最近は少額から投資することができる築古戸建てへの投資が人気になりつつあります。
超築古戸建てを購入して、オーナー自らDIYで空き家再生、なんていうYouTubeコンテンツも散見されるようになりました。（私も楽しくてつい見てしまうのですが笑）
戸建てというと持ち家のイメージが強かったですが、最近は賃貸の戸建てに住んでいる人も周りで何人かおり、
戸建て賃貸という選択肢が徐々に浸透してきているのかな、とも思います。
地方の築古戸建てなんかだと、数十万円程度で購入できるものもあり、
空き家などだとタダ同然で売っている、なんていう物件もありますね。
今回はこれから築古戸建て投資をしようかなと思っている不動産投資家の方向けに、
実際に賃貸の戸建てに住みたいと考えている人（あるいは今すでに戸建て賃貸に住んでいる人）がどんなメリットを感じているのか、ということを紹介していきたいと思います。
実際のニーズを見ながら、オーナーとしてはどんな工夫ができるのか、どう言うところを見て物件を買えば良いのか、ということを考えていきましょう。
賃貸なら初期費用を抑えることができる
戸建て賃貸に住みたいという人は戸建て賃貸とマイホームを比較検討しています。
戸建てを購入するとなると、どうしても初期費用として数百万円はかかってきますよね。
それら初期費用が賃貸であればかかってきませんので、まずは戸建てに住むというのをお試し感覚で賃貸で行ってみる、という方が多いです。
あとは属性的に融資が組めなくて戸建てを購入するのではなく賃貸という選択肢になっている方や、
お金を貯められるまで賃貸にしておく、という方ですね。
いずれにせよ、アパートやマンションに比べると戸建ては平均居住年数が長いというメリットがあります。
賃貸であれば退去しやすい
入居のハードルが低いからこそ、退去もしやすい、というのが入居者にはメリットとしてあります。
やはり賃貸であれば「一時的な住処」という意識はありますよね。
逆にオーナーは、いかに長く住んでもらうか、ということを考えた方が良いでしょう。
ちなみに私の場合は、オーナーチェンジで築古の戸建て賃貸を購入したこともあります。
そこに住んでいたのは独身の男性の高齢者で、かなり長い間住んでいらっしゃったので、賃貸ではあるものの、もうマイホーム的な感覚なんだろうな、と。
オーナーチェンジだったのもあって、特に修繕なども入れず、そのまま所有していましたが、数年所有して売却しました。
築古戸建てはそれなりに利回りが高いので、もちろんプラスです。
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近隣とのトラブルが起こりにくい
アパートやマンションだと上下階があったりしますので、どうしても近隣トラブルは起こりがちではあります。
そういったところを気にしないで生活したいという方が入居されるので、例えば
- 楽器可
- ペット可
みたいな条件を入れてみるのもいいかもしれません。
ペットは修繕特約をつけたり、動物を限定する、などしないと大変だとは思いますけど、ニーズはありますよね。
駐車場がある
戸建て賃貸を希望する人は車を持っている方も多く、駐車場は必須、と考えている方がほとんどです。
なので、戸建てを購入する時は駐車場が確保できるかどうか、ということはしっかり見た方が良いでしょう。
どうしても駐車場がない物件なのであれば、近くの土地を買ってしまう、という方法もあります。
広い部屋に住める
戸建て賃貸に住みたいと思っている方は広いスペースでのびのびと暮らしたいと思っている方が多いです。
つまりお部屋にもこだわりがあったり、戸建てに対して求めるものがある人、ということですよね。
このように、ちょっとしたアクセントクロスなんかを導入することでおしゃれに見せることができます。
印象を良くするためにこういった工夫をしてみるのもいいかもしれませんね。
関連記事：アクセントクロスとは？リフォームでお部屋の雰囲気をガラッと変える
入居者が考える戸建て賃貸のデメリット
戸建て賃貸にもデメリットはあります。
入居者は、
- 立地が良いわけではない
- 防犯対策は自分でする必要がある
- 家賃が少し高め
といったことを考えています。
ただこれは、逆を考えれば、これらは入居者にとって許容できる条件である、ということです。
ここらへんは妥協してもらえるポイントなのだ、と考えておいて良いかもしれませんね。
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入居者のニーズをしっかりとらえて、物件選び・空室対策をしていけると良いかなと思います。