不動産投資を行うときは最初に物件を購入することになりますが、どんな物件を購入するのかということがその後のすべてを左右してしまうので慎重になる方が多いと思います。
これまでに中古区分マンションだけでなく地方のアパートなども複数投資してきたのですが、最近中古の区分マンションに投資を始めた理由について解説したいと思います。
中古の区分マンションはデメリットも多い
ネットを検索していても分かると思いますが中古区分マンションというのは投資対象としてはあまりうまみが大きい投資対象とは言えません。
「初めて不動産投資をするが、できれば投資先を増やしていって収益率を上げていきたい」という場合は地方の中古アパートや中古マンションを一棟買いする方がお勧めです。
新築には新築価格が上乗せされていますので中古の方が格段に価格が安くなります。
高い利回りを狙うのであれば中古物件の方がお得だというのは皆さんもご存知だと思います。
価格を見比べるとやはり新築に投資しようとはなかなか思いません。
価格が安いということは利回りも高いということですからね。
不動産事業規模を大きくするためにも地方の規模の大きい物件を購入するということを繰り返してきたのですが、
都心の中古区分マンションもまた違った魅力があるなと感じ始めている今日この頃です。
デメリットも多いものの、いくつかは中古区分マンションでも良いのではないかなと思うようになってきました。
都内の高級住宅街と呼ばれるエリアに中古の区分マンションを購入したのですが、なかなか良い投資だったのではないかと思っています。
地方のアパートやマンションに投資をしてきた上で中古区分マンションに投資を始めた理由をお話しします。
安く買うことができる
まず高級エリアの物件であっても、中古区分マンションだと思っているよりもかなり安く物件を購入することができるというのが魅力でした。
少し調べていただければわかることだと思うのですが、東京都心の高級エリアでもワンルームのマンションであればかなり安く売りに出されていることがしばしばあります。
もちろん物件を見つけるまでは毎日のようにポータルサイトを見てチェックする必要はありますが、前向きに検討していれば不動産業者も類似物件を提案してくれますし、掘り出し物が見つかったりするものです。
最近は新型コロナウイルスの影響もあって急にお金が必要になるというような人もこれからどんどん増えてくるでしょう。
そういった時こそいい物件と出会えるチャンスが高まると言えます。
なかなか都心の中古区分マンションだと利回りは期待できず、5%あれば良い方というイメージですが、指値交渉も頑張ってなんとか6%台にすることができました。
高級エリアの区分マンションでこれくらいの利回りがあればかなり良い方だと思います。
こんな良い場所の区分所有マンションがこんな価格で買えるのかと少し不思議な気持ちになりました。
自分が住みたいなと思えるようなエリアです。
関連記事:収益物件の利回りとは?どんな風に計算すればいいの?
すぐに物件を見に行ける
地方の物件に多く投資をしてきてので、やはり思い立ってすぐに物件を見に行ける距離に物件があるというのは大きなメリットだなと感じます。
「あそこどうなってたっけ?」と思ったらフラッと物件によることができる距離というのは本当に管理しやすいです。
もちろん管理は管理会社にお任せしますが、自分自身が思い立った時にすぐ物件を見に行くことができるというのは大きなメリットですね。
地方の物件も、「しっかり管理してもらえているかどうか」ということを確かめに物件を見に行ったりしますが
やはり地方だと年に1、2回程度になってしまいます。
そのために飛行機に乗って現地近くに泊まって、とするのはなかなか体力の要ることです。
もちろんそれを楽しんでやっているんですけどね。
近くに物件があると便利だなと改めて思ったのでした。
都心であれば空室リスクが低い
中古区分マンションへの投資でよく懸念されるのが空室リスクです。
一棟買いとは違って一つしかお部屋がないですから家賃収入が0か100かの世界になってしまいます。
ただこれはエリアを厳選すればクリアできる部分ではないかと思います。
10年先も需要があると思える場所を選びました。
関連記事:不動産投資におけるエリアの選び方について
都心であれば出口戦略も立てやすい
買うときだけのことではなく売る時のことも考えて購入しなくてはいけないのが不動産投資ですが、こちらもしっかりとエリアを限定すれば問題ないかなと思います。
流動性も高いですから出口戦略に困ることはあまりないでしょう。
関連記事:不動産投資の物件選びは目的から考えよう!
管理の手間が少ない
区分マンションだと専有部が少ないので管理の手間が少ないという良さがあります。
やはりアパートやマンションを一棟所有していると、共有部で大規模修繕が必要になったりするケースもありますし、
あちらのお部屋が片付いたらこちらのお部屋…みたいなこともよくあります。
そう考えると管理しやすいというメリットがあるでしょう。