不動産管理

大家と管理会社で起こりやすいトラブルとは?

地方の築古アパートを中心に、戸建てや区分マンションにも投資をしています。

不動産投資歴は10年を超えました。

今回は大家と管理会社の間で起こりやすいトラブル事例を、私が実際に体験した事例も踏まえて書いてみたいと思います。

私は実は管理会社を変更した経験もあります。

合う合わないというのは人間同士の付き合いですし絶対的にあるものです。

管理会社と大家では立場も違いますしね。

今オーナーとして頑張っていらっしゃる方の励みなれば、と思い、今回はこのテーマにしてみました。

修繕費が高い

これはあるあるですね。

私もいくつかの管理会社さんとお付き合いがあり、退去があれば原状回復をしなければいけませんから、いつも修繕見積もりを出していただいて修繕をお願いしますが、

相場よりも高く感じられる見積もりが返ってくることはよくあります。

管理会社から来た修繕見積もりが高い!と思った時にしてること 管理会社の担当さん 〇〇の物件ですが、どこどこが壊れてしまって、修繕が必要になります! お見積もり送らせていただきます! ...

見積もりでいただいた箇所を全て修繕するのではなく、必要最低限に抑えたり、

相場を調べてクロスなどの単価の交渉をしたりしています。

ただ、最近は物価の高騰もあり、そもそも相場が上がっている場合があって、この見極めも少し難しくなってきています。

管理会社さんに「数年前はこれくらいの単価でしたけどねぇ…」と言っても、「最近は値段が結構上がっていて;;」と言われることが増えましたね。

関連記事:【実録】原状回復の修繕費をなるべく安くオーダー

担当者に連絡がつかない

お金を払って管理をお願いしているわけですから、担当者に連絡がなかなかつかない、というのは困ります。

ただ不動産業界、結構これあります笑

私もお付き合いのある方の中でこういう方がいらっしゃって、

とあることの回答待ちだったのに、何ヶ月も先延ばしにされて全然連絡がつかないまま…ということがありました。

その管理会社さんは東京からだと新幹線に乗らないと行けない都市にあるのですが、

思い切って現地に行ってみることに。笑

実際現地でお会いすれば、ゆっくりとお話をすることができますからね。

そして実際に会うということはとても大事だと思っています。

しばらく会っていないとどうしてもメールや電話のやりとりだけでは伝わらなくなってくる。こちらの不満もたまってきてしまう。

なので管理会社さんは定期的におうかがいするようにしています。

関連記事:管理会社に不満を持っているオーナーは多い!?正しい付き合い方とは?

【体験談】担当者が変わる、長期休暇に入る

今まさに直面していることなのですが、担当者さんが長期休暇に入ってしまって、進行していた案件が宙ぶらりんになってしまう、ということがあります。

不動産業界はそもそも大変な業界だと思います。みなさんお忙しそうですし、LINEでやりとりをしてくださっている方は「こんな時間に!?」という時間に返信が来たりしますしね。

担当者が急に変わったり、長期休暇に入ってしまうというのもよくあることで、

メンタル的に辛そうだな、と心配になることもあります。

辛そうだなと思う時は、こちらもあまり強くは言えなくなってしまいますね。

関連記事:サラリーマン大家に自主管理は無理?管理会社に任せた方がいい?

【体験談】空室なのに入居募集されていなかった

これは実際にあった話で、

退去が出たので原状回復をお願いしていたお部屋がありました。

修繕が終わったら入居募集をします、というお話をされていたのでお任せしていたのですが、退去し終わってから修繕完了の連絡もなく、ずっと空室になっていたお部屋がありました。

あまりにずっと空室だなということに私も数ヶ月経ってから気付き、「あのお部屋の入居募集はどうなっていますか?」とお聞きしたところ、「募集するの忘れていました!」ということでした。

管理会社さんもお一人が担当されている部屋数はとんでもない数ですからね。そういうこともあるのだとは思いますが、これで繁忙期を逃していたりしたら…と考えると恐ろしいです。

このお部屋は担当者さんが忘れていた負い目を感じてくださったのか、すぐに入居が決まりました笑

関連記事:不動産投資、入居者募集キャンペーンで実際にやってみたこと

【体験談】賃料値下げの提案が多い

これは本当によくあることで、困ることでもあります。

管理会社さんからの「家賃をもう少し下げた方がいいんじゃないですか?」というご提案。

確かに管理会社さんとしては、入居が決まらないと何の収益にもなりませんから、家賃はいくらでもいい、とにかく入居を早く決めたい、という考えなのはわかります。

ですが大家からしてみれば、簡単に家賃を下げるわけにはいかない。

一度その値段で出してしまうと他のお部屋もその値段で出さなくてはいけなくなりますし、以前から入居していただいているお部屋からも家賃減額交渉が入る場合があります。

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一つのお部屋の家賃を数千円下げるだけ、に見えても、

家賃を下げるのには色々な意味が含まれてしまうんですよね。

これは管理会社と大家の立場の違いから生まれるあるあるトラブルかなと思います。

関連記事:不動産の管理委託とは?何をやってくれるの?

トラブルはつきものではありますが、それでも管理会社さんの存在があるからこそ、自分の住んでいない街でも不動産投資をすることができます。

感謝の気持ちを忘れずに、お付き合いを続けていきたいものです。

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