不動産投資の基礎知識

マンションを一棟買いするメリットとは?

地方の築古アパートを中心に戸建てや区分マンションにも投資をしています。

投資歴は10年を超えました。

一口に不動産投資と言っても色々なやり方があります。

私の場合は地方の築古アパートを買っていますので、

一棟あたりの値段も数千万円程度で比較的購入しやすく、また地方のアパートというのもあって利回りは20%前後のものが多いです。

築古ならではの大変さ(主に修繕)がありますが、それでも戸数が増えていくと収益性は高いなと思います。

それに対して、サラリーマンの方があまりリスクを負わずに小さく投資をする、というのであれば区分マンションへの投資などが一般的でしょうし、

リスクをとって融資をドーンと引いて、マンションを一棟買いする、という方法もあります。

今回は色々ある不動産投資方法の中で、マンションを一棟買いするメリットについて解説してみたいと思います。

とにかく収益性が高い

マンション一棟買いとなると、数千万円台後半から億単位での投資になると思います。

それだけ投資規模が大きくなると、やはり収益性はすごく高くなりますよね。

たとえば1000万円の物件で利回り10%だったら一年後には1100万円という計算ですが、

1億円の物件で利回り10%だったら一年後には1億1000万円という計算になります。

投資収益は割合ですので、同じ利回りでも投資する額が大きくなればそれだけリターンも大きくなります。

マンション一棟の場合の利回りは5%〜10%くらいが平均ですので、上記に挙げた数字も遠からず、という感じだと思います。

1億円のマンション一棟持っていれば、それだけで年収1000万円を達成することができるのです。(諸経費はこの際考えていませんが笑)

問題になってくるのは融資かなと思います。

自己資金をある程度持っている、属性が良い、これまでの事業がうまく行っている、などなどの条件が揃わないと、規模の大きい融資を通すことは難しいですね。

関連記事:【不動産投資】融資審査を有利にする事業計画書、何を書けばいい?

区分マンションに比べると投資効率が良い

都内の区分マンションは利回りが5%前後のものが多く、最近は2〜4%のものもよく見かけます。

そして区分マンションの場合は自分の所有となる部分が狭いので、一棟買いの方がやはり投資効率は良いですね。

先述した項目と少しかぶりますが、やはり投資効率が良い、というのがメリットです。

関連記事:築古区分マンション投資ってどうなの?実際買ってみました

売却時に資産価値が下がりにくい

また、一棟買いの場合は土地も所有することができますので、売却する時にもある程度価値が担保されているというのもメリットでしょう。

建物部分は経年劣化によって価値がどんどんゼロへと近づいていくものですが、

土地部分は基本的には大きく価値が下がることはありません。(エリア全体に何か大きなトラブルがない限りは)

そう思うと、売却時の見通しも立ちやすいというのがメリットとして挙げられると思います。

木造アパートなんかは本当に建物部分がほぼゼロになってしまう、ということが多いので、

その点マンションの場合はRCが多いでしょうから、建物部分も木造ほどは価値が下がらないですよね。

関連記事:不動産投資の相場感覚はどうやって身につける?知っておくと良い数字

管理方針を全て自分で決定することができる

区分マンションの場合は管理費を払い、管理組合の方で修繕積み立てを行ったり、修繕計画を立てたりします。

ですが、マンション一棟買いであれば、修繕計画を自分で立てることができます。

屋根や外壁といった大規模修繕を自分で計画して自分の判断で行うことができる、というのはメリットでしょう。

ただ、逆に言えば全部自分でやらなくてはいけないというデメリットもあります。

自分でやれる自由さがある反面、全部自分で考えてやらなくてはいけないので、時間や労力を要するという側面があります。

関連記事:マンション投資をするのにファミリータイプはどうなのか?

マンション一棟買いは大きくリスクをとって、収益性を上げる投資方法

ここまでマンション一棟買いのメリットを挙げてきましたが、

  • 投資額が大きく、リスクもまた大きい
  • 物件が一箇所に集中するため、分散することができず、自然災害などのリスクも高い
  • 管理・維持の手間とお金がかかる

といったデメリットもあります。

大きくリスクをとって、収益性を上げる不動産投資方法がマンション一棟買いだと言えるでしょう。

不動産投資をしていく上で、どのような投資方法が自分に合っているのか

将来的に不動産投資でどれくらいの年収をあげたいのか、といったことを考えて、投資方法を検討すると良いと思います。

最初は少額から始めて、不動産の知識をまずは入れていく、という方法も良いでしょう。

自分がどれくらい自己資金を用意できるか、というところから考えるとまた計算しやすいかもしれませんね。

関連記事:不動産投資を少額から始めたい!という場合、どんな方法がある?

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