売買知識

駐車場の需要があるかどうか何で判断すればいい?

駐車場経営の難しさの一つに駐車場の需要を捉えなくてはいけないという部分があります。

狭小地でも土地活用として駐車場経営にはよく選択肢にあげられるものですが、そもそも駐車場の需要がないところで駐車場経営をしても利益を出すのは難しいです。

では駐車場の需要はどのように判断すれば良いのでしょうか?

今回は駐車場経営における駐車場の需要の判断基準などをお話ししていきたいと思います。

駐車場の種類は大きく分けて2つ

まず駐車場の種類は大きく分けて

  • 月極駐車場
  • コインパーキング

の2つがあります。

月極駐車場の場合は整地をして区画を区切ればいいだけなので、大体1台あたり1万〜2万円程度の初期投資で始めることができます。

コインパーキングの場合は機器の設置が必要になりますので、10台でおおよそ300万円程度の初期投資がかかります。

これを考えると、できれば月極駐車場の方が初期投資が少なく駐車場始められていいかなと思います。

とはいえ場所によってはコインパーキングの方が良いこともあるでしょう。

都心の場合はコインパーキングの方が需要が高いところは多そうです。

関連記事:駐車場経営をする場合の頭金ってどれくらいかかる?

実際に車で走ってみて考える

不動産経営をする時は駐車場以外のものを行うときでも、現地を実際に歩いてみるということが大切です。

駐車場経営を検討している場合は、検討しているエリアも実際に車で走ってみて確かめてみるというのがおすすめです。

車で走ってみると「ここら辺って駐車場がないなぁ」と気づけることが多いと思うんですよね。

自分が車を停めたいと思うところで駐車場がなければ、そこには駐車場需要はあるけれど供給が足りていないということになります。

不動産投資は不労所得と言われることが多いですがこういった面では全然不労所得ではないなと感じます。

物件選びでもそうですがインターネット上で見ている情報と実際に足を運んでみてえられる情報とではかなり乖離があるなと感じます。

結局実際に現地に住む人、駐車場を使う人のことを考えないと意味がありませんから、実際に現地に行って調査をするということはとても大切なことだと思うんですね。

消してネットの情報や地図だけで決めないようにしましょう。

関連記事:収益物件を購入する時現地調査が見ておくべきポイント

簡単に新規参入できる土地ではないか

どんな事業を行うときもそうですが簡単に新規参入することができるような条件だと、どうしても新規参入があった時に利益が分散されてしまいます。

近くに売地がたくさんあるような場所や、狭小地が多い場所などでは簡単に駐車場がこれから増えていくということが予測されます。

駐車場経営を始めた場所の近くに駐車場ができてしまうと、そちらにも車を停める人が出てきて利益が分散されてしまうので、簡単に新しい駐車場ができそうな場所はやめておいた方が良いと思います。

関連記事:30坪でも駐車場経営を始められる?他におすすめの活用法は?

地方アパートとセットで

駐車場だけで考えるとその需要を見極めるのはとても難しいですが、自分が運営しているアパートとセットで考えると確実な需要をとらえることができます。

実は私も所有しているアパートの近くの土地をアパートの駐車場として使っています。

特に地方のアパートだと車社会で一家に複数台車があるということもよくあります。

この場合はお部屋の契約と一緒に駐車場の契約をすることができるので契約も煩雑ではないですし、きちんと賃貸経営を行えていれば駐車場の経営も安定して行うことができるでしょう。

もちろん家賃に駐車場代込みのような形になってしまうので駐車場だけで見た時に利益が出ているかというと、正直そこまで利益は出ていないのですが、

駐車場があるお部屋ということで不動産業者の方にも紹介してもらいやすくなりますし、売却の時にアパートと一緒に駐車場を売ることができるので資産価値も高まります。

駐車場経営する場合はこのパターンが一番安定しているのではないかと思います。

関連記事:地方なのに駐車場なしの物件!どうやって運用する?

一戸建ての多いエリアはNG

戸建だと自宅に駐車場があるお家がほとんどになりますので一戸建てが多いエリアは駐車場を経営するのには向いていません。

実際にエリアの近くを歩いてみてどのような建物が多いのかというものを調べてみましょう。

アパートやマンションなどが多い場所で、それぞれの戸数に合った駐車場を確保することができていなさそうな場所だったり、

オフィスやお店などがほとんどで駐車場が少ない場所が駐車場の需要が高い場所だと思います。

関連記事:不動産投資をするのに危険なエリアってあるの?

自動車保有台数をデータで読み解く

自動車の保有台数をインターネットで調べてみてデータでそのエリアのことを読み解いてみるというのもおすすめです。

技研商事インターナショナルが発表していた「自動車保有台数から読み解く地域特性」と言う記事は関東エリアのみのお話にはなりますがとても興味深いお話でした。

その地域でどれだけ自動車を使っている人がいるのかということを調べることである程度需要を調べることはできるのではないかと思います。

地方は特に自動車を持っている人が多いですが、それでもエリアによってはそこまで自動車に乗ってる人はいないという場合もあります。

交通が発達していたりお店が密集してある地域などはわざわざ車に乗って出かけなくても生活できてしまう場所もあるんですよね。

関連記事:不動産投資を地方都市で!そのメリットと注意点とは?

今回は駐車場の需要の見極め方についてお話ししてみました。

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