらいいのか?と悩む人も多いでしょう。
土地を持っているだけで、そこから何の利益も得られていなくても
固定資産税は毎年かかってきてしまうものですから、少なくともそれくらいの利益は何とか出すことができると良いですよね。
30坪程度の土地を駐車場にして、駐車場経営をしていく場合や
それ以外の土地活用法について解説していきたいと思います。
土地の種類を把握しよう
30坪、といってもいろいろな形の30坪がありますよね。
駐車場経営をするにしても、どのような土地なのかによって何台駐車することができるのかが変わってきます。
まずは土地の形の種類について理解を深めましょう。
大まかにわけて
- 正方形の土地
- 長方形の土地
- 三角形の土地
- 旗竿地
があります。
正方形の土地
正方形の土地は一見使いやすい土地のように感じますが、
意外と狭く見えてしまいやすいのがこの土地の特徴です。
近い形としては平行四辺形や台形の土地などもありますが、そういった土地の場合は
角度がきつい土地ほど使いづらく、正方形に近い方が使いやすい土地だと言えるでしょう。
長方形の土地
なんだかんだ一番使いやすいのは長方形の土地だったりします。
特に駐車場経営を考えているのであれば、長方形の土地の方が駐車スペースを取りやすいんですね。
もちろんこれも、縦横の長さがどのような土地なのかにはよってしまいますが、
配置によってはうまく土地活用できる形と言えます。
三角形の土地
不整形地の代表である三角形の土地。
30坪程度の三角形の土地だとなかなか活用するのも難しいですね。
土地にもよりますが、駐車場経営もなかなか難しいと考えた方が良いでしょう。
旗竿地
旗竿地とは、土地が旗竿のように見える土地のことで
接道部分が狭く、細長い部分が竿、その奥の開けた土地が旗に見えることがからこう呼ばれています。
駐車場として活用する場合は接道部分が車が通れる広さがあれば良いですが
なかなか30坪程度の土地だとそれも難しいところが多いでしょう。
30坪で駐車場経営できる?
30坪程度の土地で駐車場経営を始めることができるかどうか、という部分ですが
これは土地の形によってできるできないが分かれます。
まず車が土地に入ってくる部分は車の幅が取れないといけないですし、
駐車することができても他の車とぶつかってしまうため、車を出すことができない、という土地でもダメですね。
まずは土地の形の特徴をつかみ、
実際にどれくらい車を停車することができるのか、ということをシミュレーションしてみましょう。
だいたい一般的な車であれば
幅 2.5m × 長さ 5.0m 車路幅 5.0m
という大きさが車一台を停車するために必要な基準値となります。
図面などで土地を確かめながら、どのような配置にできるかを考えてみましょう。
駐車場以外のおすすめ活用法
駐車場として活用することができないようなあまりにも狭い土地や変形地に関して、
他にどのような活用方法があるかも紹介しておきたいと思います。
看板
三角形の土地など、不整形地でどうしようもないような土地でも
交通量がある程度あるような場所であれば、看板を立てて土地活用をすることができます。
- 野立看板
- 広告看板
- 電飾看板
などの種類がありますが、電飾を使わない看板であれば比較的すぐに始めることができます。
広告募集をして、「場所代」という形で賃貸料を広告主から得ることができます。
ただ、看板もメンテナンスなどは必要になるので、一度立てたら終わり、というわけではないことを留意しておきましょう。
自動販売機
30坪にも満たない1畳〜2畳程度の本当に小さな土地の場合は
自動販売機を置く、という活用法もあります。
メーカーによってどのような収益携帯になるかはまちまちですが
売り上げに応じて収益が得られるような仕組みもあります。
ただある程度人通りがある場所でないと、自動販売機を設置しても売り上げが上がらないですし
売り上げが見込めないとメーカーとも契約できない、などの障壁もあります。
コインロッカーや貸しロッカー
一時的に荷物を預けることができるコインロッカーや
長期的な荷物を預かる貸しロッカーなどの土地活用法もあります。
駅が近かったり、ある程度需要があるところでないと難しいスタイルではありますが
人の多い場所なのであればこういった活用法も良いでしょう。
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コインランドリー
周りにアパートなどが多い住宅街であればコインランドリーにして土地活用をする、ということも可能です。
個人経営でも良いですが、フランチャイズ経営なども選択肢としてはありますので
アドバイスをしてもらったり、管理を任せながら土地活用をすることもできるでしょう。
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