主に地方の築古物件に投資を行っており、アパートも戸建ても所有しています。
先日所有している戸建て物件で「雨の日にテレビの映りが悪くなってしまう」という入居者からの連絡があり、
設置しているテレビのUHFアンテナの交換を行うことになりました。
こちらのアンテナ交換にかかった費用が税込で46,750円。
今回は戸建て物件のテレビアンテナについて解説したいと思います。
テレビアンテナは設備なのか?
テレビのアンテナというと設備なのか…?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
賃貸として借りた家でアンテナを立てないとテレビを見られない、なんて話はありませんよね。
アパートやマンションであればアンテナも共同で使うことができますが、
戸建ての場合は専用のアンテナをつける必要があります。
アンテナを立てなくても光回線を契約したり、ケーブルテレビを契約することでテレビを見られるようにする方法もありますが、
テレビが見られるというのは当たり前のこと、と考えている人が多い中、
このような条件では入居がなかなか決まらない、ということもあるでしょう。
戸建てでは必要な設備である、と認識しておいた方が良いと思います。
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テレビアンテナの種類
アンテナには地上波用の地デジアンテナと、衛星放送を見るためのアンテナの2種類があります。
基本的には設備として用意しておくべきなのは地デジ用のアンテナでしょう。
この地デジ用のアンテナはUHFアンテナと呼ばれます。
このUHFアンテナにもさらに2種類、
- 八木式アンテナ
- デザインアンテナ
と種類があります。
八木式アンテナ
八木式アンテナは一般的に最も普及しているアンテナで魚の骨のような形をしたアンテナです。
アンテナ自体の価格も高くないですし、家の高い位置に設置するため電波を受信しやすいというメリットがあります。
ただ、強風や豪雨などが映りに影響を及ぼしたりする可能性もあるのが八木式アンテナです。
デザインアンテナ
デザインアンテナには平面タイプと室内タイプがあります。
薄型で平べったい造りのため、外壁などに取り付けることもあります。
見た目がよく、外観にも影響を及ばさないのが良いところですが、
設置場所によっては電波が受信しにくいことがあります。
室内タイプは室内に設置ができますが、より電波を受信しにくくなる可能性があります。
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テレビアンテナを取り付けるための費用相場
アンテナの取り付け工事にかかる費用は、3万円〜8万円程度とされています。
広く一般的に使われている八木式アンテナが一番安くて3万円程度から。
デザインアンテナだと4万円程度から。
BSなどのアンテナを合わせて取り付けたり、家の形状によっては工夫が必要で、費用がもう少しかかることがあるようです。
電波状況が一軒一軒異なることから、工事内容が変わることがあり、それによって相場に少し開きが出ているようですね。
基本的に戸建て投資であれば、八木式のアンテナで問題ないでしょう。
アンテナ設置の工事をお願いできる業者さんとしては、
- アンテナ設置専門業者
- ハウスメーカーや工務店
- 家電量販店
- 電気屋さん
- ホームセンター
などがあります。
私の場合は管理会社の方にお願いして、そこから業者さんに依頼してもらった形となります。
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私がアンテナ交換をした際の内訳
今回の私の所有している戸建てでのアンテナ交換では、
アンテナ本体代が8,800円となっていました。
かなり安いものを使っていただいていますね。
取り付け工事の工費が15,000円となっており、
その他金具や雑費と、すでに取り付けしてあるアンテナの撤去費用などを含めて46,750円ですので、安く仕上げていただいたと思います。
明細書を確認したところ、街の電気屋さんにお願いしていただいていました。
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当たり前の設備はきちんと投資、そこにプラスアルファをしていく
テレビが見られる、というのはどの家でも当たり前だと思われています。
自分が不動産投資をしてみると、当たり前のことって実は当たり前じゃなかったんだな…思うことが多いんですけどね笑
そういった当たり前の設備はとにかくしっかりと整えておくこと。
これは満室経営を目指すために絶対的に必要な部分だと思います。
その上で、
- ウォシュレット
- モニター付きインターフォン
- 宅配ボックス
といった、入居者の「あったらいいな」という設備に投資していくことも視野に入れてみると良いでしょう。
設備に関しては数万円で取り付けられるものも多く、意外にも安く抑えられるものもあります。
区分マンションでは3点ユニットバスなので電源がとれず、ウォシュレットが設置できないかと思いましたが、
最近は無電源型のウォシュレットがあり、かなり安く設置することができました。
設備が充実することで入居も決まりやすくなりますので、ぜひ空室対策に設備の見直しを行ってみてください。
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