売買知識

空室対策でモデルルームを作ったら24戸中23戸埋まりました!

東北エリアで昨年購入した一棟もの(厳密には12戸×二棟)の木造アパートなのですが、戸数が24戸!

なかなかの規模なので、慎重に進めなくてはな…という感じの物件でした。

間取りは全て1Kで、学生さんがメインで入居してくださっている物件です。

東北エリアというと完全に車社会ですが、この物件は駅から歩いて行ける、という好立地物件というのが一番魅力的でした。

そしてオーナーチェンジでの購入だったのですが、購入当時は満室だったんですよね。

学生さんが多かったのもあって、購入してからすぐに4戸ほど空室が出てしまい、

慌ててモデルルームを作ってみました。

モデルルームのベッドをプレゼントしたことも

モデルルームの例

これはまた別のお部屋の話なのですが、ベッドやカーテンなどを置いて、モデルルームを作ったことがあり、

その時は内見に来てくださった方がベッドを気に入ってくださって「これをこのまま使いたい」と言ってくれたので、そのままベッドをプレゼントしたこともあります。

シングルベッドであれば1万円程度で割とおしゃれで機能的なベッドを購入することができますので、

モデルルームもそんなにお金がかかるものではありません。

これから一人暮らしを始める、というような方の場合は、家具を買うお金も節約したい、という方が多いですし、

学生がメインの物件だとそういう方はより一層多くなるんですよね。

モデルルームでは物件の中にすでに家具が配置されていることによって、「その物件に自分が住んだら…」ということを想像してもらいやすくなります。

ほとんどの内見者は他の物件も内見して比較検討するものですので、イメージがしやすい、というのは差別化要因になって有利でしょう。

関連記事:学生向けの不動産はどこをチェックして買えばいい?

残りの1戸がモデルルームになってしまった

複数のお部屋が空いている時はいいのですが、最終的に24戸中23戸が埋まり、最後の1戸がモデルルームとして残ってしまいました笑

モデルルームはこういうところが難しいですね。

運良く家具付きの物件を探している、という方がいらっしゃればいいのですが、

別の物件で使ったり、管理会社さんに引き取ってもらったりすることもあります。

関連記事:簡単ですぐにできる空室対策!実際にやってみたものを紹介します

学生以外の層も増えた

この物件はほとんどの入居者が学生さんだったのですが、

モデルルームを設置したところ、なぜか社会人の入居者さんも増えるという現象が起きました。

物件としては大学が近いので、学生が多くなるのは自然な流れなのかなと思うのですが、

モデルルームを設置することによって、より別の層にもアプローチすることができるようになったのかもしれません。

学生さんだとどうしても、長くても4年の入居で退去してしまう、というデメリットがあります。

流動性が高い分、空室の心配は毎年しなくてはいけなくなってしまうので、入居者の属性はできればバランスよく分散させたいところ。

そういった意味で、良い傾向だなと思いました。

関連記事:ワンルームの空室が長引いている…対策としてできることは?

モデルルームで配置する家具は小さめがおすすめ!

モデルルームで配置する家具はなるべく小さめのものにするのがおすすめです。

使い勝手的な部分を考えると確かに大きめのものの方がなんでも気持ちが良いとは思うのですが、

お部屋に対して大きい家具を入れてしまうと、それだけお部屋が狭く感じられるようになってしまいます。

圧迫感のある空間はどうしてもマイナスなイメージがついてしまうので、モデルルームを作る時に注意したいところです。

机も置くのであれば、これくらい小さいもので良いかと思います。

あくまでイメージを持ってもらうためのものですしね。

食器類も北欧のもの、というコンセプトで置いたりもしていました。

最近はIKEAや100円ショップでも可愛い食器がありますので、そういったものを活用してみても良いかと思います。

トイレットペーパーやキッチンタオル、ティッシュ類など、

引っ越しをしてからすぐに使うものをプレゼントとして置いているオーナーさんもいらっしゃいますね。

実際引っ越しの時はそういった消耗品は持ってこないことが多いですから、こういう心遣いは入居者にとって印象が良いのではないかと思います。

そんなに高いものではありませんし、空室対策としてやってみるのも良いのではないでしょうか。

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空室対策というとすぐに家賃を下げる方向で提案されることが多いですが、家賃は毎月のものですので、少しでも下げると長期的にみたとき収益性がガクッと下がります。

なんとか一度きりの投資で空室が埋まらないか、まずは試してみた方が良いでしょう。

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