不動産投資を始めてみたい!と思ったらまずは何からしなくてはいけないのでしょうか?
今回は不動産投資をこれから始めようと思っている初心者の方向けに、不動産投資をする流れと、まずしなくてはいけないことを解説してみたいと思います。
不動産投資の流れ
まず不動産投資の全体の流れについて解説します。
不動産投資を始める時は、
- 物件探し
- 物件を扱っている業者に連絡
- 物件を内見
- 購入申し込み(指値交渉)
- 売買契約を結び、手付金を支払う
- 金融機関に融資を打診し、融資審査
- 融資がおりれば残りの支払いをして物件取得
といった購入フローになります。
不動産探しをしてから該当物件を見つけて、そこからの流れがとてもハードに見えるかもしれませんが、実はこの中で一番重要なのは「物件探し」の部分です。
何よりも時間をかけて、慎重に行う必要があります。
というのも、物件を選ぶ時点でその不動産投資が成功するか失敗するかの8割が決まると言っても過言ではありません。
どれだけ良い物件を安く購入することができるかに全てがかかっています。
良い物件でも購入時の金額が高ければ利回りはさほど期待できませんし、予期せぬ修繕費がかかってマイナスになってしまうかもしれません。
初心者にとって良い不動産を相場よりも安く取得するというのはとても難しいことです。
そもそも相場感覚がありませんからね。
でもそこが一番大事。
ここに一番労力をかけるべきです。
さっさと不動産投資を始めたいからといって、妥協して不動産を購入しないようにしてください。
関連記事:不動産投資初心者が騙される手口
どれくらいの規模で投資したいか考える
まずはどれくらいの規模で不動産投資をしたいのか、ということを考えます。
物件を探すにも、物件にも色々な種類がありますからね。
規模の大きい投資をして、これからどんどん不動産投資事業を拡大していきたい、という気持ちがあるのであれば最初から4戸〜6戸くらいのアパートを一棟買い、というのもアリでしょう。
逆に堅実に、とにかく少しだけでいいから年金の足しになるような投資がしたい、というのであれば安定感のある都心の区分ワンルームマンション、という選択が良いかもしれません。
ある程度規模を決めて物件を探さないととんでもない数の中から不動産を探さなくてはいけなくなるので大変です。
例えば、年間にどれくらいの収益が欲しいか、ということから逆算して投資物件を探していくのも良いでしょう。
都心の区分所有であれば利回りは5%前後。
地方の共同住宅を一棟で買うなら利回りは20%超え、なんてこともあります。
年間に得たい収益から逆算して、どれくらいの規模、利回りの不動産が良いか考え、その数字に近い物件を探していくと良いでしょう。
不動産投資の本を読もう
初心者の方はまず不動産投資の本を複数読んで見るのがおすすめです。
不動産投資の本は1冊読むだけでなく、複数読みましょう。
最初から最後まで全てのページを読む必要はないので、例えば図書館などに行って、いくつかの不動産投資の本の気になる箇所だけをピックアップして読んでみるというのも良いです。
もしくはブックオフなどの古本屋で複数の本を買うというのが良いでしょう。
考え方や投資の仕方などが人によって様々なので、1冊だけでは判断がしにくいです。
あっちの本ではこう書いてあったのに、こっちの本では全く逆のことが書かれているということもあります。
ぜひ複数の本を読んでみるようにしてみてください。
関連記事:不動産投資初心者におすすめしたい本、実際に読んでよかったもの
実際に不動産を探してみる
売却不動産を見ることができるポータルサイトで不動産を実際に探してみてください。
こういったサイトでとにかくたくさんの不動産を見てください。
そして探し始めて1ヶ月くらいで物件を見つけようとしないでください。
不動産を探し出すには最低でも3ヶ月はかかると思った方がいいです。
新着物件が出たら通知がくるように設定しておき、チェックしているエリアの新着不動産は全て把握している、くらいのところまでいけると良いと思います。
エリアはあらかじめ決めておいた方が不動産を探しやすいでしょう。
初めて買う不動産は自分が通勤通学などで通っていた場所や住んでいる場所など、自分にゆかりのある土地で検討した方が良いと思います。
土地勘があるところの方が色々と検討しやすいんですよね。
エリアによって文化があったりする場合もありますので、知ってるエリアで投資するのが一番です。
関連記事:不動産投資におけるエリアの選び方について
いくつか気になる物件が出てきたら、業者にコンタクトをとる前に一度物件を見に行ってみましょう。
外観だけしかみられなくても、物件の周りをお散歩してみる、というだけでずいぶん印象が変わりますし、得られる情報も多いです。
不動産投資を始めたい、という方、ぜひ参考にしてみてください。