不動産投資をやっていると色々な問題が日々起こるものですが、
今回は敷地内に放置されてしまった粗大ごみのお話です。
本当に次から次へと…笑
こんな感じで放置されてしまっていました…。
地方の築古アパートを中心に投資を行っているのですが、築古アパートなので家賃もやはりかなり安くなります。
東京に住んでいると考えられないですが、地方だとワンルームの場合家賃2〜3万円、みたいなお部屋ばかりなんですよね。
そういったお部屋を私もいくつも所有しているもので、中には生活保護受給者の方も多く入居されています。
家賃の滞納などは保証会社を通しているので心配ないのですが、粗大ゴミを敷地内に放置してしまう、などのルール違反のようなものはどうしても起こりますね。
オーナー持ちで粗大ゴミは処分した
同じアパートなのですが、敷地内には自転車も放置されていました。
写真には写っていませんが、放置自転車は2台ありました。
ソファにしても自転車にしても、管理の方が
念の為確認を取った上で、処分しておきますね〜
と言って処分してくださいました。
ソファの方はいくらかかったかちょっと記録が残っていなかったのですが、自転車処分は2台で2000円としていただいていました。(手間を考えるとかなり安くしていただいているように思います)
通常は粗大ゴミは所有者個人でお金を払って処分をしなくてはいけないものです。
それを不法投棄して、結局オーナーであるこちらの負担で処分することになる。
なんだかルールを守らない人の方が得をしている感じでとても気分が悪いですよね。
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不法投棄は犯罪です
ルールを守らずに粗大ゴミを放置することは不法投棄にあたります。
もちろん犯罪です。
ゴミを不法投棄した場合、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはこれら両方が科せられることになります。
もちろんこれは誰もが知っていることだと思うのですが、捨て方が分からなかったり、捨てるのにお金をかけたくない、という人が不法投棄をしてしまうことがあるわけですね。
こういった不法投棄があった際は、張り紙をしたり、入居者にお知らせを出すなどして、注意を促すようにすると良いかと思います。
実は不法投棄は入居者トラブルの中でも結構あるトラブルなんですよね。
何もしないのではなく、なるべく再発しないように対応していくしかありません。
関連記事:家賃値下げ交渉が入居中の入居者から来た!どう対応すればいい?
放置された粗大ゴミをそのままにしておくリスク
本来放置された粗大ゴミを処分する義務は持ち主にあります。
なのでオーナーである私が負担をして処分するのは、すごく嫌です笑
ただ、放置された粗大ゴミをそのままにしておくわけにはいきません。
内見の印象が悪くなる
以前自分自身がマンションの内見をしていて「こういう物件は買いたくないな」と思ったものの中に「粗大ゴミが敷地内に放置されている」というものを挙げました。
かなり放置されてから時間が経っていることがわかりますよね。
つまり、長いこと放置されていてもだれも撤去しない。
管理が行き届いていない物件です、と主張しているようなものです。
放置された粗大ゴミがあることで、内見の印象は格段に悪くなります。
- 入居者の中にゴミを放置するような人がいるかもしれない
- 外部からゴミを捨てられてしまうようなセキュリティ環境
- 放置されたゴミをそのままにしてしまう管理会社・オーナー
という風に見られるからです。
意識的にそう思っている人は少ないかもしれませんが、シンプルに汚いですし印象が悪くなりますよね。
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犯罪の温床になる
放置された粗大ゴミがそのままになっていると、どうしても「それをしても許される場所」という認識が生まれてしまいます。
犯罪を減らすために落書きを消す、というのと一緒で、新たな犯罪や不法投棄が起きないように、今ある放置された粗大ゴミの処分はした方がいいんですよね。
粗大ゴミをそのままにしておくと、ゴミはどんどん増えていきます。
すでに汚いところは、さらに汚してもいい、という認識になってしまうものなのでしょう。
入居者に迷惑がかかる
もちろん入居者にとっても粗大ゴミが放置されたまま、というのは良い気がしません。
物理的に迷惑がかかることはあまりないかもしれませんし、それが退去の決め手となることも少ないとは思いますが、
退去理由の一つになることはあるかもしれませんね。
誰だって汚いところに住みたくはないですから。
満室経営をするためには、入居者の満足度を高める、ということもまた大切な気がしています。