北海道エリアに所有している築45年のアパート。
先日こちらのお部屋についている灯油タンクの交換を致しました。
これは中身の移し替えをしていただいているところかと思います。
私自身は現地には赴けず、管理会社の方にお立ち合いいただき、写真を送っていただきました。(こういった時にいつも複数枚の写真を送っていただき、過程までわかるのでとても感謝しております)
結局2台交換することになって、総額は5万円。
1台あたり2.5万円の計算です。
寒い地域には当たり前にある灯油タンク
寒冷地の家には必ず灯油タンクがあります。
ホームセンターで売っている灯油ポリタンクではなく、お家の外に常設の灯油タンクが置いてあるんですね。
この家のタンクは少し小さめですが、
家の外に大きな長四角の物体が立っているのはよく見る光景で、このタンクには灯油が入っています。
ここから出ている細い管が家の中のストーブや給湯器と直結しており、暖房や給油に使われます。
寒さの厳しいエリアでは灯油ストーブが使われるもので、北海道エリアの物件では設備としてストーブを入れていることが多いです。
逆にストーブが入っていないところは入居付けが難しくなるほど。
それくらいこのエリアでは「あって当たり前」のものなんですよね。
使われるストーブも大きなストーブで、1台で20畳ほどのスペースを暖めることができるものも多いです。
いちいち灯油が足りなくなったら足すわけではなく、直接灯油が外のタンクから引き込まれるような作りになっていることが多いのです。
今は北海道エリアではほとんどの家がどこかしらの灯油屋さんと契約をしており、
その灯油屋さんの配達者が町を循環していて、契約している家のタンクに勝手に灯油を入れていく、あるいは毎月決まった日に入れる、という仕組みになっています。
タンクに入った灯油の分の金額は後から請求をされます。
ちなみに給湯器にも灯油が使われるので、北海道では冬の寒い時期だけでなく、年中灯油が必要です。
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入居者様からゲージが上がらなくなった、という連絡が
今回は、入居者の方から、「灯油のゲージが上がらなくなった」というご連絡が管理会社の方に入り、灯油タンクの交換をすることになりました。
灯油タンクには、「今、タンク内にどれだけ灯油が入っているか」ということを示すゲージが付いているのですが、
それが動かなくなってしまったということです。
このゲージを見て灯油屋さんが灯油を入れにきてくれたりするわけですから、ゲージが動かなくなってしまったら確かに交換しなければいけませんよね。
築45年のお家ですが、私も中古で購入しているのもあり、現在使っている灯油タンクが何年選手のものなのか、ということは把握しておりませんでした。
1台交換することになったのと同時に、もう1台も…となった流れがあったのかもしれませんが、最終的に2台交換することになりました。(なぜそうなったのかよくわかりませんが…笑)
これはすでに入っていた灯油を一度取り出していただいた感じなのでしょうか。
管理の方にも丁寧にたくさんお写真を送っていただいております。とてもありがたいです。
2台交換したうちの1つは2階のお部屋の灯油タンクですね。
ここも高所で大変なところを作業していただいた様子が写真で伝わります。
現地にうかがえなくても、こうして作業をしていただけるとは本当にありがたいです。
また落ち着いたらご挨拶にうかがいます。
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2.5万円は安いかもしれない…
お恥ずかしながら北海道エリアに住んだことはありませんし、
かなり長い間投資をしているものの、灯油タンクが家についている暮らしというのは、まだまだイメージできません。
ですがネットで調べてみたところ、通常の490Lの灯油タンクに関してはホームセンターで5万円ほどの値段で売られているものなのだそうです。
ネットで探してみても、安くて3万円台後半、という感じでした。
このお家の灯油タンクはそれに比べると小さく、多分90Lくらいのものかなと思うのですが、それでも2万円ほどするもので…
さらに設置までお願いしていることを考えると、かなり安く引き受けてくださったのではないかなと思うんですね。
やはり落ち着いたら、早々にご挨拶にうかがわねば…!
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今回は北海道エリアのお家の灯油タンクについてお話ししてみました。
地方の築古不動産は利回りも良く、地方投資に限定して投資を行っている人も多いと思います。
ですがこの灯油タンクのように、「そのエリアでしかない慣習」のようなものは結構あって、
以前関西で投資をしていた時も関東との違いを大きく感じました。
自分が住んだことがないエリアに投資するのであれば、そういったところもしっかり調査が必要かなと思います。
まずはとにかく興味のあるエリアには何度も足を運んでみる、ということがおすすめです。