東京の湾岸エリアと呼ばれるエリアは以前は工場や倉庫などが立ち並んでいたエリアで、お世辞にも「住みたい」と思えるような場所ではありませんでした。
ところが最近は東京オリンピックの競技会場も多く設置され、数多くのタワーマンションが立ち並び、湾岸エリアに住む人々向けの商業施設などあらゆる施設が建設され、注目のエリアとなっています。
今やセレブリティが住む憧れの街として取り上げられることも多いのがこの湾岸エリア。
東京オリンピックの際に選手村として利用される晴海5丁目の都有地エリアを、オリンピック終了後に住宅棟とし、総戸数6000戸もの規模で住宅を提供する計画があります。
湾岸エリアに投資を行なっている人もいるでしょうし、来たるオリンピック、それからその将来に向けて投資を考えている人もいるでしょう。
そこで今回は、実際に湾岸エリアのタワーマンションに住んでみて感じたメリットデメリットについて個人的な見解ではありますが、あけすけに話していきたいと思います。
メリット
治安が良い
一番タワーマンションに住んでみて良いなと感じるのは圧倒的な治安の良さを感じられることです。
有名人が住んでいたり、外国から来ているお金持ちそうな方が住んでいたり。
やはり湾岸エリアのタワーマンションに住んでいる方の層、というのがあるように感じます。
銀座が近いのもあって、夜のお仕事をされているのかな、という雰囲気の身だしなみにすごく気を使っている女性が多い、というのも感じますね。
同じタワーマンションに住んでいる住民の方は、エレベーターではほとんどの方が挨拶をしてくださいますし、
子供も多く、常に賑やかな声があたりにあるので、なんとなくこの湾岸エリアはいつも平和な雰囲気が漂っているように感じます。
ファミリー向けの都市開発が行われている
ファミリーが多いので、都市開発もまたファミリー向けに行われています。
大きな公園があったり、家族でも楽しめそうな雰囲気の居酒屋さんが多かったり。
コンビニやドラッグストアはもちろんのこと、スーパーも新しくできたりして、買い物の選択肢もいくつかあるように感じます。
施設は充実しているエリアだと言えるでしょう。
防犯性が高い
タワーマンションは専用の鍵をエレベーターにかざさないと目的のフロアには昇れないようになっています。
常に入り口に警備員の方とコンシェルジュの方が在中しているので、防犯性は非常に高いと言えるでしょう。
1階は天井が高く、2階は共用設備が入っているので、どの階に住んでも外からお部屋に侵入されることはまずないと思います。
タワーマンション内で生活が完結する
これはもしかしたらデメリットとも言えてしまうかもしれませんが、
タワーマンションには実に色々な設備が備わっています。
タワーマンション内にコンビニやカフェがあり、なんとジムやカラオケ、プールがついているところもあります。
簡単な買い物はコンビニで済んでしまいますし、運動もタワーマンション内ですることができます。
そうすると外に出る必要がないんですね。
実はタワーマンション内に済んでいる子供達が、一般的な住居に住んでいる子供に比べて外で遊ばなくなってきている、という報告も上がってきているほどです。
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デメリット
タワマン病というものがある
実はタワーマンションに住んでから初めて知ったことなのですが「タワマン病」と呼ばれるものがあるそうです。
あまりにも高い場所で過ごし続けることによって人体になんらかの影響を感じる人が一定数いるようで、私も実はその一人でした。
なんだかだるいような気持ちになる、頭が痛くなる、お腹の調子が悪くなる、といったような感じで、
どうも地上から離れ過ぎたところで生活をするのは自分には合っていないようです。
タワーマンションとなると高さもかなりのものになりますから、気圧も変わってきますしね。
これは住んでみないことには気づくことができなかったことでした。
もしかするといきなりタワーマンションを購入する、というのは恐ろしい賭けなのかもしれません。
通勤ラッシュ
実際に住んでみたタワーマンションは全部で約1500戸、エレベーターが20機もある大型タワーマンションです。
そして湾岸エリアにはこの規模のタワーマンションがいくつもあります。
必然的に通勤ラッシュが起こり、湾岸エリアにある駅は朝も夕方もとても混んでいます。
エレベーターも20機もあるのになかなか来ないようなこともしばしば。
人間がだいたいみんな同じ生活時間帯で生活しているのですから、これだけ密集して一緒に暮らしているとこの混雑は避けられませんね。
これはなかなかにストレスだと思います。
家の出入りに時間がかかる
家の出入りにも時間がかかります。
何十階というフロアに住んでいると、駅からタワーマンションまで歩いて「やっと着いた」と思っても、そこからが意外と長いんですよね。
鍵を使ってエントランスに入り、エレベーターを待って何十階まで上がって。
駅に行く途中に忘れ物に気づいて家に取りに帰る、なんてことになったらロスタイムは15分できかないでしょう。
なにせエレベーターから降りてお部屋にたどり着くまでも長いのですから。
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このように、意外と住んでみないとわからないことがたくさんあるのがタワーマンションなのです。
住んでみたら自分には合わなかった、ということもあるでしょう。
タワーマンションへの投資を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。