不動産管理

悪徳リフォーム業者の手口ってどんなもの?

不動産投資で必ずつきものとなってくるのがリフォームです。

リフォーム業者には悪徳リフォーム業者も存在していて、きちんとお付き合いする業者さんを選ばないとリフォームでお金がかかり過ぎてしまったりトラブルになってしまうことがあります。

そういった悪徳リフォーム業者に騙されないように、悪徳リフォーム業者の手口を紹介したいと思います。

どのような悪徳リフォーム業者の手口があるのかということを知っておけば、リフォーム業者の見分けがつきやすくなるかと思います。

リフォーム業者のビジネス内容

まずはリフォーム業者のビジネス内容について理解しておきましょう。

リフォーム業者というのはあくまで代理店のようなところになります。

リフォームといっても色々な工事があり、それぞれ専門の職人さんがいるものです。

リフォーム業者に頼めばどんなリフォームもお願いできると思っているかもしれませんが、内容としてはそれぞれの職人さんを手配してそれぞれの職人さんに工事をしてもらうという内容になっているわけです。

例えば

  • クロスの張り替えを専門にしている職人
  • 畳の職人
  • 外壁に特化している業者
  • 水道関係の業者
  • お風呂やトイレなどを専門とする職人
  • ガス関係の業者
  • 電気関係の業者

など、それぞれできることが違うわけです。

リフォームをする上でかかってくる費用としては、職人さんや専門業者に依頼をする施工そのものにかかってくる費用と、施工に必要な商品を購入する費用があります。

例えばトイレを和式から洋式に変更するリフォーム工事であった場合、トイレそのものの商品を購入し職人さんに設置をお願いするような形となります。

職人さんに商品そのものを購入することもお願いしてしまうと安い商品じゃない場合もありますので、リフォーム業者で商品は揃えて施工だけ職人さんにお願いするというようなやり方をしているところもあります。

これはリフォーム業者によってやり方が異なります。

職人さんにそのままお願いができるようなオーナーであれば、商品は自分で購入して物件の方に送っておき、施工だけお願いするというようなやり方をしている方もいます。

リフォームの内訳を見た時に理解が出来るようにこういった知識は持っておいた方が良いですね。

関連記事:リフォーム業者の探し方とは?不動産オーナーの修繕事情

悪徳リフォーム業者の手口

担当者が忙しい、全く工事の知識がないことも

例えば広告をものすごく出していてお客さんを集めるだけ集めているというようなリフォーム業者の場合はこういった構造になってしまっていることもあります。

広告はすごく出ているけれど、お客さんが集まりすぎていて担当者が自分の担当の現場に行くことができなくなってしまっているんですね。

現場に行くことができなければトラブルが起きた時に、職人さんとお客さんの間で解決してもらわなくてはいけないような状態になります。

担当者がしっかりと毎回フォローをしてくれるかどうかというところは見ておいた方がいいポイントだと思います。

また人手が足りていないリフォーム業者の場合はリフォーム業者がブラック企業すぎて担当者に工事の知識が全くないということがあります。

新人の教育をする余裕がなく、知識のない担当者がたくさんいるような業者ですね。

オーナー自身にも知識があることが求められますが、担当者と工事の話をしていて話が噛み合うかどうかということは見ておいた方が良いポイントだと思います。

「大体いくらくらいかかりそうですか?」という質問に対して「持ち帰ってお答えします」というような返答が続くような担当者の場合は注意が必要でしょう。

まず契約書を作ってしまう

予算を聞いたらとりあえずその金額で契約書をまず作る、

契約書を作ってから、その金額の中で何ができるかを考えていく、というような悪徳リフォーム業者もいます。

何にいくらくらいかかって、その結果合計でいくらになるのか、ということが説明できない業者にリフォームを任せるのは危険です。

見積書を見て全てが「一式」となっているような業者も危険でしょう。

とはいえ「一式」という表記全てが悪いということではありません。一式としか書きようがない部分もあるでしょう。

しかし全体をまるまる全部で一式とするような業者は注意です。

あとから追加追加でお金がかかる

あとから追加でどんどんお金がかかってくるような業者も危険ですね。

見積もり時点で曖昧な部分がある場合は、どこまで請求に幅が出そうなのか、追加でお金がかかる場合はその都度相談してもらえるのかどうかというこもしっかり確認しておきましょう。

関連記事:不動産投資物件を簡単に安くリフォームしておしゃれにする方法

悪徳リフォーム業者に引っかからないために

では悪徳リフォーム業者に引っかからないためにはどんな点を見れば良いのでしょうか?

地域で支持されているか

そのリフォーム業者が地域で支持されているかどうか、というのは大きな指標となります。

リフォーム業は基本的に職人さんを派遣して作業を行いますから、業者の所在地から近いところが主に主戦場となっているはずなんですね。

地域名を載せていないような業者や、口コミで出てこないような業者は気をつけた方が良いでしょう。

安すぎるリフォーム業者もよくない

リフォームに関しては値段だけでは選ばない方が良いでしょう。

あまりに安すぎる業者というのは、そこからどんどん料金を上乗せされたり、施工内容が酷かったりする場合が多いです。

できれば口コミなども参考にした上で、「値段が安い」ということを業者選びの一番の理由にするのは避けましょう。

リフォーム相場を知る

悪徳リフォーム業者に騙されないためには自分が知識を身につけることが一番です。

どんなものにどれくらいの金額がかかるのか、ということがわかっていれば、業者とも対等に話ができますし、ぼったくられているというのも感覚的にわかるようになるでしょう。

関連記事:収益物件のリフォーム、どこにどれくらい費用がかかる?

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