不動産投資の基礎知識

不動産投資でのアーリーリタイアで失敗する人も多い

不動産投資でアーリーリタイアをしたい!という方は多いと思います。

私の周りでもアーリーリタイアを達成された方はいらっしゃいますが、どうも見ているとそれで大成功!という例は少ないようです。

中にはせっかくアーリーリタイアをしても、また再就職をする、という方も少なからずいらっしゃるんですよね。

今回は不動産投資でアーリーリタイアを目指す人のために、

アーリーリタイアをした人の失敗例もご紹介してみたいと思います。

アーリーリタイア後に莫大な修繕費がかかることがわかった

不動産投資でアーリーリタイアをしようと思うと、それなりの年間キャッシュフローが必要になります。

例えば月に15万円で生活するにしても、年間に180万円。

さらにそこにローンの返済があると思いますので、それらのを踏まえてプラスになるキャッシュフローが必要です。

不動産投資で入ってくる家賃収入だけで暮らそうとすると、数千万円単位の規模では必ず投資が必要になりますよね。

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アーリーリタイアの失敗でよくあるのは、修繕費を支払うだけの資金の余裕がなかった、というケースです。

ある程度の規模の投資をしていると、それだけ修繕費も必要になってくることが多いです。

特に雨漏りなどで屋根や外壁の修繕が必要になると数百万円、規模の大きいRCマンションなんかだと1000万円程度行くことも珍しくありません。

そういった修繕費の用意がなく、修繕が後回しになってしまう。

修繕が後回しになることによって空室も増えていってしまう。

そんなデッドスパイラルが生まれてしまうんですね。

また、固定の収入がなくなるというのはかなりの精神的不安にもなります。

家賃収入はどうしても変動がありますので、空室が出る度に不安を感じなくてはいけないのです。

そんな状態でさらにまとまった修繕費がかかる、となると辛いですよね。

関連記事:アパートの修繕費目安、項目ごとに知っておきたい予算

生活が変わって家族と軋轢が生まれてしまう

「家族との時間をもっと大切にしたい」という想いからアーリーリタイアを選択される方も多いのですが、

平日は毎日仕事に出ていた家族が、突然毎日家にいる、という状況で家族がストレスを感じてしまう、というケースも残念ながら少なくないようです。

突然仕事を辞めるのではなく、徐々に家にいる時間を増やしていけたら良いのかなとも思いますが、そんなことはなかなかできないですよね。

不動産投資に関しては家族の生活にも大きな変化を与えるものにはなりますので、

できれば、ちゃんと情報を共有して進めていけると良いかなとも思います。

関連記事:不動産投資をする時は家族にも理解してもらおう!心配するポイントとは?

アーリーリタイアで仕事がなくなるわけではない

不動産投資で失敗しやすい人の特徴として「仕事を辞めたい」「働きたくない」ということが第一に来てしまっている、というのがあります。

規模の大きい不動産を購入して、あとは寝てれば良い、というわけではありません。

どちらかというと不動産投資もまた仕事であり、

アーリーリタイアできる規模となると、事業規模レベルになるはずです。

つまり、会社を辞めて、不動産業で起業をする、ということになるかと思います。

法人化するかどうかはまた別の話になってくるかとは思いますが、

不動産投資をすれば仕事を全くしないで生きていけるというわけでは決してありませんので注意が必要です。

そういう感覚の方は多くの場合失敗してしまいます。

関連記事:不動産の購入を法人でするメリット!個人との違いは?

50代や60代の転職活動は難しい

アーリーリタイアをしたけれど、結局再就職することになった…となって難しくなってくるのが転職活動。

ほとんどの方は会社員を辞めたくて不動産投資を頑張った方ですから、できればもうあまりキツい仕事はしたくない。

給料が安くてもいいから楽な仕事を…と探しても、そういう仕事は若い人でいいのです。

50代60代の人をわざわざ雇うとなると、それなりに経験があって、得意分野がある人、ということになります。

そういった転職先を探すのは本当に難しいんですよね。

できれば、なるべく会社員を続けて、収入がある程度ある中でローンの返済ができた方が精神的には楽だと思います。

突然まとまったお金が必要になることもあるのが不動産投資ですからね。

とはいえ、みなさん口を揃えて言うのは「心身ともに健康であることが大事」ということです。

現状の働き方が辛くてアーリーリタイアを目指しているのであれば、自分の采配でどうにでもなる不動産投資事業に全力を注ぐ、というのも一つの手でしょう。

現職を頑張りすぎて心を病んでしまっては意味がないですからね。

不動産投資を不労所得、と考えていなければ、きっと成功できると思います。

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