地方の築古物件を中心に不動産投資を行っています。
投資をしているのは主にアパートです。
出張に行ったのは1月末だったのですが、東北エリアのため、すでに雪が積もっていました。

毎年年度が変わる前というのは不動産業界は繁忙期となります。
その時期にお部屋を決めることができないと、また1年空いてしまうようなこともありますので、できるだけ繁忙期前に現地を見に行くようにしています。
このエリアではいくつかの不動産を所有しているので、2日かけて回ってみることにしました。
いずれの不動産も、建物のどこかにキーボックスがついていて、空室の鍵はまとめて入れてありますので、不動産管理会社さんに一応断りを入れて、空室を全て見てみます。

比較的綺麗ですね。
お部屋がステージングされていた…!
さて次のお部屋…と思って入ってみると…

ん!?
これは間違ってお部屋に入ってしまった!?
とちょっとドキッとしました。
いくつも不動産を持っていると、もうどこが空室なのかというのも分からなくなってきて、
しかもA棟とB棟があったりすると、同じ番号のお部屋があったりするので、それで間違ってしまったんじゃないか、といつもヒヤヒヤしています。
今回はなんと、特に依頼をしていたわけではないのに、お部屋がステージングされていた(モデルルームになっていた)という状況でした。

キッチンにも、グラスなどが置いてあり、なんとなく「生活したらこんな感じ」というのが伝わってくるようになっています。
排水溝にはきちんとラップをしていただいていますね。

お部屋の中もこんな感じで、色々な家具が置いてありました。
特に依頼していなかったと思うので、一瞬焦りました…

お部屋入口の横にも背が低い棚が置いてあります。
管理会社さんのご厚意なのか、それとも他のお部屋で使っていて、そこの入居が決まって行き場がなくなったものが一時的に置かれているのか…
お部屋のど真ん中に机とソファが置かれていることで、お部屋全体が狭く見えたりしないかな、と少し心配になりました。
ソファとお布団にも少し使用感があったので…
いずれにせよ、お布団が出たまま、というのはあまり印象が良くないので、お布団だけでも押し入れにしまってもらうよう後ほど連絡しようと思います。
また、家具のチョイスはちょっと男性的だな、と感じますね。
こちらのアパートはこのお部屋以外にも空室はあるので、
内見の時はこのモデルルーム以外の空室も案内してもらえるとは思います。
なので一旦このままでもいいかな、と思いました。
ホームステージングはお部屋の使い方を提案するものでもあるので、
左奥のデッドスペースをどう使うか、ということが提案できるステージングにしてみると良いのかもしれません。
例えばライトを置いて、椅子も置いて、机として使う、みたいな見せ方も良いような気がします。

ホームステージングをする際のターゲットについて
ホームステージングを本格的に行う際は、どのような人をターゲットにするか、ということを考えることがとても大事です。
こちらのお部屋は間取りが1Kなので、基本的には単身者向けとなります。
住むとしても2人まで、という感じですね。
なので、ステージングにチョイスされている家具は間違っていないように思います。
ただ、家具のチョイスが少し男性的なので、もう少し女性向けに考えてみても良いかも、とも思いました。

ちなみに他のお部屋ではアクセントクロスを導入したりしているのですが、
こちらは女性をターゲットに、と思ってカラーを選んでいます。

単身者向けではありますが、男性も女性も入居の可能性がありますので、その場合は女性ウケが良いように作っておいた方が決まりやすいのではないかな、と個人的には思っています。

他のお部屋では、退去後に残置物が…
ステージングをお願いしているわけではないお部屋がステージングされていた、というのにもちょっと驚いたのですが、そちらはご厚意かもしれませんし、そこまで問題なことではありません。
しかし、他のお部屋では、
退去があったお部屋でがっつり残置物が残っているというトラブルがありました。

これは流石に、生活感がすごくて、入った瞬間に「間違えたかも!」とまた焦りましたね笑

さすがに少しぼかしていますが、残置物がもうそのまま、という感じでした。
後日、本人に連絡をし、管理会社さんに請求を行ってもらっています。

今回もいくつかの物件を回りましたが、まぁ本当にどの物件も何かしらトラブルがあるものですね笑
繁忙期前はやはりちゃんと現地に足を運んだ方がいいな、と思いました。