いつも管理をお願いしている会社さんから毎月社外報のようなものが送られてくるのですが、管理に関して情報をすっきりとまとめて伝えてくださっていて、よく読むと賃貸経営のヒントになったりして有難いのです。
今回のテーマは「入居希望者がどんな設備をお部屋に求めているか」というものでした。
そこで紹介されていた設備が
- モニター付きインターフォン
- ウォシュレット
の2点だったんですよね。
なんと半分以上のお客様がこの2つにはチェックを入れた状態でお部屋を探しているそうです。
お部屋探しをしている人の動きを考える
空室対策としてお部屋の設備を考える時に大切なのは、お部屋探しをしている人がどんな動きをするか、ということを想像して、それに合わせて設備を拡充していく、ということです。
最近はお部屋探しをしている人のほとんどが、まずはインターネットで検索をして、不動産ポータルサイトを見て、そこで条件を入力し、お部屋を探します。
このお便りの中で紹介されていたのは「SUUMO」でした。
SUUMOの賃貸物件を探すページを実際に見ていただくとわかると思いますが、
エリアや家賃などの条件を入力したあとに、設備などのこだわり条件も一緒にチェックすることができるようになっています。
その中で半分以上の方がモニター付きインターフォンとウォシュレットにチェックを入れている、ということですね。
ということは、
逆を言えばモニター付きインターフォンとウォシュレットを設備として備えておけば、条件を絞って検索されるお客様にリーチしやすいということです。
このほかにも設備として人気のものは色々ありますが、モニター付きインターフォンとウォシュレットに関しては比較的安価で、すぐに導入できる設備でもありますので、検討してみても良いのではないでしょうか。
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モニター付きインターフォン
モニター付きインターフォンに関しては私は、自分で取り付けられるものを選んで購入し、管理会社の方に取り付けをお願いしたりしています。
こちらで購入して管理会社さんに送るような形にすれば、本体代金と取り付け費用だけで設置することができます。
私の場合は設置費用が5,000円でした。
全部で2万円いかないくらいで取り付けられると思っていいでしょう。
最近はコロナの影響もあり、インターネットで何かを購入するという人がとても多くなったと思います。
荷物が届いた時にモニターが付いていれば相手の顔が見えますが、モニターがついていないインターフォンだと扉の穴から見ることになりますし、扉を開けないとよく見えないと思います。
物騒な事件も多いですから、モニターが付いていて、できれば録画機能もあったほうがいい、と考える人が多いでしょう。
女性も多く入るようなワンルームや、ファミリータイプのお部屋であれば必ず必要な設備だと思った方がいいです。
逆に今までモニター付きインターフォンがなかったお部屋なのであれば、導入することによって新たな層を取り込むことができるかもしれないですね。
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ウォシュレット
ウォシュレットについても、実は簡単に安く取り付けることができます。
ウォシュレットはTOTOの商品名で、一般的には温水洗浄便座と呼ばれますが、
こちらは意外にも女性より男性に人気の設備な気がしています。
男性の方がおしり事情に悩まれている方も多いですしね…
私が所有しているアパートでは、「三点ユニットだと、電源をとることができないのでウォシュレットはつけられません」と内装業者さんに言われていたのですが、
でもホテルとかのユニットバスにはウォシュレットついてるしなぁ…
なんて思って、調べてみたところ、無電源式のウォシュレットというものがあることを知りました。
ウォシュレットは電源が必要なもの!という先入観があり、こんな商品があるとは思いませんでした。
内装屋さんに言ってみたら、
そんなものがあるんですね!
と逆に驚かれていたくらいです笑
地方の築古アパートなので、まだあまり周りの方が無電源のウォシュレットをつけて…みたいなことに思い至っていないのかもしれません。これはチャンスですね笑
電気を使うのではなく、水圧式でウォシュレットが使えるというのは見栄えも悪くなくていいですよね。
ちなみに電気がないので、お水を温めることはできず、ウォシュレットで出てくるのはお水です。そこだけが難点ですが、それは使ってみないとわからないことなので、ウォシュレット付き、と言うことはできます笑
こちらも、本体をネットで購入して管理会社さんに送り、設置を管理会社の方にお願いする形で設置するお部屋を増やしています。
モニター付きインターフォンとウォシュレットを2つともつけても4〜5万円ほどで済むと思いますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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