不動産を売却したいと思った時はもちろん、賃貸経営を行っていく上で不動産の資産価値を高めるということはとても大切なことです。
不動産の資産価値が高まれば、それだけ魅力的な物件であるということですから、空室率も抑えることができるでしょう。
今回は不動産の資産価値を高めるためにどのような方法があるのかということについて解説していきたいと思います。
外観の第一印象を良くする
まずは建物の外観をきれいにして第一印象を良くするという方法です。
例えば外壁や外階段の塗装などを塗り直すなどすることによって第一印象が大きく変わります。
物件情報などを探すときに一番最初に目に入るのは建物の外観です。
なので建物の外観が綺麗かどうかというのは第一印象に大きくつながる部分だと言えるでしょう。
ただし外観のリフォームとなると足場を組んでの作業になるので予算もかなり大きくかかってくるものです。
簡単に決めて実行することができないリフォームではあるでしょう。
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清掃をきちんとする
区分所有などのマンションであれば少し話は違いますが、一棟買いをしている場合であれば共用部分の清掃などもしっかりとやる必要があります。
管理会社に管理を委託している場合はここら辺は依頼して行ってもらうような形になりますが、依頼をしたらきちんと対応してくれる管理会社を選んだ方が良いでしょう。
追加で依頼をする場合は別途料金を設定しているような管理会社もありますが、実はその方が仕事として依頼しやすいという面はあるかと思います。
清掃を依頼しているのになかなかやってもらえないみたいなこともよくあることですからね。
クロスの張り替え
クロスはお部屋の中の壁の壁紙のことですね。
最近はアクセントクロスと言ってお部屋の壁の一部分を色があるクロスに変えるといったリフォームが流行っています。
クロスの張替えはそこまで料金的に高くはなりませんので、例えば一面だけの張り替えであれば1〜2万円でできることが多いです。
それぐらいの値段でも印象が大きく変わりますし、ぐっとおしゃれさが増しますのでおすすめです。
入居を検討している人は必ずお部屋の中の写真もネットなどで見ますし、内見に来た時の印象も変わるでしょう。
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キッチンのリフォーム
特に女性をターゲットにしている物件なのであればキッチンもリフォームをすることで入居が決まりやすくなります。
キッチンを見て決めるという女性も多いですからね。
高いキッチンを入れることはできなくても、やはり色味を考えて塗り直しをしたり、シールでおしゃれな雰囲気に変えることができるような物もありますのでそういったリフォームを考えてみると良いでしょう。
キッチンだけクロスを変えるという方法もあります。
ウォシュレットの設置
トイレにウォシュレットが付いているかどうかということを重視する人も多いです。
どちらかと言うとこれは男性に多いような気がしますね。
ホームセンターで安いものだと2万円程度でウォシュレットは販売されており、工事費の相場は1万円程度です。
ただしトイレの中にコンセントがあるかどうか、止水栓に問題がないかどうかなどの条件で変わってくるので場合によっては5万円ほどかかる場合もあります。
また消防法の観点などからウォシュレットを設置することができない場合もありますので一度管理会社に聞いてみると良いでしょう。
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エアコンの設置
エアコンが最初から設定されているかどうかということも不動産の資産価値の一つに含まれます。
物件を決める上でエアコンがついているかどうかということを気にする季節もあるものです。
寒冷地ではストーブが含まれていることが当たり前というような地域もありますよね。
エリアによって考え方は様々ですのでそういったところも管理会社と相談しながら決めていくと良いと思います。
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モニター付きドアホンの設置
防犯面で考えた時にモニター付きのドアホンがついているというだけでかなり入居者からすると安心感があります。
モニター付きのドアホンはネットで1万円から2万円程度で購入することができますし、設置も簡単ですので、気軽にできる資産価値を高める方法としておすすめです。
特に女性をターゲットにしている物件の場合はこういった工夫があるだけで入居率に大きな違いが出てくるかと思います。
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間取りの変更
大がかりなリフォームで間取りを変更してしまうというのも一つの方法としてあります。
エリアによって求められる間取りというのが異なってくるので、そのエリアで需要がある間取りに変えてしまうという方法ですね。
もちろん費用は大きくかかってきますし、工事をしている間はダウンタイムになってしまいますので簡単に決められることではありませんが、
どうしても空室率が目立ってしまうような場合は検討してみても良いのではないでしょうか。
自動販売機やロッカーの設置
余った土地を使って自動販売機やロッカーなどを設置し、副収入を得るという方法もあります。
区分所有の場合はこのようなことはできませんが、所有している土地の中にデッドスペースがあるのであれば、検討してみても良いでしょう。
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