売買知識

傾斜地に建つマンションのリスクとは?

投資物件として購入を検討しているマンションが傾斜地に建っている、ということもよくあることだと思うのですが、傾斜地に建っているマンションというのはどのようなリスクがあるのでしょうか?

一見すると傾斜地に建っているマンションというのは一般的なマンションよりも形が複雑で面白い造りになっているところが多いです。

地下にマンションのエントランスや駐車場などの共用部が設けてあったり、地下室があったり一戸建て感覚が味わえるメゾネット形式になっていることもあります。

しかし傾斜地に立っていることでやはりリスクもあります。

そのリスクを押してでも購入した方が良いのでしょうか?

傾斜地に建つマンションのリスクについてまとめてみました。

周りに坂道が多い

傾斜地にマンションが建っているということはマンションにたどり着くまでに坂道や階段を通らないといけないということです。

傾斜地にマンションを建てるということは坂道を活用せざるを得ないようなエリアということでもありますのでマンション周辺だけでなく、エリア的にも坂道が多いエリアである可能性もあります。

若い世代がターゲットの物件であればまだ良いですが、坂道が多いエリアであれば中高年向けの物件としては入居付けが難しくなるということも考えておかなくてはいけません。

近くのコンビニやスーパーなどに買い物に行く時も必ず坂道を通らなくてはいけないという生活になると、どうしても住んでいる人からすると大変でしょう。

マンションのすぐ近くまでバスが来ているというような立地であれば多少カバーできるかもしれません。

関連記事:不動産投資における立地条件で見るべきポイント!

売却しづらい

立地が悪いということは中古マンションとして売却をするのに売却しづらいということでもあります。

中古の区分マンションの場合は投資用として購入しても、売却時に同じ投資家に売却する必要がなく、住居として購入を検討している人もターゲット層に入るというのがメリットでもあります。

しかし住居として中古区分マンションを検討している方は、自分の住まいとしてそのマンションを検討しているわけですから、なおさら傾斜地というのは手が出しにくくなると思います。

相場と比べて価格が安いなどのメリットがあったり、どうしてもその土地じゃなくちゃいけないという理由がないと、わざわざ傾斜地に建っているマンションを購入しようとは思わないでしょう。

不動産投資は物件を購入して終わりではありません。

いつかは物件を売却することを視野に入れて、その時のことも考えて物件を購入する必要があるのです。

関連記事:不動産を売却する時期はいつが良いの?

災害時リスクが高い

傾斜地にマンションが建っていると周りの土砂災害の影響を受ける可能性が高くなってしまいます。

どうしても平地に立っているマンションに比べると、傾斜地に建っているマンションは建物の構造的に災害には弱くなります。

最近はゲリラ豪雨など局所的な雨で水害も起きやすくなっていますので土砂崩れなどの被害に遭わないかが心配です。

傾斜地であるがゆえにインフラの復旧に時間がかかるということもあるでしょう。

そう考えると保険にもしっかり入っておかなくてはいけない不動産ということになりますので、保険料も通常の不動産に比べるとプラスになってくる可能性があります。

関連記事:不動産投資をする時火災保険は絶対入った方がいいの?

修繕費がかかる

傾斜地に建っているマンションの場合エスカレーターやエレベーターが長くなったりして、そこのメンテナンス費用に金額がかかることがあります。

エレベーターなんかは特に思っているよりも修繕費がかかることが多いです。

10年から15年程度でエレベーターの交換をする必要がありますが100万円単位でかかってくるものになりますので相当痛いです。

また外壁や屋上防水などの工事をするときも、平地であればスムーズに搬入することができる物がスムーズに搬入できないなどの理由で、一般的な不動産に比べて大規模修繕費用が多くかかってしまうこともあります。

金銭的にももちろんですが工事の工程も増えてしまって日数もかかってしまうこともあるんですね。

関連記事:不動産投資においてエレベーター付き物件はどうなの?

傾斜地に建つマンションは要注意

ということでここまで傾斜地に建っているマンションのリスクについてまとめてみましたが、かなりいろいろなリスクがあることが分かったかと思います。

もちろん自分が入居して生活をするわけではありませんのである程度目を瞑れる部分は瞑っても良いのかなと思っています。

投資というものは本来そういうものでしょう。

しかしそれで本当に採算が取れるのかということをしっかりと考えなくてはいけません。

例えばかなり破格の値段で購入をすることができるのであれば入居付けが難しくても赤字にはならない程度に回していくことができるかもしれません。

また傾斜地など関係ないくらい、人気のエリアであればそこまで入居付けにも困らないということもあります。

傾斜地のマンションを検討しているのであればどうしてそこまでその不動産にこだわるのか、ということを具体的にし、その上でそれ以上のメリットがあるのかどうかということを考えてみてください。

メリットがあると踏めるのであれば絶対に傾斜地を買ってはいけないというわけではないかと思います。

ただし不動産投資初心者の方にはリスクが予想しづらい部分はあると思いますのであまりお勧めは出来ません。

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